本連載が書籍化されました。
『良いコードを書く技術 ─ 読みやすく保守しやすいプログラミング作法』
縣俊貴 著/
価格2394円
ISBN 978-4-7741-4596-9
はじめに
この連載は,
第1回の今回はウォーミングアップとして,
「良いコード」とは?
「良いコード」
正確に動作すること
確実に動作する,
素早く効率的に動作すること
似たような実装がいくつかあるときに,
防御的でバグを産みだしにくいこと
「防御的プログラミング」
メンテナンスが行いやすいこと
コードは,
他人が見ても理解可能であること
将来の自分は記憶力において他人と同然です。つまり,
無駄な部分がないこと
無駄がないコードは理解するのも修正するのも簡単で時間がかからないため,
「良いコード」を書けると何がうれしいの?
では,
プロジェクトを強力に推し進める
「良いコード」
達人たちは,
これはプロジェクトの成功にとって大きなアドバンテージと言えます。もちろん,
- 注1)
- Domain Specific Language
(ドメイン特化言語) のこと。ある特定の問題に対応するための言語のことを指します。詳しくはMartin FowlerのBlikiの記事 「ドメイン特化言語」 をご覧ください。
プログラマとしての評価が高まる
「良いコードを書くプログラマ」
「プログラマとしての評価」
仕事に満足感や自信が持てるようになる
もう二度と触りたくない,
逆に,
長いプログラマ人生を考えると,
対象読者
本連載の対象読者は,
良い仕事をしたい普通のプログラマ
特段に
達人プログラマを目指す初級~中級のプログラマ
向上心が高く達人を目指すプログラマにとって,
達人プログラマ
すでに