Google Workspaceではじめるノーコード開発[活用]入門
――AppSheetによる現場で使えるアプリ開発と自動化
――
2022年2月5日紙版発売
2022年2月2日電子版発売
守屋利之 著,辻浩一,宮井拓也 監修
A5判/288ページ
定価2,948円(本体2,680円+税10%)
ISBN 978-4-297-12574-5
書籍の概要
この本の概要
ノーコード/ローコード開発ツールは「Glide」や「Bubble」といったWebアプリを簡単に作成できるものから,IT大手の「Google AppSheet」「Microsoft Power Apps」「Amazon Honeycode」といったものまで拡がっています。Google社は2020年にAppSheet社を買収し,Google Workspaceのサービスにノーコード開発ツールとして組み込みました。また,現在進行形で機能拡張し,さまざまなサービスと接続できるようになりました。本書は,ノーコード開発に興味のある方から実業務での利用を考える担当者を対象に,実務でも利用できるサンプルアプリを素早く構築しながら,AppSheetによる開発手順のほか,できること・できないことが学べるように構成しています。実業務で利用するためにはユーザ数などによってライセンスが必要ですが,本書で取り上げるアプリはすべて無料で構築して試すことができます。
こんな方におすすめ
- Google Workspace(旧G Suite)を導入している会社の方
- Google AppSheetに興味のある方
- ノーコード開発に興味のある方
- プロフィール
守屋利之(もりやとしゆき)
1961年生。コールセンターアウトソーサーのシステム部門に在籍し,20年以上,音声系システムやCRM システムの開発・保守運用に携わる。その後大手TV通販会社のシステム部門に勤務し,音声系システムと受注システムの保守運用,新音声系システムの導入を担当。またその間タイのTV通販子会社へ5年間出向し,ほぼ一人情シスとして社内のすべてのシステムの構築・保守運用を行うこととなり,微笑みの国で地獄を経験する。2021年に定年退職し,現在はシステム関連の執筆活動や趣味のDIYにいそしむ。
辻浩一(つじこういち)
1974年生。新卒から長く大手海運会社に勤務。2017年に退職後,Vendola Solutions LLCを立ち上げアプリ開発を含むデータの効率的な管理を支援すべくコンサルティング活動を続ける中,AppSheetと出会う。AppSheetの黎明期からオフィシャルパートナーに。「AppSheetに不可能はない」がモットー。プログラミング関係の実務経験がない「市民開発者の代表」を自負し,無限の可能性を秘めたAppSheetの普及活動に邁進し,「No-Codeで出来ること」の限界突破に挑戦中。
宮井拓也(みやいたくや)
1975年生。Web制作会社,パッケージベンダーを経て,Salesforceインテグレーターにて長く業務システムの開発に従事。AppSheetによってノーコード開発の革命が起きると直感したことから,2021年よりVendola Solutionsに参画。地方在住歴も長いため,中堅中小企業でのシステム化推進の壁の高さを認識しており,AppSheetとGoogle Workspaceを活用したワクワクするDXを日本全国に広めるべく鋭意活動中。
Vendola Solutions LLC
GoogleによるAppSheetの買収以前より同社のオフィシャルパートナーとして,AppSheetによるアプリ開発,導入支援といったフルサービスを提供。2022年よりGoogleのパートナー資格を取得し,さらなるAppSheetの普及を目指し,その一環としてAppSheetの学習サイトとコミュニティーサポートを提供する「AppSheet DOJO」(https://www.appsheetdojo.com/)を立ち上げ運営中。AppSheetに関わる「正しい情報」の発信とアプリ開発の主体となる市民開発者様支援を今後も強化していく。
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- ノーコードでどこまでできるか?
- ノーコード(=プログラミングなし)でどこまでできるのでしょうか?
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
目次
Chapter 1 Google AppSheetの基本&Workspaceとの連携を押えよう
~AppSheetの仕組みと利用するイメージ
- 1-1 Google Workspaceとは
- 1-2 AppSheetとは
- 1-3 AppSheetの仕組み
- 1-4 Google Workspaceとの連携
- Column AppSheet有償ライセンスのプラン
Chapter 2 AppSheetアプリ開発の環境を準備しよう
~GoogleアカウントでAppSheetにサインイン
- 2-1 Googleアカウント(Gmail)を作成する
- 2-2 AppSheetにサインインする
- Column Expressionの入力・記載時の注意事項
Chapter 3 [社員名簿アプリ①]開発の流れを理解しよう
~データを準備してアプリを自動生成
- 3-1 データを準備する
- 3-2 AppSheetにスプレッドシートを読み込む
- 3-3 AppSheet開発ツール(AppSheet Editor)
- 3-4 AppSheetが自動作成したアプリを見てみる
- Column Googleスプレッドシートの制限
Chapter 4 [社員名簿アプリ②]アプリを完成させよう
~テーブル/View/Actionを設定してスマホで動作確認
- 4-1 社員名簿アプリの要件定義
- 4-2 テーブルを操作する
- 4-3 Viewを操作する
- 4-4 Actionを操作する
- 4-5 スマホでアプリを動かしてみる
- 4-6 アイコン(ロゴ)とアプリ名を変更する
- Column デプロイするとどうなるのか?
Chapter 5 [カンバン式問い合わせ管理アプリ①]データを準備しよう
~アプリの要件とGoogleフォームの作成
- 5-1 アプリのイメージを理解する
- 5-2 Googleフォームで問い合わせ受付フォームを作る
- 5-3 AppSheetアプリ用のデータを準備する
- 5-4 AppSheetからスプレッドシートを読み込む
- Column カラムを追加したらリジェネレートする
Chapter 6 [カンバン式問い合わせ管理アプリ②]細かく設定していこう
~テーブルのカスタマイズとAction/Sliceの作成
- 6-1 社員名簿テーブル
- 6-2 問い合わせテーブル
- 6-3 対応内容テーブル
- 6-4 Actionを作成する
- 6-5 Sliceを作成する
- Column ドロップダウンの作り方
- Column [is a part of]のオン/オフの違い
Chapter 7 [カンバン式問い合わせ管理アプリ③]カンバン式に表示しよう
~3つのViewを合成
- 7-1 Viewの作成方針
- 7-2 未対応の問い合わせView
- 7-3 対応中の問い合わせView
- 7-4 対応完了の問い合わせView
- 7-5 問い合わせView(カンバン式)
- 7-6 新規問い合わせView
- 7-7 動作確認
Chapter 8 [休暇申請アプリ①]データを準備しよう
~アプリの要件とデータの読み込み
- 8-1 アプリのイメージを理解する
- 8-2 AppSheetアプリ用のデータを準備する
- 8-3 AppSheetにスプレッドシートを読み込む
Chapter 9 [休暇申請アプリ②]細かく設定していこう
~テーブルのカスタマイズとAction/Sliceの作成
- 9-1 社員名簿テーブル
- 9-2 有給休暇マスタテーブル
- 9-3 休暇申請テーブル
- 9-4 有給休暇マスタを仕上げる
- 9-5 Actionを作成する
- 9-6 Sliceを作成する
Chapter 10 [休暇申請アプリ③]自動化処理を組み込もう
~Viewの作成とBOTによるメール送信の自動化
- 10-1 作成するView
- 10-2 My有休情報View
- 10-3 My申請状況View
- 10-4 My申請受付View
- 10-5 My部下有休情報View
- 10-6 休暇申請View
- 10-7 全有給休暇申請View
- 10-8 有給休暇マスタView
- 10-9 My申請受付_Detail View
- 10-10 BOTでメール通知機能を実装する
- Column 関数一覧
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