人類にはまだ早すぎるApple Watch
もはや恒例となった
筆者が最も注目したのは、
しかし、
真の全裸コンピューティングが実現するのです! 実際に露天風呂でSiriにたずねてみたら、
Wi-FiからCellularへの切り替えはとてもスムーズ。iPhoneを見失うと
が表示されますが
全裸コンピューティングは人類には早すぎにしても、
電話もできますし
支払いだって問題ありません
まあ、
もちろんApple WatchがiPhoneの代わりを100%つとめるというのには無理があります。何と言っても世界で一番使われているとAppleが豪語するカメラがありませんし、
だとしたら、
次はARディスプレイ+カメラということになるでしょう。Google GlassにせよHololensにせよはたまたPS VRにせよ、
そのときの
Apple Watch Series 3で後者の可能性が見えてきました。iPhone以上に身近になりうるデバイスは今のところそれだけなのですから。
どう転んでもSwift
しかし未来がどちらに進んでも、
とはいえ、
総称型のsubscript
subscriptで総称型が扱えるようになりました。たとえばこんな書き方ができます。
struct JSON {
var value: [String:Any]
init(_ value: [String:Any]) {
self.value = value
}
subscript<T>(k: String) -> T? {
return value[k] as? T
}
}
let json = JSON([
"bool":true,
"number":42.195,
"string":"Swift",
]
)
var bool:Bool? = json["bool"]
var number:Double? = json["number"]
var string:String? = json["string"]
最終的な型はコンパイル時に決まる必要があるため、
Dictionaryのデフォルト値
Dictionaryの要素はOptionalなので、dict[key]でkeyが存在しない場合の値はnilですが、dict[key, default:val]と書くことで、nilの代わりにvalを返すようになりました。
これは統計を取るときなどにとても便利で、
var count = [String:Int]()
for k in words {
if count[k] == nil {
count[k] = 0
} else {
count[k]! += 1
}
}
のように初期化の有無で必要だった条件分岐が、
for k in words {
count[k, default:0] += 1
}
のように不要になります。
"""複数行"""引用符
"""で複数行に渡る文字列リテラルが書けるようになること自体は同記事でも軽くふれたのですが、
たとえばSwift 3でSwiftのソースコードを書くには、
let howmany = 42
let fizzBuzzSwift = [
"#!/usr/local/bin/swift",
"extension Int {",
" var fizzbuzz:String {",
" let fb = (\"Fizz\", \"Buzz\")",
" switch (self % 3, self % 5) {",
" case (0, 0) : return fb.0 + fb.1",
" case (0, _) : return fb.0",
" case (_, 0) : return fb.1",
" default : return \"\\(self)\"",
" }",
" }",
"}",
"_ = (1...\(howmany)).map{ print($0.fizzbuzz) }"
].joined(separator: "\n")
のように
let howmany = 42
let fizzBuzzSwift = """
#!/usr/local/bin/swift
extension Int {
var fizzbuzz:String {
let fb = ("Fizz", "Buzz")
switch (self % 3, self % 5) {
case (0, 0) : return fb.0 + fb.1
case (0, _) : return fb.0
case (_, 0) : return fb.1
default : return "\\(self)"
}
}
}
_ = (1...\(howmany)).map{ print($0.fizzbuzz)
}
"""
とずいぶんとスッキリ書けるようになります。もう一例として、"""でくくられているJavaScriptを実行しています
"""も変数展開(interpolate)する点は注意してください。この例では\(howmany)が変数展開されていますし、\\(self)は変数展開されないよう\をエスケープしています。
Swift 4でもなお変数展開なしの引用符')
次回予告
そろそろ紙幅も尽きるので今回はここまで。次回はSwift 4で大いに整理された整数型のプロトコルをおもに取り上げます。
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