【改訂新版】C言語ではじめるRaspberry Pi徹底入門

[表紙]【改訂新版】C言語ではじめるRaspberry Pi徹底入門

紙版発売

B5変形判/400ページ

定価3,520円(本体3,200円+税10%)

ISBN 978-4-297-14647-4

電子版

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書籍の概要

この本の概要

国内の理工系教育現場におけるプログラミング導入教育では,現在でもC言語が多く採用されています。また,組込み系の開発現場でもC言語は現役です。本書は,そのような環境に身をおく人のための,Raspberry Piによる電子工作の解説書です。OSやプログラム開発環境のセットアップからGPIO,カメラモジュールなどの制御方法,さらにラインをトレースして自走するロボットの開発まで,電子工作に必要なポイントをやさしく説明しています。必要なパーツの入手方法も紹介しており,自作しながら読み進められます。Raspberry Pi 5に対応。

こんな方におすすめ

  • C言語で電子工作をしたい人
  • C言語によるRaspberry Piの制御方法を知りたい人

本書のサンプル

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目次

Chapter 1 Raspberry Piの概要

  • 1.1 Raspberry Pi誕生の背景
  • 1.2 Raspberry Piでできること
  • 1.3 Raspberry Piのラインアップ
  • 1.4 Raspberry Piの各部の名称
  • 1.5 拡張コネクタの信号
  • 1.6 GPIOの電気的仕様

Chapter 2 OSのセットアップ

  • 2.1 本章で準備するもの
  • 2.2 Raspberry Pi OSとは
  • 2.3 Raspberry Pi OSのダウンロード
  • 2.4 Raspberry Pi OSのインストール
  • 2.5 シャットダウンの方法
  • 2.6 デスクトップ画面の構成
  • 2.7 ターミナルで使用するコマンド
  • 2.8 日本語入力システムとLibreOfficeのインストール
  • 2.9 Raspberry Piの設定メニュー

Chapter 3 プログラムの開発環境

  • 3.1 本章で準備するもの
  • 3.2 ファイル保存用のフォルダ「MyApp2」の作成
  • 3.3 Geanyの基本操作
  • 3.4 コンパイラの設定
  • 3.5 lgpio制御ライブラリとは
  • 3.6 数値のデータ型

Chapter 4 GPIOのデジタル出力を使う

  • 4.1 本章で準備するもの
  • 4.2 LEDとは
  • 4.3 LEDの点灯回路の設計
  • 4.4 ブレッドボードによる試作
  • 4.5 LEDを点滅させる
  • 4.6 バイナリーカウンタの値をLEDに表示させる

Chapter 5 GPIOのデジタル入力を使う

  • 5.1 本章で準備するもの
  • 5.2 タクタイルスイッチとは
  • 5.3 タクタイルスイッチでLEDを点灯させる
  • 5.4 GPIOの内部抵抗を使う
  • 5.5 オルタネート動作をさせる
  • 5.6 バウンシングとは
  • 5.7 8個のスイッチの値を一度にリードする
  • 5.8 割込みとは

Chapter 6 パルス出力・PWM出力・タイムスタンプ・スレッドを使う

  • 6.1 本章で準備するもの
  • 6.2 パルス信号とは
  • 6.3 PWM信号とは
  • 6.4 タイムスタンプとは
  • 6.5 スレッドとは

Chapter 7 I2Cバスを使う

  • 7.1 本章で準備するもの
  • 7.2 I2Cバスとは
  • 7.3 ラズパイのI2Cバス
  • 7.4 LCDとは
  • 7.5 LCD AQM1602の仕様と内部レジスタ
  • 7.6 LCDを制御する関数
  • 7.7 LCDに文字や数字を表示させる
  • 7.8 ライブラリファイルの作成
  • 7.9 センサで温度を測る

Chapter 8 SPIバスを使う

  • 8.1 本章で準備するもの
  • 8.2 SPIバスとは
  • 8.3 ラズパイのSPIバス
  • 8.4 D/Aコンバータとは
  • 8.5 DAC MCP4922の仕様
  • 8.6 DACから電圧を出力させる
  • 8.7 A/Dコンバータとは
  • 8.8 ADC MCP3208の仕様
  • 8.9 ADCを使用して電圧を測定する

Chapter 9 Piカメラで撮影する

  • 9.1 本章で準備するもの
  • 9.2 イメージセンサとは
  • 9.3 Piカメラ3の概要
  • 9.4 カメラアプリlibcameraとは
  • 9.5 人を検知したらPiカメラで撮影する

Chapter 10 自走ロボットを製作する

  • 10.1 本章で準備するもの
  • 10.2 自走ロボットの概要
  • 10.3 自走ロボットの仕組み
  • 10.4 ライン検出基板の製作
  • 10.5 メインボードの製作
  • 10.6 シャーシの組み立て
  • 10.7 自走ロボットのテスト走行
  • 10.8 自走ロボットの組み立て

Chapter 11 自走ロボットを制御する(基礎編)

  • 11.1 基礎編について
  • 11.2 VNCの設定
  • 11.3 LEDを点滅させる
  • 11.4 LCDに変数の値を表示させる
  • 11.5 赤色SWと白色SWをテストする
  • 11.6 圧電サウンダを鳴らす
  • 11.7 フォトセンサの信号を表示する
  • 11.8 DCモータを回転させる
  • 11.9 DCモータを正転,逆転,ストップさせる
  • 11.10 シャットダウンボタンを追加する
  • 11.11 緩やかなラインをトレースする

Chapter 12 自走ロボットを制御する(応用編)

  • 12.1 応用編について
  • 12.2 RCサーボモータの位置決めをする
  • 12.3 センサで距離を測る
  • 12.4 障害物を検出して自動停止して撮影する

著者プロフィール

菊池達也(きくちたつや)

博士(工学),技能検定1級(電子機器組立て)

東京都出身。職業訓練大学校(電子科卒),東京都立科学技術大学大学院博士課程修了。独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構に勤務。本機構のポリテクセンターおよびポリテクカレッジにて,電子情報系の教育訓練とキャリア支援に従事。また,Raspberry JAMやScratch Dayを企画して,子ども向けのプログラミング教育にも興味を持つ。受講者からはポリテク先生の愛称で親しまれている。