書籍概要

Apple Vision Proアプリ開発ガイド
visionOSではじめる空間コンピューティング実践集

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概要

空間コンピューティング(Spatial Computing)とは,現実世界とコンピュータシステムを視覚的に複合する技術を指し,AppleがApple Vision Proで実現する新しい3Dの世界を言い表すために用いている表現です。Apple Vision Proを使用すれば視界全体を作業スペースにできるため,PC操作の新しい体験への期待が寄せられています。

本書は,Apple Vision Proの開発に用いるvisionOSに焦点を当て,ARアプリの事例を用いながら開発方法について解説します。ノーコード/ローコードでの扱い方,SwiftUIでのアプリケーション開発,実装事例を通した3D表現,タイマーアプリなど基本的なトピックが含まれたアプリを用意し,Unityで作成する方法とすでに作成されたアプリをVision Proアプリに移植するための手順といった実践についても解説します。

本書内で紹介するアプリはXcodeのvisionOSシミュレータで試すことができます。

こんな方におすすめ

  • Apple Vision Proのアプリ開発およびvisionOSに興味がある方
  • ARアプリを作成している方

目次

  • Apple Vision Proから視える次なるコンピューティングの未来

第1章 ノーコードorローコードで遊ぶvisionOS

  • 1-1 3Dモデルを目の前に召喚!(ノーコード)
  • 1-2 Reality Composer Proでシーンを構築しよう!(ノーコード)
  • 1-3 3Dモデルを手に追従させよう!(ノーコード)
  • 1-4 RPG風のシーンを作ろう!(ノーコード)
  • 1-5 指先から魔法のパーティクル!(ローコード)
  • 1-6 剣に炎をまとわせて振るう!(ローコード)
  • 1-7 太陽で風船バレー!(ローコード)
  • 1-8 楽器を演奏しよう!(ローコード)
  • 1-9 本章のまとめ

第2章 SwiftUIによるAI英会話アプリ開発

  • 2-1 はじめに〜サンプルアプリの概要
  • 2-2 基本的なWindowsアプリの作成
  • 2-3 英会話機能の実装
  • 2-4 会話AI
  • 2-5 Multi Window対応
  • 2-6 本章のまとめ

第3章 空間を活用したタイマーアプリ開発

  • 3-1 My Spatial Timer
  • 3-2 マーカー表示と自己位置の追従
  • 3-3 タップ操作によるタイマーの追加と削除
  • 3-4 タイマーの画面デザインと機能
  • 3-5 UserDefaultsによるデータ永続化
  • 3-6 WorldAnchorを使用した空間への位置固定
  • 3-7 ローカル通知の送信と受信
  • 3-8 ScenePhaseによるアプリの状態制御
  • 3-9 本章のまとめ

第4章 SunnyTuneの実装事例

  • 4-1 Volumesアプリ開発の基礎
  • 4-2 空の表現
  • 4-3 光の表現
  • 4-4 風を表現する
  • 4-5 木の成長アルゴリズム
  • 4-6 本章のまとめ

第5章 UnityによるvisionOSアプリ開発

  • 5-1 環境構築
  • 5-2 Windowsアプリの作成
  • 5-3 Volumesアプリの作成
  • 5-4 Spacesアプリの作成
  • 5-5 簡単なゲームアプリを作ってみる
  • 5-6 本章のまとめ

第6章 PolySpatialによるUnityプロジェクトの移植

  • 6-1 PolySpatialのサポート状況の把握
  • 6-2 既存プロジェクトにPolySpatialをセットアップ
  • 6-3 既存プロジェクトの移植で起きる問題と解決方法
  • 6-4 インタラクションの変更
  • 6-5 既存プロジェクトの移植で発生しそうな問題
  • 6-6 SwiftUI連携の利用
  • 6-7 本章のまとめ

サポート

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