Excel仕事のはじめ方 入社1年目からの必須スキルが1冊でわかる

[表紙]Excel仕事のはじめ方 入社1年目からの必須スキルが1冊でわかる

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電子版発売

A5判/304ページ

定価1,760円(本体1,600円+税10%)

ISBN 978-4-297-14124-0

電子版

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書籍の概要

この本の概要

仕事の必須アプリと言えばExcel。万能と言ってもいいくらい,なんでもできるツールです。では,「エクセル達人」になれば「仕事がデキルひと」となるのでしょうか。

実は,仕事で必要なExcelスキルはそんなに多くありません。一般的な業務で,例えば,統計分析の機能を駆使する場面はほとんどありません。

一方で,見やすい表の作りかたや,データの整理のしかたは知っておくべきですが,ちょっとしたコツさえ分かれば,簡単にできてしまいます。そして,そんなスキルこそが誰にでも求められるのです。

「エクセル達人」を目指す必要はありません。肩の力を抜いて,効率的に学習をスタートしましょう。

こんな方におすすめ

  • Excelを仕事で使いはじめた入社1年目のビジネスパーソン
  • Excel入門者

本書のサンプル

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目次

1章 Excelの使い道と基本操作

1-1 Excelで何ができるのか

  • その1:表やグラフを作って情報を整理できる
  • その2:「数式」を使って「自動計算」のしくみが作成できる
  • その3:「データベース」を作って「分析や判断」の材料にする

1-2 表やデータの基本単位は「セル」

  • セル単位でデータや数式,書式を管理
  • セル範囲を選択して,まとめて値や書式を設定
  • 入力したデータを消去する

1-3 たったこれだけ! 計算式を作成する基本

  • 計算式は「=」からはじめる
  • セルに入力しておいた内容の「参照」とは?
  • 「参照セル」を変更する
  • 絶対参照と相対参照
  • 数式をまとめて入力する方法

1-4 なぜExcelの機能は「リボン」で整理されている?

  • リボンは機能ごとにタブで整理されている
  • 試して理解するリボンの機能
  • 「右クリック」の使いどころ

1-5 ブックの保存と作業の再開

  • ブックの役割と作成方法
  • ブックを保存する
  • 保存したブックを開く
  • クラウド保存とローカル保存の違いとは?

2章 見やすくて使いやすい表を作るテクニック

2-1 見やすい表ってどんな表?

  • 表の見やすさは「ルール」と「慣れ」で決まる
  • 最初にルールを決めておく
  • [テーブル]機能を軸にルールを作成する

2-2 表を「見やすくする」5つのポイント

  1. フォントで整理する
  2. 余白で整理する
  3. 端揃えで整理する
  4. 色で整理する
  5. 線を引いて整理する

2-3 表を「使いやすくする」5つのポイント

  1. 罫線やフォントの色に意味を持たせる
  2. 積算と明細の表示を切り替える
  3. 見出しを固定する
  4. 「インデント」と「名前」でジャンプ移動できるようにする
  5. 「条件付き書式」で注目セルに着色する

2-4 使いにくい表を作成しないように注意!

  • セルの結合には要注意
  • 方眼紙スタイルには要注意
  • 表の下側に余白がないスタイルには要注意
  • 図形を利用した整形には要注意
  • 1枚のシートで済まそうとする表には要注意

3章 計算は必ずExcelにやらせる

3-1 関数はExcel最大の便利機能

  • 難しくない関数のしくみ
  • 「計算方法」と「計算に使うデータ」に分けるのがコツ
  • 分類ごとに「定番の関数」を決めておくのがお勧め

3-2 計算に使う定番の関数と基本的なしくみ

  • 絶対に覚えたいSUMとたった4つの関数
  • 知っておきたい引数のルール
  • ややこしいセル参照を「名前」で整理する

3-3 関数はグループ分けにも使える

  • ○か×かも関数でグループ分け
  • 条件に応じて表示する値や計算を切り替えるIF関数
  • 条件に合うもののみを集計する
  • 表から検索をするための関数

3-4 関数は表をきれいに保つためにも使える

  • 関数とエラー値の関係
  • [関数の挿入]ボタンで引数をダイアログから入力可能

4章 入力が加速するショートカット

4-1 なぜ最初にすばやく入力する方法を覚えるのか

  • 「作成速度」に差が出る
  • 「作成の楽しさ」に差が出る
  • 「正確さ」に差が出る
  • 「思考のロス」に差が出る

4-2 データ入力にはすばやい選択が必要

  • [Ctrl]+[A]キーでできるいろいろな一括選択
  • [Ctrl]+[Shift]+矢印キーで行・列を選択する
  • 「隣の列」「下の行」を選択/入力するためのテクニック
  • [ジャンプ]機能で確認して戻る

4-3 セルにまとめてデータを入力する便利技はこれ

  • まずは「オートフィル」を覚える
  • 「絶対参照」と「相対参照」を使いこなす
  • [Ctrl]+[Enter]キーという強力な入力方法
  • [Shift]キーと[Ctrl]キーで範囲選択してから入力

4-4 コピーを制すればデータや式の再利用がはかどる

  • [Ctrl]+[C]キーからの[Ctrl]+[V]キーでコピー&ペースト
  • 「値」と「式」の貼り付けルール
  • 書式がいらない場合は「形式を選択して貼り付け」
  • 「貼り付けオプション」でセル幅もコピーする
  • フィルターされている内容をコピーするには?
  • 知っておきたいコピーの「事故」

4-5 [Alt]スタートでキーボード操作を加速させる

  • [Alt]キーは機能選択の開始ボタン
  • [Tab]・[Shift]・[Enter]・[Esc]・矢印キーの役目

4-6 どんなときでも頼りになるふたつのショートカットキー

  • [Ctrl]+[S]キーで「上書き保存」のクセをつける
  • ミスしたときは[Ctrl]+[Z]キーでもとに戻す

5章 「ワークシート」で表を上手に管理する

5-1 「ワーク」シートは「作業用」シート

  • 最初から本番用の表を作る必要はない
  • シート1枚にすべてを詰め込まない
  • 目的のシートを表示させるテクニック

5-2 シートはすばやく快適に整理する

  • 新規シートの追加と削除
  • シートの名前の変更方法
  • シートをまとめて移動やコピー

5-3 シートの順番にもルールを作る

  • 計算する順番に並べるのが基本
  • シートのタブと色を使って「しおり」を作る
  • プレゼンや集計データなら「結果」が先頭もアリ

6章 表の印刷・配布に使えるテクニック

6-1 表の印刷や,PDFに出力する方法

  • 計算しなくていい場合は出力する
  • 出力したい範囲は指定できる
  • 余白の設定方法
  • 指定サイズに収めたい場合は倍率を設定
  • 複数ページにわたる表はヘッダーとフッターをつける
  • 改ページの位置は変更できる
  • 複数シートをまとめて印刷
  • Excelの画面がほしい場合はスクリーンショットをとる

6-2 押さえておきたいシートの保護機能

  • 保護するセルと扱えるセルの作り方
  • 保護のかけ方と解除方法
  • お勧めできない「シートの非表示」機能

7章 データベースの基本ルールと作り方

7-1 「データベース」で可能になる集計・分析とは?

  • 「データベース」とはたくさんのデータをまとめたもの
  • 「テーブル形式」で便利に使える機能とは?
  • 「テーブル形式」にするためのルール
  • 「テーブル形式」に作り替える方法

7-2 「テーブル機能」でExcelにデータベースを作らせる

  • 「テーブル」の作成方法
  • 「テーブル」のおせっかい機能を解除する
  • 「テーブル」で加速するデータ入力
  • テーブル名や列名で数式が作成できる

7-3 大量のデータを扱うときはルールを決めておく

  • 計算が楽なテーブル形式にどう持っていくのかを考える
  • データの「クレンジング」で分析精度を高める
  • 重複データは削除する?

8章 データベースからの検索と抽出

8-1 目的のデータを見つけるための4つの手段

  • 「並べ替え」機能で注目したいデータを整理
  • 「フィルター」機能で注目したいデータのみを抽出
  • 「検索」機能で個別のセルを走査
  • 「条件付き書式」で目的のデータをハイライト表示

8-2 「並べ替え」のコツと注意点

  • 複数列で並べ替えの設定もできる
  • 「見出し」と「ふりがな」に注意
  • 作業列を用意するというテクニック

8-3 「フィルター」のコツと注意点

  • フィルターのオプションをうまく使おう
  • スライサーでお手軽に抽出結果を切り替えよう
  • フィルターと相性抜群! 知っておきたいAGGREGATE関数

8-4 「検索」のコツと注意点

  • 検索の詳細オプションをうまく利用しよう
  • 数式も検索できることを利用したテクニック
  • あいまい検索というテクニック

8-5 「条件付き書式」のコツと注意点

  • 条件付き書式の編集を活用しよう
  • 条件式作成のコツ
  • 関数を使った条件式を作ってみよう

9章 グラフの見せ方と作り方

9-1 データの傾向を分かりやすくするにはグラフを使う

  • グラフは伝えたいことを伝える味方
  • グラフの作成方法
  • どこをどうすればいい? グラフの編集方法

9-2 見やすいグラフを作成する3つのポイント

  • 余白を多く,文字は大きく
  • テキストボックスで単位などの情報を追記
  • 主役のデータを映えさせるには,色づかいと線種を工夫する

9-3 注目したい項目によってグラフの種類を選ぼう

  • グラフは種類によって得意な項目がある
  • 値を見比べるなら棒グラフ
  • 推移を把握したいなら折れ線グラフ
  • 割合を見たいなら円グラフ
  • 割合の推移を把握したい場合は100%積み上げ棒グラフ
  • 関連性を知りたい場合は散布図&近似曲線
  • どのグラフでも有効な,軸の設定

10章 Excelの機能をもっと使い倒す

10-1 データベース作成で頼りになるPower Query

  • Power Queryで,データの加工・編集が楽になる
  • ブック内の散らばったデータをひとまとめにする
  • ブック内のデータをシートに分割する

10-2 複数要素で分析・集計したいならピボットテーブル

  • ピボットテーブルの使い方
  • ふたつ以上の要素の組み合わせ結果が分かる「クロス集計」
  • ピボットテーブルの見た目の変更

10-3 マクロ機能でExcelを自動化

  • Excelの操作を自動化できる「マクロ」機能
  • 試して理解するマクロ
  • 自分の操作をマクロとして記録・実行
  • マクロの確認・編集方法
  • マクロを含むブックの保存方法と注意点
  • 索引&ショートカット集

著者プロフィール

古川順平(ふるかわじゅんぺい)

富士山麓でExcelを扱う案件中心に活動するテクニカルライター兼インストラクター。

著書に『ExcelVBA[完全]入門』『Excel マクロ&VBA やさしい教科書』『社会人10年目のビジネス学び直し 仕事効率化&自動化のための Excel関数虎の巻』等,共著・協力に『Excel VBAコードレシピ集』『スラスラ読める ExcelVBAふりがなプログラミング』等。

趣味は散歩とサウナ巡り後の地ビール。