すぐに仕事に役に立つ InDesign速効Tips

第7回 この特殊文字は何に使うの?(その2)

この記事を読むのに必要な時間:およそ 1 分

表組のセルは,小さなテキストフレームでもあります。セルの中では,テキストを改行することもできるし,タブを設定することも可能です。ところが,セルの中で,キーボードから[Tab]キーを押してタブ記号を入力しようとすると,隣のタブに移動することになってしまって,どうしてもタブ記号を入力することができません。つまりセルの中で,タブ記号を入力するときのために,⁠特殊文字の挿入⁠⁠→⁠タブ]のメニュー操作が必要になるわけです。

表組のセルの中で「タブ」を使ってリーダー罫で揃えた例

表組のセルの中で「タブ」を使ってリーダー罫で揃えた例

次の[右インデントタブ]はとても便利なタブ記号です。この記号を入力すると,その後ろの文字はテキストフレームの右端(縦組ならば下端)に揃います。よく使う記号なので,ショートカットキーの[Shift][Tab]キーで覚えるようにしましょう。

[右インデントタブ]の後ろの文字は右に揃う

[右インデントタブ]の後ろの文字は右に揃う

続く[⁠⁠ここまでインデント」文字]も一度覚えたら何度も使いたくなるタブ記号のはずです。この記号は,箇条書きの段落で,最初の1行目を飛び出させたいようなときに使います。1行目の飛び出させたい文字の後ろにこの記号を入力することで,2行目以降が,1行目に入力した記号の位置で揃います。

[⁠⁠ここまでインデント」文字]で箇条書きを作る

[「ここまでインデント」文字]で箇条書きを作る

こうした組版は,本来は,段落設定の[左/上インデント][1行目左/上インデント]を使って行います。段落設定を使う方法であれば,段落スタイルに登録することも可能です。あるいは,InDesign CS2からは[箇条書き]という設定方法もあります。

しかし,こうした設定はすこし面倒なこともあり,量が少ないのであれば,⁠ここまでインデント」文字]を使う方がはるかに効率的です。

[⁠⁠ここまでインデント」文字]もショートカットキーの[Command][¥]キー(Windowsは[Ctrl][¥]キー)として覚えるようにしましょう。英語キーボードを使っている人は[¥]キーの代わりに\キー(バックスラッシュキー)を使います。

「先頭文字スタイル」に使う特殊な記号

最後のグループにあるのは[先頭文字スタイルの終了文字]です。

特殊文字の「先頭文字スタイル」

特殊文字の「先頭文字スタイル」

これは,段落に設定する[ドロップキャップと先頭文字スタイル]で使う区切り文字として使う文字通り特殊な用途の記号です。幅のない,印刷されることのない特殊な記号になります。

先頭文字に2種類の文字スタイルを設定するため,⁠先頭文字スタイルの終了文字]で区切る

先頭文字に2種類の文字スタイルを設定するため,[先頭文字スタイルの終了文字]で区切る

参考文献
「InDesignプロフェッショナルテクニック」178ページ,215ページ,221ページ,227ページ

著者プロフィール

株式会社シータス

東京の印刷会社。商品カタログ,PR誌,書籍などの企画制作から組版・製版・印刷,Webサイトの企画・制作,さらに食品・雑貨の輸入販売などなど,幅広く展開中。また,InDesignをはじめとしたDTPやWebのノウハウを活かし,書籍の執筆も行う。おもな著書に「InDesignプロフェッショナルテクニック」「Photoshopデジタルフォト基礎レッスン」「Flash MX 2004で作る小さくて可愛いWebアニメーション」「デジタル一眼レフ プロ級写真の撮り方教えます」(技術評論社刊)など多数。

Webサイト「ぱぴっとタウン」でコラム「ステップアップのためのInDesign導入術」を連載中。 →http://www.papit-town.jp/column/index.html

URLhttp://cetus.co.jp/

著書