書籍概要

Google Workspaceではじめるノーコード開発[活用]入門
――AppSheetによる現場で使えるアプリ開発と自動化

著者
発売日
更新日

概要

ノーコード/ローコード開発ツールは「Glide」や「Bubble」といったWebアプリを簡単に作成できるものから,IT大手の「Google AppSheet」「Microsoft Power Apps」「Amazon Honeycode」といったものまで拡がっています。Google社は2020年にAppSheet社を買収し,Google Workspaceのサービスにノーコード開発ツールとして組み込みました。また,現在進行形で機能拡張し,さまざまなサービスと接続できるようになりました。本書は,ノーコード開発に興味のある方から実業務での利用を考える担当者を対象に,実務でも利用できるサンプルアプリを素早く構築しながら,AppSheetによる開発手順のほか,できること・できないことが学べるように構成しています。実業務で利用するためにはユーザ数などによってライセンスが必要ですが,本書で取り上げるアプリはすべて無料で構築して試すことができます。

こんな方におすすめ

  • Google Workspace(旧G Suite)を導入している会社の方
  • Google AppSheetに興味のある方
  • ノーコード開発に興味のある方

サンプル

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目次

Chapter 1 Google AppSheetの基本&Workspaceとの連携を押えよう
~AppSheetの仕組みと利用するイメージ

  • 1-1 Google Workspaceとは
  • 1-2 AppSheetとは
  • 1-3 AppSheetの仕組み
  • 1-4 Google Workspaceとの連携
  • Column AppSheet有償ライセンスのプラン

Chapter 2 AppSheetアプリ開発の環境を準備しよう
~GoogleアカウントでAppSheetにサインイン

  • 2-1 Googleアカウント(Gmail)を作成する
  • 2-2 AppSheetにサインインする
  • Column Expressionの入力・記載時の注意事項

Chapter 3 [社員名簿アプリ①]開発の流れを理解しよう
~データを準備してアプリを自動生成

  • 3-1 データを準備する
  • 3-2 AppSheetにスプレッドシートを読み込む
  • 3-3 AppSheet開発ツール(AppSheet Editor)
  • 3-4 AppSheetが自動作成したアプリを見てみる
  • Column Googleスプレッドシートの制限

Chapter 4 [社員名簿アプリ②]アプリを完成させよう
~テーブル/View/Actionを設定してスマホで動作確認

  • 4-1 社員名簿アプリの要件定義
  • 4-2 テーブルを操作する
  • 4-3 Viewを操作する
  • 4-4 Actionを操作する
  • 4-5 スマホでアプリを動かしてみる
  • 4-6 アイコン(ロゴ)とアプリ名を変更する
  • Column デプロイするとどうなるのか?

Chapter 5 [カンバン式問い合わせ管理アプリ①]データを準備しよう
~アプリの要件とGoogleフォームの作成

  • 5-1 アプリのイメージを理解する
  • 5-2 Googleフォームで問い合わせ受付フォームを作る
  • 5-3 AppSheetアプリ用のデータを準備する
  • 5-4 AppSheetからスプレッドシートを読み込む
  • Column カラムを追加したらリジェネレートする

Chapter 6 [カンバン式問い合わせ管理アプリ②]細かく設定していこう
~テーブルのカスタマイズとAction/Sliceの作成

  • 6-1 社員名簿テーブル
  • 6-2 問い合わせテーブル
  • 6-3 対応内容テーブル
  • 6-4 Actionを作成する
  • 6-5 Sliceを作成する
  • Column ドロップダウンの作り方
  • Column [is a part of]のオン/オフの違い

Chapter 7 [カンバン式問い合わせ管理アプリ③]カンバン式に表示しよう
~3つのViewを合成

  • 7-1 Viewの作成方針
  • 7-2 未対応の問い合わせView
  • 7-3 対応中の問い合わせView
  • 7-4 対応完了の問い合わせView
  • 7-5 問い合わせView(カンバン式)
  • 7-6 新規問い合わせView
  • 7-7 動作確認

Chapter 8 [休暇申請アプリ①]データを準備しよう
~アプリの要件とデータの読み込み

  • 8-1 アプリのイメージを理解する
  • 8-2 AppSheetアプリ用のデータを準備する
  • 8-3 AppSheetにスプレッドシートを読み込む

Chapter 9 [休暇申請アプリ②]細かく設定していこう
~テーブルのカスタマイズとAction/Sliceの作成

  • 9-1 社員名簿テーブル
  • 9-2 有給休暇マスタテーブル
  • 9-3 休暇申請テーブル
  • 9-4 有給休暇マスタを仕上げる
  • 9-5 Actionを作成する
  • 9-6 Sliceを作成する

Chapter 10 [休暇申請アプリ③]自動化処理を組み込もう
~Viewの作成とBOTによるメール送信の自動化

  • 10-1 作成するView
  • 10-2 My有休情報View
  • 10-3 My申請状況View
  • 10-4 My申請受付View
  • 10-5 My部下有休情報View
  • 10-6 休暇申請View
  • 10-7 全有給休暇申請View
  • 10-8 有給休暇マスタView
  • 10-9 My申請受付_Detail View
  • 10-10 BOTでメール通知機能を実装する
  • Column 関数一覧

サポート

ダウンロード

サンプルデータと特別記事のダウンロードについて

(2022年1月28日更新)

本書では以下のデータをダウンロードできます。
圧縮ファイルをダウンロードしていただき,適宜解凍してご利用ください。

  • サンプルデータ AppSheetBook_20220128.zip(約14MB)
    本書のアプリ開発で利用するサンプルデータと顔写真データです。利用方法は本書P.37などをご確認ください。
  • 特別記事 ExtraIssue.zip(約6MB)
    QRコード読み取りと位置情報の取得、Googleマップとの連携機能を使った「入退場記録アプリ」の作り方を解説しています。
  • ダウンロード
    AppSheetBook_20220128.zip
    ExtraIssue.zip

    補足情報

    本書で作成したアプリのポートフォリオについて

    (2022年2月1日更新)

    次のWebサイトからアプリを複製や閲覧することができます。

    各アプリアイコンをクリックすると[Copy and Customize]と[Look under the hood]ボタンがあります。
    [Copy and Customize]は,自身のAppSheetのアカウントにサンプルアプリをデータも含めて複製できます。
    [Look under the hood]はサンプルアプリの編集画面(App Editor)に閲覧モードで入り,どのように設定されているか確認できます。

    portfolio

    正誤表

    本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

    (2022年3月25日最終更新)

    P.229:図9-40の[Set these columns]

    ステータス="却下"
    ステータス="却下"
    承認日=""

    P.230:図9-41の[Set these columns]

    ステータス="却下"
    ステータス="却下"
    承認日=""

    P.273:図10-35の[Table name]

    有給休暇マスタ
    休暇申請

    (以下2022年2月15日更新)

    P.72 本文1行目

    「カナ氏名」で昇順にソート
    社員番号」で昇順にソート

    P.78 本文 下から2行目

    Sysmte Actionの中の
    System Actionの中の

    P.116 本文1行目

    [View Table]をクリックします。
    [View Columns]をクリックします。

    P.117 本文2行目

    [View Table]をクリックします。
    [View Columns]をクリックします。

    P.176,P.177,P.199

    「承認者」はP.215でVirtual ColumnとDe-reference expressionを利用して取得するため不要です。
    すでに追加された場合は,休暇申請テーブルのカラム設定画面で[Regenerate Structure]削除してください。

    P.281 EWOMONTH関数の説明

    その日付が属する月の末日(日付)を返します。
    その日付が属する月の平日(月~金曜日)の末日(日付)を返します。

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