世界一わかりやすい教科書
世界一わかりやすい Photoshop 操作とデザインの教科書[改訂3版]
- 柘植ヒロポン,上原ゼンジ,吉田浩章,角田綾佳 著
- 定価
- 2,508円(本体2,280円+税10%)
- 発売日
- 2020.5.23
- 判型
- B5
- 頁数
- 288ページ
- ISBN
- 978-4-297-11317-9 978-4-297-11318-6
概要
デザインの仕事をしたい人にとって、必ず使いこなせるようになっておきたいツールがPhotoshopです。はじめて触る人でも、画面の名前やよく使うツールの操作方法といった基本の「き」から始めて、選択範囲、カラー、レイヤー、色調補正、切り抜きなどを順序だてて学習していきます。サンプルファイルをダウンロードして、紙面どおりに操作を実践できます。仕事の基礎となる技術をしっかり身に付けたいという人に、いちばん最初に選ぶ学習書としてぴったりの1冊です。初版より専門学校の教科書として愛用されているテキストの最新2020対応版です。
こんな方にオススメ
- Photoshopの使い方を勉強したい方
- アプリ操作の基礎からきちんと身につけたい方
目次
Lesson01:Photoshopという道具を知る
- 1-1 Photoshopの画面構成
- 1-2 パネルの操作
- 1-3 デジタル画像のしくみ
- 1-4 画像解像度、ドキュメントウィンドウのサイズ、カンバスサイズ
- 1-5 カラーモード
- 1-6 操作の履歴を管理する
- 1-7 ファイルの保存形式
- Q 練習問題
Lesson02:選択範囲をマスターする
- 2-1 選択範囲の基本テクニック
- 2-2 さまざまな選択の方法
- 2-3 選択範囲を調整する
- Q 練習問題
Lesson03:色の設定と描画の操作
- 3-1 色の設定
- 3-2 塗りつぶし
- 3-3 描画系ツールの操作
- 3-4 カラーの情報を読み取る
- Q 練習問題
Lesson04:レイヤーの操作
- 4-1 レイヤーとはなにか?
- 4-2 レイヤーの基本操作
- 4-3 レイヤー操作の実践
- 4-4 さまざまなレイヤーの機能
- Q 練習問題
Lesson05:文字とパス、シェイプ
- 5-1 文字の入力と編集
- 5-2 文字の変形
- 5-3 パスとシェイプ
- 5-4 パスの作成と編集
- 5-5 シェイプツールの使い方
- Q 練習問題
Lesson06:グラデーションとパターン
- 6-1 グラデーションの描画
- 6-2 グラデーションの編集と登録
- 6-3 パターンの描画
- 6-4 グラデーションで写真を補正する
- Q 練習問題
Lesson07:マスクと切り抜き
- 7-1 マスクとは
- 7-2 クイックマスク
- 7-3 アルファチャンネル
- 7-4 パスから選択範囲やマスクを作成する
- 7-5 レイヤーマスクによる切り抜き合成
- 7-6 グラデーション状のレイヤーマスクを利用する
- 7-7 調整レイヤーでのレイヤーマスクの利用
- Q 練習問題
Lesson08:フィルター
- 8-1 フィルターの基本操作
- 8-2 スマートフィルター
- 8-3 定番のフィルター
- 8-4 フィルターの効果
- Q 練習問題
Lesson09:よく使う作画の技法
- 9-1 レイヤースタイルでつくる表現
- 9-2 シャドウをつける
- 9-3 レイヤースタイルの組み合わせ
- 9-4 ブラシでつくる表現
- 9-5 ブラシとテクスチャを使った表現
- Q 練習問題
Lesson10:写真の色を補正する
- 10-1 明るさ・コントラストを調整する
- 10-2 レベル補正で階調を補う
- 10-3 トーンカーブで自由に調整する
- 10-4 シャドウ・ハイライトで階調を調整する
- 10-5 色相・彩度で色を調整する
- 10-6 レンズフィルターで色かぶりを補正する
- 10-7 カラーバランスで階調別に色かぶりを補正する
- 10-8 白黒でカラー画像をモノクロにする
- 10-9 Camera Rawフィルターで詳細な調整をする
- Q 練習問題
Lesson11:写真の修正・加工
- 11-1 ゴミや不要物を消す
- 11-2 被写体の位置をずらす
- 11-3 ノイズを軽減する
- 11-4 パースとレンズ描写の補正
- 11-5 ぶれの軽減
- 11-6 モノに反射をつける
- Q 練習問題
Lesson12:画像の合成
- 12-1 風景写真の空を入れ替える
- 12-2 被写体の背景をぼかす
- 12-3 2つの写真を合成する
- Q 練習問題
Lesson13:グラフィックデザインをつくる
- 13-1 グラフィックデザイン制作のポイント
- 13-2 写真をマスクする
- 13-3 ロゴをつくる
- 13-4 テクスチャを加える
- 13-5 テキストを入力する
- Q 練習問題
Lesson14:Webデザインをつくる
- 14-1 Webデザイン制作のポイント
- 14-2 ガイドレイアウトをつくる
- 14-3 フレームツールで画像を配置しよう
- 14-4 テキストをスタイルで管理する
- 14-5 キービジュアルをつくる
- 14-6 共通項目をパーツ化する
- 14-7 画像を書き出す
- Q 練習問題
Lesson15:媒体に合わせて出力する
- 15-1 色を合わせるために
- 15-2 カラーマネージメントの基本
- 15-3 カラーマネージメントの実践
- 15-4 メディア向けの処理
付録:Photoshop 2020主要ショートカットキー一覧
プロフィール
柘植ヒロポン
Lesson01、03、05、06、08
グラフィックデザイナー。横浜美術大学 美術学部 美術・デザイン学科 非常勤講師。デザイン関連の書籍の企画、レイアウト、執筆を多数手がける。近著に『やさしい配色の教科書』(エムディエヌコーポレーション)がある。
上原ゼンジ
Lesson02、04、15
実験写真家。色評価士。「宙玉レンズ」「手ぶれ増幅装置」などを考案。写真の可能性を追求している。また、カラーマネージメントに関する執筆や講演も多く行っている。著作に『改訂新版 写真の色補正・加工に強くなる~Photoshopレタッチ&カラーマネージメント101の知識と技』(技術評論社)、『こんな撮り方もあったんだ!アイディア写真術』(インプレスジャパン)など多数。
ホームページ:http://www.zenji.info/
吉田浩章
Lesson07、10、11、12
パソコン雑誌やDTP雑誌の編集に関わったのちフリーランスのライター、編集者に。実際のDTP作業における画像のハンドリングと、もともとの写真好きがきっかけでPhotoshopにのめり込む。Photoshop、デジタルカメラ、デジタルフォトなどについての記事を多く手がける。
角田綾佳
Lesson09、13、14
株式会社キテレツ デザイナー・イラストレーター。Web制作会社勤務を経て、2006年よりフリーランスとしてWebデザイン・イラスト制作を行う。イラスト制作のほとんどをIllustratorで行なっているためベジェが大好き。
Twitter:@spicagraph
著者の一言
Photoshopは画像を扱うアプリケーションソフトです。写真の加工、修正のほか、印刷物の制作やWeb制作、イラスト作成、映像などのコンテンツ制作など、クリエイティブな現場で広く活用されています。
Photoshop最新版の2020では、被写体を識別して自動選択してくれる「オブジェクト選択」ツールが搭載されました。また、iPad版Photoshopの登場で、データをクラウドドキュメントとして保存して、デバイス間でシームレスに作業することができるようになりました。
しかし、進化を重ねる反面、基本的な使い方を見落としていたり、いつも同じ機能しか使用していない方も多いのではないでしょうか。
本書は、さまざまなデザインの現場で使用することを前提に、共通してよく使う機能を選んだ15のLessonで構成しています。Lesson01から基本操作をしっかりマスターし、後半はその応用として、学んだ基本操作を組み合わせた作例で演習して実践力を身につけられるようになっています。また、Lessonの最後には1~2題の練習問題を設け、Lessonで学んだ内容を確認することができます。
ただ操作方法を摸倣するだけでなく、どういった目的のために、どのような機能を学んでいるのかという明確な意識を持って学習に取り組むことで、おのずとツールや機能の使い方が身につき、それを活用したデザインができるようになります。 いままで自己流でPhotoshopを操作してきた方や、Photoshopの初心者、苦手意識を持たれている方でも、一定スキルを習得できるように、わかりやすく丁寧に解説しています。
本書が「Photoshop使えます!」と、胸を張っていえる一助になることを心から願っております。(「はじめに」より)