OSSデータベース取り取り時報

第69回 新しいSQL構文”PLEASE句”の実装!?,MySQL 8.0.24リリース&マニュアル日本語化,PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム報告会がまもなく

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[PostgreSQL]2021年4月の主な出来事

4月はPostgreSQLや主要な周辺ツール等でのリリースはありませんでした。

PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムが活動成果報告会を5月27日開催予定

国内の有力企業が集まって共同でPostgreSQLの普及・啓蒙活動や技術検証活動を行っているPostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム(PGECons)は,年度ごとに活動成果をまとめて発表をしています。前期2020年度の活動成果がまもなく公開される予定になっており,活動成果報告会が5月27日(金)の午後にオンラインにて開催の予定になっています。

内容は,技術部会の各ワーキンググループや,CR(Community Relations)部会が勢揃いしますので,次の様な盛りだくさんになるはずです。

  • パブリッククラウド検証ではMicrosoft AzureマネージドRDBサービスについて
  • 昨年リリースされた最新のメジャーバージョンであるPostgreSQL 13の性能傾向
  • パラレルクエリの性能特性についての検証結果
  • PostgreSQL移行のためのOracle技術者向けのPostgreSQL自習書,アプリケーション移行関連情報,移行時のチューニングについての最新情報
  • PostgreSQL開発コミュニティとの連携活動
  • PGECons 2021年度活動計画

この成果発表会の開催案内と参加エントリは,ゴールデンウィーク明けまもなくに発表されるでしょう。PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムのWebサイトに掲載されますのでご注意ください。メール情報配信を使われると見落とすことがないのでお薦めです。

本連載の次号では,この成果報告会の様子をお伝えしつつ,公開された新しい検証成果についても紹介しようと思います。

pg_statsinfo ―統計・OSリソース情報時系列取得保存ツールの紹介

pg_statsinfoはPostgreSQLの統計情報やOSリソース情報を時系列で取得・保存するツールです。複数スナップショットを取得してその期間のレポートが参照出来ます。10年以上前から存在する定番ツールのひとつと言っていいでしょう。

4月にSRA OSS Tech Blogにて新しい解説情報が公開されました。このツールは以前から存在していたツールだと書きましたが,pg_statsinfoのバージョンによってPostgreSQLの対応バージョンとOS種別が異なります。昨秋にPostgreSQL 13が正式リリースとなりましたが,PostgreSQLをバージョンアップする際には,pg_statsinfoもバージョンアップする必要があります。また,対応するLinux (RHELまたはCentOS) のバージョンにも注意する必要があります。最新のpg_statsinfo 13 (PostgreSQL 13用) では,ひとつ前のpg_statsinfo 12と比べて対応OSは変わっていません。

pg_statsinfoをこれから修得しようと思った場合,まず最初にするのは当然ですがインストールです。前述のSRA OSS Tech Blogの記事では,最新のPostgreSQL 13 と pg_statsinfo 13でのインストールの実施手順を詳細に示していますので,インストールでつまずくことが避けられるでしょう。OSSツールでは旧バージョンの情報を参照したらインストールでつまずいてしまうということがよくありますよね。

インストールが無事におわったら,ツールそのものの使い方ですが,SRA OSS Tech Blogでも書かれているとおり,pg_statsinfoの公式サイトにたいへんに詳しくて図もふんだんな日本語ドキュメントが掲載されています。一般にOSSの公式サイトの説明文は英語でひたすら文章だけというケースも多いので,わかりやすい丁寧な解説はとても助かります。pg_statsinfoや,一緒に使うことになるpg_stats_reporter,pg_stat_statementsについての解説は,それぞれの公式サイトや検索サイトで情報を探して勉強されるのが良いでしょう。

2021年5月以降開催予定のセミナーやイベント,ユーザ会の活動

事例に学ぶMySQL Enterprise Edition活用のポイント

日程 2021年5月25日(火)午後
場所 オンライン(Zoom)
内容 MySQLを活用して先進的なビジネスを展開する企業において,MySQL Enterprise Editionが提供する監視機能,セキュリティ機能やサポートサービスを利用することで,データベースの運用効率やセキュリティの向上,および機会損失の回避を実現しています。
今回のウェビナーではMySQL Enterprise Editionのもたらすビジネス的なメリットを,実際のお客様の声とあわせてご紹介いたします。
主催 日本オラクル株式会社 MySQL Global Business Unit

MySQL Technology Cafe #12

日程 2021年5月21日(金) 18:30-20:30 (18:20頃接続開始)
場所 オンライン開催
内容 オラクルのテクノロジーに限定しない,開発者による開発者のための開発者向けコミュニティMeeutpセミナー「Oracle Code Tokyo Night」の企画として開催されているMySQL Technology Caféの第12回開催。
2021年3月にMySQL Database ServiceのHA (High Availability)機能がリリースされました。今回のMySQL Technology Cafeでは,早くも3社のクラウドスペシャリストたちにお集まりいただき,MySQL Database ServiceのHA機能の検証結果を共有いただきます!
主催 Oracle Code Night

PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム活動成果報告会(調整中)

日程 2021年5月27日 (金) ⁠予定)
場所 オンライン
内容 本文でも紹介しましたが,PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム(PGECons)の昨年度の活動成果発表が勢揃いするセミナーです。詳細はPGEConsのWebサイトでまもなく発表される情報をご参照ください。
主催 PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム

オープンソースカンファレンス 2021 Online/Nagoya・Hokkaido

日程 〔Online/Nagoya〕2021年5月29日(土) 10:00~18:00
〔Online/Hokkaido〕2021年6月26日(土) 10:00~18:00
場所 オンライン開催
内容 オープンソースカンファレンスはオープンソースの「今」を伝える総合イベントとして,東京だけでなく,北は北海道,南は沖縄まで全国各地で開催していますが,2020年の春以降はオンライン開催になっています。OSSデータベース関連のセミナーについては公開されるプログラムをご参照ください。
Nagoyaはプログラムが公開されました。MySQLやPostgreSQLのセミナーもあります。Hokkaidoは5月17日まで出展者募集中です。
主催 オープンソースカンファレンス実行委員会