概要
Wordのマクロ機能を理解すれば,Wordをもっと便利に使いこなすことができるようになります。本書では,かんたんなマクロの作成方法から,VBAを使った高度なプログラムの作成まで,WordのマクロとVBAを徹底的に使いこなす方法を解説しております。Wordをもっと深く理解したい人のための必携の書籍です。
こんな方におすすめ
目次
第1章 Word VBAとは
- 1-01 Wordの基礎知識
- 1-02 Wordの作業を効率化する
- 1-03 マクロとVBA
- 1-04 VBAを利用するための準備
- 1-05 新しいマクロを記録する
- 1-06 マクロを実行する
- 1-07 マクロを含む文書を保存する
- 1-08 マクロを含む文書を開く
- 1-09 マクロを実行するその他の方法
第2章 Visual Basic Editorの基本操作
- 2-01 Visual Basic Editorを利用する
- 2-02 マクロのプログラムを編集する
- 2-03 マクロのプログラムを新規作成する
第3章 VBAプログラミングの基礎知識
- 3-01 VBAの記述ルールを理解する
- 3-02 コードの動作をテストする
- 3-03 関数を利用する
- 3-04 VBAのオブジェクトを理解する
- 3-05 データに名前を付けて操作する
- 3-06 条件に応じて異なる処理を実行する
- 3-07 同じ処理を繰り返し実行する
- 3-08 同一オブジェクトへの操作をまとめる
第4章 文書の作成
- 4-01 文書作成の一連の手順を実行する
- 4-02 新規文書を作成する
- 4-03 文章を入力する
- 4-04 文書を保存する
- 4-05 文書を印刷する
- 4-06 文書の作業を終了する
第5章 文書の編集
- 5-01 文書を開く
- 5-02 特定の位置に文章を挿入する
- 5-03 段落記号を挿入する
- 5-04 文字列を単語・文単位で編集する
- 5-05 操作対象の位置を変更する
- 5-06 文書の一部を削除する
- 5-07 文字列をコピー・移動する
- 5-08 フォントの設定を変更する
- 5-09 フォントの色を変更する
- 5-10 単語にルビを設定する
- 5-11 文字を線で囲む
- 5-12 段落の配置を設定する
- 5-13 行間を設定する
- 5-14 インデントを設定する
- 5-15 スタイルを設定する
- 5-16 書式オブジェクトを流用する
第6章 一括処理のための基本マクロ
- 6-01 文字列を検索する
- 6-02 文字列を置換する
- 6-03 パターンで検索する
- 6-04 パターンで置換する
- 6-05 文字種を変更する
- 6-06 コメントを一括で変更する
- 6-07 図形を一括で操作する
- 6-08 複数の文書を一括で操作する
第7章 文書を設計・管理するマクロ
- 7-01 用紙サイズを変更する
- 7-02 1ページの行数を変更する
- 7-03 ヘッダー・フッターを設定する
- 7-04 表を使ってレイアウトする
- 7-05 ページ罫線を設定する
- 7-06 文書全体のイメージを変更する
- 7-07 脚注を設定する
- 7-08 目次を作成する
- 7-09 索引を作成する
- 7-10 変更履歴を記録する
第8章 テンプレートの活用
- 8-01 Normalテンプレートの役割
- 8-02 自動実行マクロを利用する
- 8-03 テンプレートとして保存する
- 8-04 テンプレートから文書を作成する
- 8-05 テンプレートをアドインとして利用する
第9章 その他の上級テクニック
- 9-01 コマンドマクロを利用する
- 9-02 文書のイベントを利用する
- 9-03 アプリケーションのイベントを利用する
- 9-04 外部のオブジェクトを操作する
第10章 論文・レポートで便利なマクロ
- 10-01 論文・レポートのテンプレートを作成する
- 10-02 英数字を半角に変換する
- 10-03 パターンに応じてスタイルを適用する
- 10-04 複数の語句を連続して置換する
- 10-05 西暦年と和暦年を変換する
- 10-06 表の数値を一括で修正する
- 10-07 本文中の注釈を脚注に変更する
- 10-08 目次中の番号のみ書式を変更する
第11章 小説・エッセイで便利なマクロ
- 11-01 小説・エッセイのテンプレートを作成する
- 11-02 文字を縦書き用に変換する
- 11-03 2桁の数字を縦中横にする
- 11-04 数字を漢数字に変換する
- 11-05 ルビを一括で設定する
- 11-06 すべての画像の色調を変更する
第12章 カタログで便利なマクロ
- 12-01 カタログのテンプレートを作成する
- 12-02 単位の数字を上付きにする
- 12-03 各行の見出し部分を均等に割り付ける
- 12-04 ファイル名を画像に置き換える
- 12-05 連続番号の画像を一括で挿入する
- 12-06 文字列の折り返しを一括で変更する
- 12-07 サイズとトリミングを一括で設定する
- 12-08 カタログの製品紹介欄を追加する
サポート
ダウンロード
本書のサンプルファイルをダウンロードできます。
データは,圧縮ファイル形式でダウンロードできます。
圧縮ファイルをダウンロードしていただき,適宜解凍してご利用ください。
正誤表
本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
(2018年3月26日最終更新)
P.174 表6-07-2 DashStyleプロパティの設定に利用できる定数(一部)
誤 |
定数 | 値 | 設定内容 |
msoLineSquareDot | 2 | 点線(角) |
msoLineRoundDot | 3 | 点線(丸) |
正 |
定数 | 値 | 設定内容 |
msoLineSysDash | 10 | 点線(角) |
msoLineSysDot | 11 | 点線(丸) |
Wordの通常操作に対応する設定値が異なります。
(以下2015年1月19日更新)
P.78 先頭行
誤 |
Selection.Characters.Count > 10 Then MsgBox _
"文字超過"
Else MsgBox "想定以下"
|
正 |
If Selection.Characters.Count > 10 Then MsgBox _
"文字超過"
Else MsgBox "想定以下"
|
※コードに,「If」が抜けている。
P.81ページ リスト3-06-1
誤 |
Sub WMacro030601()
Dim sWord As String
If Selection.Words.Count >= 10 Then
MsgBox "合格です。"
Selection.Words(1).Font.Underline = True
End If
End Sub
|
正 |
Sub WMacro030601()
If Selection.Words.Count >= 10 Then
MsgBox "合格です。"
Selection.Words(1).Font.Underline = True
End If
End Sub
|
※不要な変数宣言がある