しっかりわかる新しい医療シリーズ腎機能が低下したときにすぐ読む本

[表紙]腎機能が低下したときにすぐ読む本

紙版発売

A5判/208ページ

定価1,738円(本体1,580円+税10%)

ISBN 978-4-7741-8690-0

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この本の概要

慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過する腎臓病のことです。患者は1,330万人,20歳以上の成人の8人に1人いると考えられる,新たな国民病ともいわれています。生活習慣病との関連も深く,誰もがかかる可能性のある病気です。本書は,その方々の指針となる,正しいCKDの知識と,生活における対策を易しく伝えるために企画しました。本書のウリは,メタボとの関係をしっかり詳しく解説すること,民間療法色を排し医学的にしっかりかつ平易に書いてあること,スマホアプリの使い方が解説してあること,データブックなど資料を豊富に掲載してあること,にあります。

勢いで増えている慢性腎臓病。本書は最新のガイドラインに沿って,その病気を治すための考え方をわかりやすく解説しました。個々の遺伝子や生活環境によって,病気の進み方,薬の効き方が変わってくるので,自分に最適なライフスタイルの改善や治療を,読者が発見できることを願っています。

著者プロフィール

塚本雄介(つかもとゆうすけ)

IMSグループ板橋中央総合病院副院長・腎臓内科部長
1976年北里大学医学部を卒業し5年間の内科臨床研修の後,米国ベイラー医科大学に4年間留学。1985年には透析患者に水道水やリン吸着薬が原因で毒性のあるアルミニウムが蓄積することを明らかにした研究で医学博士号取得。2000年に誰もが最新の腎臓病に関する知識を得られるように「腎臓ネット」を 立ち上げる。2004年からKDIGOの国際ガイドラインを作成して世界の腎臓病患者の予後を改善する事業に共感して参加し,2006年米国腎臓財団から国際貢献賞を受賞。2007年に「アジアCKD対策フォーラム」を立ち上げ,アジア全体でCKD対策を推進する人的ネットワークを形成し,現在に至る。