WEB+DB PRESS plusシリーズステップアップUnity
──プロが教える現場の教科書

[表紙]ステップアップUnity ──プロが教える現場の教科書

紙版発売
電子版発売

B5判/256ページ

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 978-4-297-11927-0

電子版

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

現場の第一線で活躍するプロフェッショナルが,Unityによるゲーム作成のノウハウをまとめました。Part1で約70ページにわたってシンプルな3Dゲーム作成の基本を解説したのち,モバイルAR,UI実装,Editor拡張,負荷削減,絵作り,AIについてのノウハウを紹介します。どれも,ゲームを形にするだけでなく,製品レベルのものに仕上げるためには必須の知識です。各Partは独立しているので,気になる個所,知りたい個所から読み進められます。より効率的に,より高品質なゲーム作成に取り組みたい方にお勧めします。

こんな方におすすめ

  • Unityで製品レベルのゲームを作りたい方
  • より高品質なゲームを,より効率的に作りたい方

著者の一言

近年,Unityはゲーム開発ツールとしてポピュラーなものになっています。無料版でも充実した機能が扱え,対応プラットフォームも多く,おもな開発言語が比較的理解しやすいC# であることから,プロ・アマ問わず広く利用され,Unityで開発されたタイトルは市場でも非常に多いです。
そのため,多くのノウハウがネット上でも手に入ります。C# の基本的な知識さえあれば,記事を読んだりコミュニティへ質問したりすることで,簡単なゲームを形にすることもできるでしょう。
しかし,ゲームを形にするだけでなく,製品レベルのものに仕上げることを目指すとなると,メニューなどを充実させるUI 機能,ビジュアルの調整や動作の軽量化,コンテンツの量産効率を上げるエディタ拡張など,さまざまな周辺知識が必要になります。
本書では,Part1でシンプルな3D ゲーム,Part2で現在トレンドのAR を用いたゲームの作成について解説し,以降はゲーム開発・運営をしているエンジニアが現場で培った技術をPartごとにまとめています。また,最後にUnityにおけるAI についても解説します。Partごと完結する内容で,順を追って読み進める必要はないため,興味がある個所や,今必要な技術について記述してある個所からお読みいただける構成になっています。
ぜひ,本書を通じてより高度なUnityの扱いを学習し,高品質な製品開発を意識した効率的な開発をしていただけるようになれば幸いです。(「はじめに」より)

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。

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著者プロフィール

吉成祐人(よしなりゆうと)

Part1執筆
株式会社QualiArts
2013年株式会社サイバーエージェントに新卒入社。その後,株式会社QualiArtsにてUnityエンジニアとして複数のゲームの開発・運用に携わる。現在は,新規プロジェクトの開発に携わりつつ,ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)のエンジニアボードとして,事業部全体のエンジニアの新卒採用と若手育成および組織作りを行っている。
ホームページ:https://qiita.com/y-yoshinari


伏木秀樹(ふしきひでき)

Part2執筆
株式会社CyberHuman Productions
2013年株式会社サイバーエージェントに新卒入社。VR 系子会社にてVR 音楽ライブ配信システムの制作に携わる。2020年より株式会社CyberHuman Productionsにて,サッカー観戦の「スタジアムアプリ」における演出制作をメインで担当。その後,CG合成を用いたバーチャル撮影のシステム構築を担当。そのほか社外ハッカソンにて多数入賞,AR グラスアプリ制作など社内外でAR 案件に携わる。


御厨雄輝(みくりやゆうき)

Part3執筆
株式会社グレンジ
2013年株式会社サイバーエージェントに新卒入社。複数の新規ゲームのUI をメイン実装したのち,株式会社グレンジにて,「Kick-Flight」の開発に携わる。現在は,ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)にて新規ゲームを開発中。


木原康剛(きはらやすたか)

Part4執筆
株式会社ジークレスト
2017年株式会社ジークレストに中途入社。Unityエンジニアとして新規プロジェクトの開発に従事。女性向けゲームにおけるキャラクター表現の技術研究を目的とした組織「イケメンテックラボ」に所属し,キャラクターの魅力を引き出す,表現技術の研究を進めている。


川辺兼嗣(かわなべけんじ)

Part5執筆
株式会社グレンジ
2013年株式会社サイバーエージェントに新卒入社し,子会社の株式会社グレンジへ配属。「ポコロンダンジョンズ」のモックアップ制作から携わり,リードエンジニアとしてリリース・運用に携わる。その後,新規ゲームのUnityエンジニアとして15以上のモックアップを制作,「Kick-Flight」の開発に携わる。現在は,新規開発と運用を行いながら,より遊びやすいゲーム体験を追求している。
ホームページ:https://qiita.com/flankids


住田直樹(すみだなおき)

Part6執筆
株式会社QualiArts
2018年株式会社サイバーエージェントに新卒入社。その後,株式会社QualiArtsにて新規プロジェクトのUnityエンジニアとして開発に携わる。現在は,運用プロジェクトにUnityリードエンジニアとして従事。ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)全体のUnityの技術促進を目的とする横軸組織「SGE Unity」の責任者としても活動している。


田村和範(たむらかずのり)

「UnityにおけるAI」執筆
株式会社QualiArts
2015年株式会社サイバーエージェントに新卒入社。その後,株式会社QualiArtsにて複数のモバイルゲームの新規開発・運用に携わる。並行して,複数のプロジェクトで横断的に利用可能な内製UI フレームワークの開発にも従事。また,AI 技術にも興味を持ち,社内でのゲーム開発におけるAI活用を推進する活動も行っている。