著者の一言

僕は、年に何回かパリコレクションやミラノコレクションなどのファッションショーを取材しに海外に行き、写真をインスタグラムに投稿しています。芸能活動をしているわけでも、メディアに出演して有名なわけでもありません。でも、僕のインスタグラムのフォロワー数は200万人を超えています。東京ドーム（収容人数55000人）で計算すると、約36個分です。有名なファッションショーはブランドからの招待状がないと観ることができませんが、フォロワー数が100万人を超えた頃から、老舗ブランドからも招待をいただけるようになりました。いったい、どういうことなのか。

僕は、インスタを活用していきたい方が真似できるように、自分のやり方をまとめてきました。その内容を集大成したのがこの本です。本書は、次のような構成になっています。

1着目では、インスタグラムを始める前に知っておいていただきたい考え方を、僕自身が実践したこととあわせて明かします。僕はインスタグラムを始める前の準備にほかの人より時間を割きました。僕は幼少期よりスポーツをやっているのですが、スポーツは基本とカラダ作りが鍵になるので、いつもの癖がインスタグラムにも出たのです。
2着目では、「インスタグラムの中で一番見られる箇所」であるアカウントや、投稿する写真で、自分らしさを表現するための考え方をお話しします。
3着目では、より多くの人に投稿を見つけてもらう秘訣を明かしています。「SNSだから毎日投稿しないといけない」と思っている方が僕のまわりにとても多かったのですが、じつはそんなことはありません。
4着目では、インスタグラムがより良くなるよう追求したことについてお話しします。
5着目では、100万人、200万人ものフォロワーに届けるための工夫、そして有名になることや仕事の考え方についてお話しします。

インスタグラム社によると、インスタグラムの月間のアクティブアカウントは2018年6月には世界で10億人、2019年3月には日本でも3300万人を突破。利用者はますます増加することが予測されています。利用者が増加すると、当然、個人でも企業でも、価値あるコンテンツを提供していくことが鍵になってくることでしょう。逆にいえば、価値あるコンテンツを提供できるようになれば、それが大きなチャンスにつながるのです。

僕は、インスタで人生が変わりました。
憧れのファッションブランドと仕事をすることができました。
家族に恩返しすることもできました。
失敗も多くありましたが、目標を達成することができました。

SNSのビッグウェイブが日本にも到来している今、本書で公開しているコツがあなたのお役に立てれば幸いです。