この連載では,
[MySQL]2021年1月の主な出来事
2021年1月のMySQLの製品リリースは,
バージョンアップの際には本連載の第36回でもご紹介したMySQL ShellのUpgrade Checkerのご利用をお勧めします。また,
MySQL 8.0.23の新機能
MySQL 8.
- Invisible Column
(非表示) の追加 - 他のRDBMSでも実装されている機能ですが,
列の属性にINVISIBLEを設定すると, 列を指定せずに SELECT * FROM テーブル
のようにSELECT文を実行した場合には該当の列が返されないようになります。 - MySQL 8.
0 Reference Manual :13. 1.20. 10 Invisible Columns - Query attributes
(クエリ属性) の追加 - Facebookからのコントリビューションで実装された機能です。SQLコメントの追加などアプリケーションが発行するSQL文自体には手を入れずに,
実行されるSQL文にメタデータを追加する仕組みです。たとえばどのURLのアクセスによって実行されて, SQL文かをMySQLサーバー側に認識させるなどの利用が想定されています。 - MySQL 8.
0 Reference Manual :9. 6 Query Attributes - レプリケーションのソースのリストと自動切り替え
- MySQL 8.
0.22で加わったレプリケーションソースの自動的な切り替え機能が強化されています。グループレプリケーションをソースとして, 非同期レプリケーションを組み合わせた場合の自動フェールオーバーが改良されました。グループレプリケーション内のノード構成に変更があった場合は, レプリカ側で持っているノードのリストも更新され, 確実に接続のフェールオーバーが行われるように改良されています。 - MySQL 8.
0 Reference Manual :17. 4.9 Switching Sources with Asynchronous Connection Failover - テーブルごとのAUTOEXTEND_
SIZEの指定 - これまではページサイズに応じて表領域ファイルの拡張サイズは固定されていましたが,
CREATE TABLE文やALTER TABLE文でAUTOEXTEND_ SIZEオプションを指定することで拡張サイズが設定できます。 - MySQL 8.
0 Reference Manual :15. 6.3. 9 Tablespace AUTOEXTEND_ SIZE Configuration
このほか,
[PostgreSQL]2021年1月の主な出来事
PostgreSQLエンタープライズ・
PGECons勉強会 #3 「新解釈・PaaS型PostgreSQL」
PostgreSQLエンタープライズ・
対象となったPaaSですが,
今回のような比較検証報告の活用の仕方は,
AWS机上調査から
AuroraとRDSのPostgreSQL,
可用性の面では,
拡張性の面もクラウドサービスにメリットがあることがよく知られています。ただ,
保守運用やセキュリティの面では,