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RPAはムズカシイ?
働き方改革の中で注目を集める「RPA」。RPAを略さずに言えば「Robotic Process Automation」,つまり,「ロボットによるプロセス(業務)の自動化」という意味になります。ただし,ロボットといっても自動車工場で活躍するロボットアームや,ドラ○もんのような実体を持つロボットではないのでご注意を。RPAのロボットは,パソコン上でExcelやブラウザなどのアプリケーションを自動で操作してくれる,ソフトウェアのロボットなのです。
……と,いうのがRPAの一般的な解説です。すでにご存じの方も多いかもしれませんね。しかし一方で,「どういうものかはなんとなくわかるけれど,イマイチ釈然としないなあ」と感じている方も多いのではないでしょうか?
RPAをどのように実現するか
- 「RPAが労働力不足を解消する」
- 「RPAで生産性を向上させる」
従来,RPAはこのような,働き方改革の文脈で話題にされることが多くありました。確かに,労働力人口が減少する日本では,単純業務を代行してくれるRPAが救世主となるのかもしれません。しかし現実問題として,私たちはRPAをどのように実現すればいいのでしょうか?
どのようなツールを使って,どのような手順でロボットを作ればいいのか。RPAがイマイチわかりにくいのは,この部分の情報が少ないからかもしれませんね。百聞は一見に如かず。実際にパソコン上で,どのようにRPAが実現されるかを見てみませんか? そうすれば,「RPAってこういうことだったのか!」と,スッと理解できるはずです。
本物のツールを見てみよう
「ロボットがどのように作られるかを見てみる」,「ロボットが動く楽しさを体感する」。それができるのが,今回ご紹介する書籍です。本書では実際のロボット作りの過程を見ながら,4つの本物のRPAツールを巡っていきます。
- 純国産のRPAツール WinActor
- 先駆的なRPAツール BizRobo!
- 万能型のRPAツール UiPath
- 未来型のRPAツール RPA Express
いずれもRPA業界を代表するツールたちです。それぞれ異なった特徴を持ち,操作感も異なるツールですが,RPAで行うことは「パソコン上の操作を自動化すること」。根本の部分は共通しています。どんな部分に違いがあって,共通する部分はどこなのか。共通する部分こそ,RPAツールにとって必要不可欠な部分と言えるでしょう。各ツールを横断的に見ていくことで,RPAツールのしくみを深く理解することができます。
WinActorによるロボット作成シーン。豊富な画面で解説しています
自分でRPAロボットを作ろう
ツールを見ることも理解の助けになりますが,RPAツールを本当の意味で理解するには,自分の手でロボットを作ってみるのが一番です。実際にお試しいただけるように,本書『RPAのはじめかた ~ツールを見ながら巡る! RPAの楽しい世界』では無料で使用できるツールも紹介しています。一部,使用条件はありますが,UiPathとRPA Expressというツールがそれにあたります。
RPAを「目」で見てみたい方。自分の「手」で実現してみたい方。あなたのパソコンに本物のRPAツールをインストールして,本当のRPAを体感してみませんか?