"SwapSkills" Information & Report

SwapSkills ワークショップ(vol.24)「ワークショップで学ぶ! モバイルファーストでのコンテンツ&プロトタイプ制作」1月15日開催

モバイルファーストのワークショップが開催されます

allWebクリエイター塾(東京都)主催のマンスリー勉強会 SwapSkillsにて、モバイルファーストのワークショップが1月15日(日)に開催されます。

以前開催されたSwapSkills FreeEventでもモバイルファーストをテーマに行いましたが、今回はその練習の場所という意味で開催されます。

モバイルファーストについては、前回のレポートがありますのでご参考にしていただければと思います(参考資料:レスポンシブウェブデザインと表裏一体の⁠モバイルファースト⁠を理解する⁠。

モバイルファーストはアップルのOS Lionのように、モバイル端末を中心として設計されたサービスや技術で日本でも昨年の2011年後半で話題になりました。

モバイルファーストを中心にサービスを展開する事でいろいろなメリットが発生いたしました。そのいくつかのメリットのうち代表格として挙げられるのが、⁠生産性コストの削減」⁠モバイル端末での接触率の向上」です。

このようなメリットを理解し、さぁ、いざ取りかかろうと思っても実際には今まで制作してきた実績やユーザーの経験なども存在し、一朝一夕には行きません。

特に、制作者の今までの経験を覆す必要のあるこのモバイルファーストというコンセプトは、取り込む事は非常に難しく頭の中で考え納得できても、モバイルファーストでのコンセプトを簡単に現場に持ってくることはできません。

そこで、SwapSkillsではスマートフォン向けサイト制作のプロトタイプ制作のワークショップを行いながらモバイルファーストのコンセプトを取り入れていこうと企画させていただきました。

既に第一回目のワークショップを募集し、イベントの反響の大きく満席での開催をを終えています。

2時間という短い時間の中で行うワークショップゆえに限界もあるため、引き続き参加いただけるように配慮し2回目以降の募集をしております。

プロトタイプ制作は手書き&リアリティがあるものが良い

プロトタイプ制作のツールも存在しますが、制作の一番始めは手書きで頭にあるものを書き出すというアナログなやり方が一番早いと言えます。

もちろん、慣れてきていくつかのプロトタイプを制作していけば、貼付けなどが楽なツールを利用する事は便利なのですがまずは手書きで行う事がベストです。

はじめは、自分だけがわかるようなものでもかまいません。自分で試行錯誤して決定したものは人が見てもわかるように整形していきます。ボタンやフォームなど一見してわかるように制作していただきます。

画像
引用:http://designreviver.com/inspiration/a-selection-of-mobile-ui-wireframe-sketches/

ユーザーテスト:ユーザービリティテストの必要性

私たちはウェブの操作を行う上で間違いおかします。例えば、タイプミス、可読ミス、押し間違えなどの操作のミス、そもそもの勘違いなどです。

もちろん、ユーザーが悪い場合もあります。しかし、サイトで利用している言葉が読み間違いやすい言葉だったり、言葉とオブジェクトとの距離感や関連性などで勘違いしやすい場合も存在します。

これらの発見はできるだけ早い段階が望ましいです。プロトタイプ制作の段階でのユーザービリティテストを行う事で、発見が早く、問題回避も早い時点で行う事ができます。

ユーザービリティテストは制作行程ではとても重要なもので、省く事は成功するプロジェクトにならないと言っても過言ではありません。

もちろん、ユーザービリティテストを行ったとしても、いい加減に行ったり間違って行っては意味がありません。

このように、間違った方法でのユーザビリティテストや、テストをせずに進行してしまったプロジェクトは、進行した分だけ手戻りが発生し余分なコストがかかってしまいます。プロトタイプ制作の段階で正しいユーザーテストを行う事は重要になります。

しかしながら、実際にはプロトタイプ制作の段階でユーザビリティテストを行っている制作会社は比較的少ないようです。

そこで、今回のワークショップでは簡単ではありますがユーザビリティテストの方法もサポートするようにしています。

モバイルファーストのコンセプトは自分自身の発見が必要

モバイルファーストはモバイルからの制作を行うという、とってもシンプルな考え方でありますが、実際に自分で作成しなければそのコンセプトをきちんと理解する事は出来ません。自分で制作し、テストする。その中で、自ら気づき、発見する事ができます。

そのため、同じワークショップを行ったとしても複数回参加する事で、新たな発見をする事ができます。

考えを変える事からモバイルファーストの真の姿を理解する事ができます

モバイルファーストのコンセプトはアップルのスローガンでもあるThink different.の考え方が必要になります。今までの常識的とは違う角度で物事を捉える力が必要になります。

アップルのCM「Think different.」からも理解できるように、モバイルファーストだけの考えでなく物事を作り出すにはThink different.が常に必要なのかも知れません。

まず真摯に、そして素直に受け入れる事から自分自身での発見ができるようになるのだと考えています。

企画者、制作者、アプリ開発の方に参加していただきたい

今回のワークショップは、制作の根本になるコンセプトを学びます。

技術的に進化し、できる事も多くなっていますが、時が経てば技術でできる事は誰でもできるようになります。唯一のサービスを提供するにはコンセプトが重要になります。

何でもあるが何もほしくない、機能はたくさんあるが使い難いなどのサービスを作り出すのではなく、きちんとしたコンセプトの基で1つのものを制作していく事はとても重要な事になります。

プロジェクト全体の根本になる事なので、Webサイト制作の企画、制作に関わる方々にぜひともご参加いただきたいと考えています。

モバイルファーストのワークショップは2ヶ月に一度のペースで開催されます。

2時間という限られた時間の中で行うため、モバイルファーストのコンセプトを全て理解できる事はできません。そこで、同じワークショップでも参加状況、進行状況によって個別に対応できるような仕組みで開催いたします。1年を1テーマにし2ヶ月に一度のペースで開催予定としています。

イベント名『モバイルファーストでのコンテンツ&プロトタイプ制作』
日時2012年1月15日(日)19:00 ~ 20:00(18:30開場)
会場五反田文化センター
講演者菊池 崇(WDE 代表)
参加費2,300円
定員40名(8名以下の場合は延期されます)
twitterタグ#swapskills
Facebookhttp://www.facebook.com/swapskills.page
詳細ページhttp://swapskills.info/month/24.html

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