例題で学ぶシリーズ例題で学ぶ
はじめての自動制御
2018年1月13日紙版発売
2018年1月13日電子版発売
臼田昭司 著
A5判/248ページ
定価2,398円(本体2,180円+税10%)
ISBN 978-4-7741-9495-0
書籍の概要
この本の概要
本書は3部構成になっています。第1部はフィードバック制御の基本からボード線図の作成方法,ボード線図に基づいた安定判別法について説明します。第2部は,自動制御についてもう少し深く勉強してみたいという方のために,一歩進めて“システム制御”という切り口で,伝達関数表現に必要不可欠なラプラス変換とその使い方,伝達関数表現と対象的な状態変数表現,根軌跡法の作図法について説明します。第3部は,自動制御の具体的な例としてPID制御の実習について取り上げます。
こんな方におすすめ
- 工学系の大学生
- 高専の学生
- その他再学習を希望する技術者
本書のサンプル
本書の一部ページを,PDFで確認することができます。
- サンプルPDFファイル(1,343KB)
目次
第1部 フィードバック制御
第1章 自動制御とフィードバック制御
- 1-1 自動制御とは何か
- 1-2 フィードバック制御とは何か
- 1-3 フィードバック制御と外乱
第2章 ブロック線図
- 2-1 ブロック線図の基本記号
- 2-2 プロック線図の等価変換
第3章 周波数伝達関数
- 3-1 周波数伝達関数の定義
- 3-2 比例要素
- 3-3 積分要素
- 3-4 微分要素
- 3-5 1次遅れ要素
- 3-6 2次遅れ要素
第4章 フィードバック制御系の応答
- 4-1 過渡応答
- 4-2 インディシャル応答
- 4-3 インパルス応答
- 4-4 周波数応答
第5章 ボード線図
- 5-1 ボード線図の基本
- 5-2 比例要素
- 5-3 積分要素
- 5-4 1次遅れ要素
- 5-5 2次遅れ要素
第6章 フィードバック制御系の安定判別
- 6-1 フィードバック制御系の安定判別法
- 6-2 ナイキストの安定判別法
- 6-3 ボード線図による安定判別法
第2部 システム制御
第7章 伝達関数表現とラプラス変換
- 7-1 伝達関数表現
- 7-2 ラプラス変換
- 7-3 R-C直列回路の過渡応答
- 7-4 R-C直列回路のラプラス変換
第8章 状態変数表現
- 8-1 状態変数表現の目的
- 8-2 状態方程式と出力方程式
- 8-3 電気系の2次遅れ要素
- 8-4 機械系の2次遅れ要素
- 8-5 状態変数線図
- 8-6 状態方程式の解
第9章 根軌跡法
- 9-1 根軌跡法の図的手法
- 9-2 根軌跡の作図法
第3部 制御の実習
第10章 PID制御の実習
- 10-1 フィードバック制御の特性補償
- 10-2 調節計とPID動作
- 10-3 温度自動制御学習キット
- 10-4 ON/OFF制御の実習
- 10-5 比例制御の実習
- 10-6 PI制御の実習
付録
- 付録A 差動増幅器
- 付録B ラウスの安定判別法
- 付録C 熱電対