Software Design plusシリーズ改訂 Hinemos統合管理[実践]入門
2019年11月14日紙版発売
2019年11月14日電子版発売
澤井健,倉田晃次,設楽貴洋,石崎智也,小泉界,阪田義浩,石黒淳 著
B5変形判/560ページ
定価4,180円(本体3,800円+税10%)
ISBN 978-4-297-11059-8
書籍の概要
この本の概要
金融機関などの採用実績が豊富な純国産オープンソース製品「Hinemos(ヒネモス)」の最新バージョン6.2の解説をさまざまな面から行います。開発者自ら書き下ろした本格解説書です。
こんな方におすすめ
- システムの管理,自動化などを実践されたい方
著者の一言
本書は,これからソフトウェアを使ってITシステムの運用管理を始めたい人や,Hinemosについて詳しく知りたい方を対象に執筆しています。
Hinemosの機能の紹介,簡単な使い方については公式ドキュメントに記載されていますが,より実践的に使うためには,Hinemosにおける設計の考え方,設定方法を理解していないと,なかなか使いこなすことができないと思います。そういったユーザのために,本書ではより具体的に,想定される事例に基づいて入力パラメータの例を記載し,ユーザ自ら手を動かして実際に利用できることを重視しました。
本書で扱うHinemosは,執筆時点の最新バージョンであるHinemos ver.6.2 です。Hinemos ver.6.2は,ver.6 シリーズを通して,同じベースアーキテクチャの元で機能拡張されたバージョンです。そのため,多くの機能はver.6 シリーズを通して利用できます。対象となる機能をすべて利用するには,Hinemosサブスクリプションが必要です。Hinemosサブスクリプションとは,エンタープライズシステムの運用管理にHinemosをご利用いただく際,ご活用いただけるソフトウェア・アップデート・トレーニング・サポートをまとめてご利用いただくことが可能となる権利です。エンタープライズ機能,クラウド管理・VM管理機能,ミッションクリティカル機能なども利用できます。本書は9部構成になっています。第1部では,統合運用管理ソフトウェアの重要性から,Hinemosの歴史,機能などの概要を説明します。第2部では,まずHinemosを体感してみよう,という方向けのセットアップ方法や,監視やジョブの基本的な使い方,Hinemosを扱うエンジニアや運用担当者が行う業務を解説します。第3部から第7部までは,Hinemosの個々の機能におけるユースケースや設定例を解説します。
特に順序はありませんが,第3 部を先に抑えておくと,他の部が読みやすいと思います。他の章・節へのリンクは適宜記載しているため,気になる機能の章・節からお読みいただいてけっこうです。第8部から第9部では,Hinemosの設計や運用を行うに当たっての,より本格的なノウハウを解説します。
執筆協力者
内山勇作 NTTデータ先端技術株式会社
南温夫 NTTデータ先端技術株式会社
杉本圭佑 NTTデータ先端技術株式会社
村井栄王 NTTデータ先端技術株式会社
岩上新之介 NTTデータ先端技術株式会社
北出壮 NTTデータ先端技術株式会社
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
目次
第1部 導入
第1章 統合運用管理ツールHinemosとは
第2部 スタートアップ
第2章 Hinemosスタートアップ
第3章 オペレータの運用イメージ
第4章 SEの設計の段取り
第3部 共通基本機能
第5章 共通基本機能の概要
第6章 リポジトリ
第7章 通知
第8章 カレンダ
第9章 ユーザ管理と権限管理
第4部 監視・性能
第10章 監視・性能の概要
第11章 死活監視
第12章 リソース状況の監視
第13章 ミドルウェアやプロセスの状態監視
第14章 システムログやメッセージの監視
第15章 高度な監視
第16章 監視のカスタマイズ
第17章 性能機能
第5部 収集・蓄積
第18章 収集・蓄積の概要
第19章 バイナリデータの収集
第20章 パケットキャプチャ
第21章 ビッグデータ基盤への連携
第6部 自動化
第22章 自動化の概要
第23章 構築の自動化
第24章 業務の自動化
第25章 運用の自動化
第7部 仮想化・クラウドの運用管理
第26章 仮想化・クラウド管理の概要
第27章 AWSの監視と運用自動化
第28章 Azureの監視と運用自動化
第29章 VMwareの監視と運用自動化
第30章 Hyper-Vの監視と運用自動化
第8部 本格的な運用
第31章 内部データベースのメンテナンスとバックアップ
第32章 ログファイルと監査証跡
第33章 セルフチェック機能
第34章 バージョン互換性とバージョンアップ
第35章 レポート報告
第36章 運用管理マネージャの可用性向上
第37章 運用管理マネージャの拡張
第9部 サイジングとチューニング
第38章 サイジング
第39章 チューニング
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