しくみ図解 通信設備が一番わかる
- 真江島光,坂林和重 著
- 定価
- 2,068円(本体1,880円+税10%)
- 発売日
- 2020.3.9
- 判型
- A5
- 頁数
- 176ページ
- ISBN
- 978-4-297-11175-5 978-4-297-11176-2
概要
情報技術には必要不可欠な基盤となる通信設備。主要な設備としては、電話、ローカル・エリア・ネットワークや光ファイバーケーブルに大別されます。ローカル・エリア・ネットワークは、一施設内程度の規模で用いられるコンピュータネットワークとして、一般家庭、企業のオフィスや研究所、工場などで広く使用されています。光ファイバーケーブルは、主に通信会社の幹線や企業への高速通信回線(ATMなど)の引込み線として使われてきましたが、近年は、光を信号として扱う情報通信分野で主に利用されています。本書は、通信設備のしくみや身近な応用例から、徹底的に通信設備の概念を理解しようとするものです。通信設備の概念をしっかりと捉えることで、通信設備の理解をより深めることができます。
こんな方にオススメ
- 電気通信設備関連の仕事に携わる人、電気通信設備工事担任者の資格取得を目指している方、電気・電子工学系の学生
目次
1章 通信設備とは
- 1 情報の伝達
- 2 通信技術の歴史
- 3 通信の形態
- 4 データ通信
- 5 暗号技術—暗号と鍵
- 6 暗号技術—共通鍵暗号方式
- 7 暗号技術—公開鍵暗号方式
- 8 暗号技術—公開鍵暗号の実装技術
- 9 ネットワークの概要
- 10 電話網
- 11 通信に使われる端末設備
- 12 総合デジタル通信の技術
- 13 情報セキュリティの技術
- 14 接続工事
2章 電話
- 1 電話交換機
- 2 電話機
- 3 ボタン電話主装置
- 4 電話線
- 5 PHS交換機
- 6 PHS基地局(アンテナ)
- 7 IP電話・IP系端末
3章 LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)
- 1 LANのしくみ
- 2 WAN
- 3 無線LAN
- 4 LAN配線
- 5 LANケーブル
- 6 ルータ機器
- 7 無停電電源装置(UPS)
- 8 ネットワーク機器
4章 光ファイバケーブル
- 1 光ファイバケーブルのしくみ
- 2 高速大容量化するデータ通信
- 3 ネットワークを繋ぐ幹線
- 4 さまざまな光ファイバケーブル
- 5 スプライスボックス
- 6 融着接続
- 7 コネクタ接続
- 8 配線試験・試験機
- 9 光ファイバケーブルの規格
- 10 光波長多重通信
- 11 光アクセスネットワーク
5章 情報セキュリティ
- 1 情報セキュリティの定義
- 2 電子認証技術
- 3 デジタル署名技術
- 4 ネットワークのセキュリティ
- 5 情報漏えい防止・アクセス権の設定
- 6 改ざん防止
- 7 電源対策
6章 EMC(電磁障害)対策
- 1 電磁ノイズとは
- 2 ノイズによる誤動作・故障
- 3 電磁環境両立性(EMC)
- 4 EMI(エミッション)対策
- 5 イミュニティ対策
- 6 電磁感受性(EMS:Electromagnetic Susceptibility)
- 7 フレームグランド(大地アース)
- 8 フィルタリング
- 9 シールディング
プロフィール
真江島光
1985 年3 月 東京工芸大学工学部(電子工学科)卒業
1985 年4 月 富士通株式会社 入社
2019 年2 月 富士通株式会社 退社
2019 年2 月 前嶋技術士事務所 設立
現在に至る。
坂林和重
東京電機大学、中央大学大学院を卒業
株式会社日産自動車入社、電気主任技術者などを歴任後、
株式会社日本技術サービス代表取締役
中大技術士会副会長、日本技術士会正会員