フリーランス&個人事業主 いちばんラクする!経理のさばき方
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和田茂夫 著者
久保豊子 監修 - 定価
- 1,738円(本体1,580円+税10%)
- 発売日
- 2017.10.14
- 判型
- A5
- 頁数
- 208ページ
- ISBN
- 978-4-7741-9287-1
概要
「経理をじっくりやってる時間なんてない」「青色申告がいいらしいけど、やり方がわからない」……。メンドウで、どうしても後回しにしてしまいがちな経理。ですが、一度しくみができれば、フリーランス&個人事業主の方の経理は驚くほどシステマティックでスムーズなものになります。本書は、経理・決算を最小の労力で進めるしくみをつくり、気持ちよく確定申告に引き継ぐための本です。青色申告に対応。もちろん青色申告65万円控除もゲットできます。本書と読者特典の「帳簿Excelブック」を使って経理をさばきましょう!
こんな方にオススメ
- フリーランスで、経理をどうしたらいいか困っている方
- 経理処理に手間とお金をかけたくない方
- 自己流で白色申告している方
目次
巻頭マンガ 「フリーランス&個人事業主の経理とは?」
- 00 マンガの解説
PROLOGUE 経理をカンタンにさばく方法、あります
- 01 個人でも「経理」をしなくてはいけません
- 02 仕事で払ったお金はたいてい「経費」になります
- 03 おすすめは「青色申告」、絶対におトクです
- 04 それでは「青色申告者」になる方法って?
- 05 経理をカンタンに「さばく」ためのポイント
STEP 1 さあ、経理を始めましょう
- 06 まず、経理のさばき方の手順を押さえましょう
- 07 意外にカンタン、「正規の簿記」の考え方
- 08 「現金出納帳」「預金出納帳」をつくりましょう
- 09 あなたの「売上」はいつ計上する?
- 10 ここで必要になる「事業主借」と「事業主貸」
- 11 ポイントは「勘定科目」、いろいろな経費のさばき方
- 12 こんな「経費」も忘れずにチェック
STEP 2 帳簿、伝票、領収書のカンタンなさばき方
- 13 ポイントは経費の並び、現金出納帳などのつくり方
- 14 「経費帳」をつくりましょう
- 15 「売掛帳」「売上帳」をつくりましょう
- 16 領収書などのファイルをつくりましょう
- 17 「伝票」は何と何を用意する?
- 18 仕事用のサイフを分けましょう
STEP 3 「現金出納帳」に入力しましょう
- 19 現金の入出金はそのつど「現金出納帳」に入力
- 20 入力したら経費帳にコピー&貼り付けしましょう
- 21 ポイントは領収書。そのつどの「経費」のさばき方
- 22 領収書のない出費は「出金伝票」にメモ
- 23 現金の入金は「入金伝票」で記録
STEP 4 「預金出納帳」の入力と領収書などの整理
- 24 預金の入出金はときどき「預金出納帳」に入力
- 25 預金出納帳から「経費帳」にコピー&貼り付け
- 26 報酬の入金は「売掛帳」か「売上帳」にも記録
- 27 売掛金が入金していたら「売掛帳」にコピー&貼り付け
- 28 売上が入金していたら「売上帳」にコピー&貼り付け
- 29 いちばんカンタンな領収書保管のしかた
STEP 5 年に一度、「決算」をしましょう
- 30 決算はこの手順で進めます
- 31 帳簿を「締切り」ましょう
- 32 「仕訳帳」と「元帳」をつくりましょう
- 33 「特定勘定元帳」にまとめましょう
- 34 源泉徴収された分もまとめましょう
- 35 未払いの経費があったらここで計上
- 36 経費から「家事分」を除きましょう
- 37 「試算表」ができたら決算は終わったも同然
- 38 「貸借対照表」「損益計算書」をつくりましょう
STEP 6 始める前にこれだけはしておくこと
- 39 青色申告をするなら「所得税の青色申告承認申請書」
- 40 事業を始めるなら「個人事業の開業届出書」
- 41 家族に給与を払うなら「青色事業専従者給与に関する届出書」
EPILOGUE 「確定申告」をしましょう
- 42 確定申告、することはこんなこと
- 43 確定申告をした後にすること
- 44 フリーランス&個人事業主はこんな税金を納めます
プロフィール
和田茂夫
著者
1954年、埼玉県出身。明治大学文学部卒業。フリーランスのライター、書籍編集者。
出版社で書籍編集、パソコン誌編集などを経て、フリーランスとして独立、現在に至る。会社勤めの経験を活かしたビジネス仕事術、PCスキルが専門。著書に『仕事と人生がシンプルになる!手帳とノート魔法の活用術』(技術評論社)、『図解でわかるフィンテック いちばん最初に読む本』(アニモ出版)など多数。
自らもフリーランスとして経理で苦労しており、「なんとかしたい」「誰でもできる方法を見つけたい」と考えていた。本書では監修者の指導のもと、自ら青色申告の記帳に挑戦した経験を本にまとめている。
久保豊子
監修者
三重県出身。一橋大学商学部卒業(原価計算、管理会計専攻)。公認会計士、税理士。米国公認会計士試験合格。
大手監査法人、個人共同事務所を経て、久保公認会計士事務所を設立。公認会計士協会理事、文部科学省「教科用図書検定審議会」委員、大蔵省「新しい金融の流れをつくる懇談会」メンバーなどを歴任。現東京都審議会委員。
著書に『図解でわかる原価計算 いちばん最初に読む本』(アニモ出版)、『これだけは知っておきたい「会社の経理」の基本と常識』(フォレスト出版)など多数。難しい経理をやさしく説明する平易な語り口には定評がある。