Excelでここまでできる! 株式投資の分析&シミュレーション
[完全入門]
[完全入門]
2019年8月29日紙版発売
2019年8月29日電子版発売
藤本壱 著
A5判/304ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 978-4-297-10729-1
書籍の概要
この本の概要
Excel×株で,株式投資のレベルが上がります!投資に活かせるExcelの機能は,チャート作成機能だけではありません。知識と工夫次第で,できることはいくらでも広がります。テクニカル分析,ファンダメンタル分析はもちろん,投資計画や人生設計のプランニング,さらにバックテストによるシミュレーションも可能!読者特典として,Excel×株をより強力に,よりかんたんに自動化するプログラム=「株式投資アドイン」をご提供。ボタン一つでさまざまな機能が実現できるようになります。データやシミュレーションに裏づけられた株式投資を追究したい方のための本です。
☆☆読者特典☆☆
株式投資アドイン&サンプルファイル
【株式投資アドイン】
分析&シミュレーションを自動化・強力化するためのオリジナルプログラム
- 手作業では手間がかかる作業を簡略化できる
- 複数のテクニカル指標を組み合わせた株価チャートを柔軟に作成できる
- バックテスト機能で,過去の株価データを元にした売買シミュレーションもできる
【サンプルファイル】
内容理解と作業が進むサンプルのExcelファイル
- 本文中で紹介した事例のサンプルファイルをご提供
- 本を読みながら作業するのに便利
- 計算式やサンプルのデータがあらかじめ入力されているので,自分に合わせたシートを作りやすい
こんな方におすすめ
- 株式投資家
- 株式投資のバックテスト,テクニカル分析,ファンダメンタル分析などを自分でできるようになりたい方
- Excelを使ったロジカルな株式投資をしたい方
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
目次
- プロローグ
- Excelは株式投資の武器になる
- Excelを株式投資に活かそう
- 本書の構成
- 本書の想定読者
- 株式投資アドインとサンプルファイルのインストール
- 株式投資アドインのインストール
- サンプルファイルのダウンロード
第1章 投資計画にExcelを活かす
- 投資にも計画が必要な理由
- 無謀な投資は資産を減らす
- 長期的な計画と適切な投資
- 投資の計算の超・基本
- 利回りの考え方
- 利益を再投資する「複利」
- 複利を式で表す
- 一定額ずつ投資する「積み立て」
- 年金的に資金を引き出す「取り崩し」
- 財務関数で基本的なプランを考える
- お金にまつわる財務関数
- 将来の投資結果(将来価値)を求める---FV関数
- 現在に必要な投資額(現在価値)を逆算する---PV関数
- 積み立てや取り崩しの1回あたりの金額を求める---PMT関数
- 必要な利率を求める---RATE関数
- 投資に必要な期間を求める---NPER関数
- 関数を組み合わせてプランを考える
- 投資計画ワークシートを作る
- 式を使って計画の幅を広げる
- 投資計画ワークシートの作り方
- 複数のセルを一括して変更できるようにする
- ソルバーで投資計画の解を導き出す
- 条件をつけて投資計画を立てたい
- ソルバーのアドインを追加する
- ソルバーの基本例 ⇒ 毎年の積み立て額を求める
- ソルバーの応用例 ⇒ 変数を増やし制約条件をつける
- 投資計画と一緒に人生計画も立てる
- ライフイベント表とキャッシュフロー表
- ライフイベント表/キャッシュフロー表の作成手順
- キャッシュフロー表とソルバーを組み合わせる
第2章 テクニカル分析にExcelを活かす
- なぜExcelで作るのか
- 自由度の高いチャート作成
- 株価データの入手と注意事項
- テクニカル指標の計算
- 株価データを入手する
- 「株式投資メモ」からダウンロードする
- Yahoo!ファイナンス(VIP倶楽部)からダウンロードする
- HYPER SBIからダウンロードする
- 日足データの変換と,週足/月足データの作成
- 日足データの変換
- 週足/月足データの作成
- テクニカル指標を計算する
- 計算期間を指定するだけで計算できる指標の場合
- 計算方法が決まっている指標の場合
- ボリンジャーバンドの計算
- MACDの計算
- 複数のテクニカル指標の追加
- テクニカル指標の削除
- 指標の修正と再計算
- 複数のパラメータを連動させる
- チャートを作成する
- チャートのグループと株価チャートの作成
- 株価チャートにトレンド系指標を追加
- オシレータ系/出来高系指標の追加
- オシレータ系/出来高系指標のチャートに別の指標を追加
- 平均足チャートの作成
- 一目均衡表の作成
- チャートの表示期間の変更
- チャートの縦軸の目盛の調節
- チャートの再配置
- チャートの削除
- Excel標準の機能で行う操作
- チャートサイズの初期値の設定
- 株価データを追加する
- データ追加前の注意
- 1日分のデータを追加
- 複数の日のデータをまとめて追加
- 最新データに合わせてチャートを更新する
- 株式分割/併合があったときのデータの追加
- オリジナル指標「RROC」を使いこなす
- 線形回帰の考え方
- 線形回帰を利用した「RROC」
- RROCの特徴
- RROCでの売買タイミングの判断
第3章 売買のシミュレーション(バックテスト)にExcelを活かす
- 株式投資のバックテスト
- バックテストとは?
- 株式投資アドインのバックテスト機能
- バックテストの注意
- バックテストと信用取引
- 信用取引とは?
- 大きな買いができる空買い
- 株価下落局面で利益を得られる空売り
- 信用取引のバックテストもできる
- 指標の方向などを求める
- 指標の方向を判断する
- 指標の転換を判断する
- 指標のクロスを判断する
- 指標の範囲を判断する
- 売買の条件を決める
- IF関数の基本
- 売買条件用の列の追加
- 条件作成の例① ⇒ ゴールデンクロス/デッドクロスでの売買
- 条件作成の例② ⇒ 乖離率での手仕舞いを追加
- バックテストを行う
- バックテストの始め方
- バックテストの結果の見方(個々の売買の部分)
- バックテストの結果の見方(総合的な結果の部分)
- パラメータの最適値を探す
- パラメータの取り方を変えながらバックテストする
- パラメータを変化させる場合のバックテストの手順
- [ステップ1] ⇒ 2つの移動平均の計算期間の最適値を探す
- [ステップ2] ⇒ 乖離率の最適値を探す
- [ステップ3] ⇒ 損切りの最適値を探す
- レバレッジの効果を調べる
- 信用取引関係の設定
- レバレッジの威力
- レバレッジの効果があまり出ない場合
第4章 ファンダメンタル分析やスクリーニングにExcelを活かす
- 全銘柄の投資指標や株価データをダウンロードする
- 「決算プロ」から決算の情報をダウンロードする
- 「KABU+」から最新の情報をダウンロードする
- 「株価データ倉庫」から全銘柄の1日分の株価データをダウンロードする
- KABU+から株価データをダウンロードする
- 「GC HELLO TREND MASTER」で指標のデータも得る
- 複数のデータを組み合わせてExcelで分析する
- VLOOKUP関数でデータをまとめる
- 分析のための計算式を入力する
- 銘柄をスクリーニングする
- ピボットテーブルで銘柄のグループごとの傾向を分析する
- グループごとの傾向を知りたい場合がある
- 分析の元になるデータを集める
- 株価が上がった市場/業種を調べる
- 株価水準と上昇率の関係を調べる
- 分散投資のリスク軽減効果を調べる
- リターンとリスクを数学的に表す
- 2銘柄に分散投資したときのリターンとリスク
- 分析ツールのインストール
- 分散投資の期待リターンとリスクを求める
- 最適な投資割合を求める
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