WEB+DB PRESS plusシリーズAndroidを支える技術〈Ⅱ〉
──真のマルチタスクに挑んだモバイルOSの心臓部

[表紙]Androidを支える技術〈Ⅱ〉──真のマルチタスクに挑んだモバイルOSの心臓部

紙版発売
電子版発売

A5判/288ページ

定価3,960円(本体3,600円+税10%)

ISBN 978-4-7741-8861-4

電子版

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この本の概要

Androidのインターナル解説書。
根底に流れるモバイルプラットフォームとしての哲学を丁寧に扱い,最新版(7,N/Nougat)までカバー。

第2巻となる本書では,Androidの核心「Activity」と「Activityのライフサイクル」に焦点を定め,システムの心臓部を徹底解説。

無数のアプリがインテントなどの仕組みを通じて協調できる環境をシステムが総力を挙げて支援する。
それは,モバイルOSのAndroidが選んだ道でした。

アプリのプロセスは,フォアグラウンドを退けば常にkillされ得る。
必要とされた時に半自動的に再生成される。
従来のアプリケーション開発とはまったく異なる画期的なメカニズムは,そのための切り札です。

また,小さな画面のモバイルにおける画面遷移のデザインの複雑さや重要性はPCやWebよりも遥かに高い。

この再生成と画面遷移という2つのモバイル特有の重要な問題を,統合してエレガントに解決しよう。
それが「Activity」です。

「Activityのライフサイクルを織り込んで,アプリの仕様,遷移のデザインを考えられるか」は,Android開発者としての最初の試金石です。

システムの設計思想を踏まえて,きびきびと動けるアプリをつくりたい。
そのような方々を強力にサポートする技術知識を集約してお届けします。

こんな方におすすめ

  • Androidらしいアプリについて知りたい方
  • Androidできびきび動く,ツーランク上のアプリ開発に挑戦したい方
  • モバイルにおける画面遷移の複雑さと重要性を理解して,モバイルアプリ開発に活かしたい方
  • モバイルプラットフォームの今を本格的に知りたい方
  • Androidのソースコードを読むことになった方
  • Androidをテクニカルな観点で押さえたいとお考えのマネージャの方

本書に関するお知らせ

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本書について
本書は,Androidの内部を解説する本です。
おわりに
「Activityのライフサイクルの解説を,Low Memory KillerやActivityManager Service,そしてActivityThreadまで含めてしっかりと解説したい!」
スマホの今と近い未来について考える―スマホとPCとの違いを中心に
2016年のスマホ(Smartphone)の出荷台数は,世界で14億7,000台を超えています。
第一線のソフトウェア開発を知るために ——『Androidを支える技術〈Ⅰ〉/〈Ⅱ〉』紹介に寄せて
『Androidを支える技術』が「新春座談会 このコンピュータ書がすごい!2018年版」にて紹介されました。その際,著者の有野和真氏にコメントをいただきました。

著者プロフィール

有野和真(ありのかずま)

新卒でガラケー向けのブラウザ会社に入り組み込み業界で働いた後,2005年にマイクロソフトディベロップメントに移り.NETのサーバーサイド分野であるSharePointの開発に従事。2009年からフリーランスになり,機械学習関連のプロジェクトやスパコンの独自GPGPU開発に携わる傍ら,Androidのお絵描きアプリ「LayerPaint」を共同開発。