書籍概要

IntelliJ IDEAハンズオン
――基本操作からプロジェクト管理までマスター

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発売日
更新日

概要

IntelliJ IDEAはチェコのJetBrains社が開発した,快適な操作性と豊富な言語サポートが特長の統合開発環境(IDE)です。もともとはJavaエンジニアのために開発されたIDEでしたが,近年はKotlinやScalaといったそのほかの言語のユーザからも人気です。Android開発用のIDE「Android Studio」のベースに採用されたことでも注目が集まりました。本書はそのIntelliJ IDEAの入門書です。第1部では,編集・実行・デバッグ・移動・バージョン管理・データベースとの接続について,短いコードを書きながらハンズオン形式で解説していきます。第2部では,Java EEやSpring,ScalaやKotlinのプロジェクトを取り上げ,現場での開発を想定した操作方法を解説します。無償版のIntelliJ IDEA Community Editionの機能を中心に,Ultimate Editionの高度な機能も紹介するので,PhpStormやRubyMineといったJetBrainsのほかのIDEを使っている方にも有用な1冊です。

こんな方におすすめ

  • Java・Kotlin・Scalaのプログラミングをより楽しみたい方

サンプル

目次

第1部 基本操作編

第1章 はじめに

  • 1.1 IntelliJ IDEAとは
    • IntelliJプラットフォームのIDE
    • JetBrains IDEのライセンス
    • COLUMN どのIDEを使うのが正解なの?
  • 1.2 IntelliJ IDEAのインストール
    • インストーラからインストールする
    • JetBrains Toolboxからインストールする
  • 1.3 IntelliJ IDEAの初期設定
    • 初期設定ウィザードによる初期設定
    • JDKの設定(初期設定ウィザード完了後の初期設定)
  • 1.4 IntelliJ IDEAをカスタマイズする
    • カラーテーマを変更する
    • キーマップを変更する
    • プラグインをインストール
  • COLUMN Eclipse/NetBeansとの違い,移行について

第2章 開発を始める

  • 2.1 プロジェクトの作成
  • 2.2 JetBrains IDEのレイアウト

第3章 ファイルの編集

  • 3.1 HTMLファイルの作成とプレビュー
    • ファイルの作成・編集
    • LiveEditでプレビュー
  • 3.2 編集・補完
    • 終了タグの補完
    • 入力候補の補完
    • COLUMN Emmet/Zen Coding
    • Intention Action
    • Emmet
    • Live Template
    • Postfix completion
    • 編集中に条件式の評価を確認するには
    • Expand Selection
    • 変数の抽出
    • インライン化
    • COLUMN 変数の抽出/インライン化と副作用
    • 評価結果をコンソールに出力する設定
    • パラメータの表示
    • コードフォーマット
    • リネームリファクタリング

第4章 実行・デバッグ

  • 4.1 FizzBuzzコードの記述
    • Mavenプロジェクトの作成
    • インポート機能
    • Javaファイルの作成
    • Inspection
    • Inspectionの設定と表示
    • mainメソッドの記述
  • 4.2 FizzBuzzの実行
    • 実行の範囲
    • COLUMN Macの入力ソースとショートカット
    • コンパイルエラー
  • 4.3 FizzBuzzのデバッグ
    • メソッドの抽出
    • ブレークポイント
    • デバッグの実行制御
    • COLUMN パースペクティブがない?
    • ブレーク条件
  • 4.4 実行結果の巻き戻し
    • Chrononプラグインのインストールと設定
    • Chrononで実行
  • 4.5 テストケースの作成
  • 4.6 テストケースの実行

第5章 プロジェクト内の移動(Navigation)

  • 5.1 シンボル間のNavigation
    • シンボル定義箇所へジャンプ
    • シンボル利用箇所を一覧
    • シンボル利用箇所をポップアップ表示
    • ジャンプ前のコードに戻る
    • クラス間の移動
  • 5.2 ファイルのNavigation
    • 直近のファイルを開く
    • 直近のファイルを一覧
  • 5.3 ディレクトリのNavigation
    • ナビゲーションバーを使って移動
    • ナビゲーションバーのその他の操作
  • 5.4 編集箇所に戻る
  • 5.5 ファイル名やシンボル名を指定して開く
    • Search Everywhere
    • 検索範囲が狭いナビゲーション

第6章 バージョン管理システム

  • 6.1 実行バイナリの指定
  • 6.2 リポジトリの初期化
  • 6.3 Version Controlツールウィンドウ
  • 6.4 コミットの基本
    • コミット対象を登録
    • Commit Changesダイアログ
    • コミット直前アクションの設定
    • コミットする
  • 6.5 ブランチの確認と作成
  • 6.6 差分をコミットする
    • 差分を比較
    • コミット前に編集
  • 6.7 コンフリクトの解決
    • VCS Operationsポップアップ
    • チェックアウト
    • コンフリクト解決の種類
  • 6.8 リモートリポジトリの設定とプッシュ

第7章 データベースを操作する

  • 7.1 IntelliJ IDEAのデータベース機能
  • 7.2 データベースに接続する
    • COLUMN お勧めのお試し用データベース
  • 7.3 Databaseツールウィンドウ
  • 7.4 テーブルのデータ編集(テーブルエディタ)
    • データを並び替える/絞り込む
    • データを編集する
    • データをエクスポートする
    • CSVファイルやTSVファイルをインポートする
  • 7.5 Databaseコンソールによるデータベースの操作
  • 7.6 ソースコードとの連係
    • SQLファイルを編集する
    • SQLファイル以外のソースファイルでSQLを編集する
    • ドキュメントの参照
  • 7.7 いろいろなデータベース操作
    • JDBCドライバを管理する
    • DDLからデータソースを定義する
    • テーブルを定義する
    • スキーマやデータを比較する
    • 特殊なデータ編集を行う
    • その他機能の紹介

第2部 本格開発編

第8章 IntelliJ IDEAのプロジェクト管理

  • 8.1 プロジェクトの考え方
  • 8.2 プロジェクトの設定(Project Structureダイアログ)
    • Projectカテゴリの設定
    • Moduleカテゴリの設定
    • Librariesカテゴリの設定
    • Facetsカテゴリの設定
    • Artifactsカテゴリの設定
    • COLUMN プロジェクトに関する設定箇所について
  • 8.3 プロジェクト管理の実際
    • 新しいプロジェクトを作る
    • 他のプロジェクトを開く
    • COLUMN IntelliJ IDEAとビルドツールの関係
  • 8.4 プロジェクトの設定でよくある悩み
    • ファイルのエンコーディングを指定したい
    • 改行コードを指定したい
    • コンパイラの割り当てメモリやオプションを設定したい
    • ProjectやModuleごとにコンパイラや言語レベルを設定したい
    • 自動ビルドしたい
    • 注釈プロセッサ(Annotation Processor)を使いたい
    • プロジェクトをテンプレートに保存したい

第9章 Java EEプロジェクトで開発する

  • 9.1 Java EEプロジェクトを用意する
    • Java EEプロジェクトを満たす条件
    • COLUMN New Projectウィザードを勧めない理由(ワケ)
  • 9.2 Java EEプロジェクトを実行してみよう
    • アーティファクトを準備する
    • アプリケーションサーバの実行設定を行う
    • アプリケーションサーバを実行する
  • 9.3 Java EEプロジェクトで開発してみよう
    • CDIやBean Validationの開発サポート
    • Servlet/JSPの開発サポート
    • JSF/Faceletsの開発サポート
    • JPAの開発サポート
    • EJBの開発サポート
    • Webサービス(JAX-WS/JAX-RS)の開発サポート
    • COLUMN REST Clientツールウィンドウ

第10章 いろいろなプロジェクトで開発する

  • 10.1 Springプロジェクト
    • ネイティブ形式のSpringプロジェクト
    • Spring Initializrで作成するプロジェクト
    • Springプロジェクトの特徴
    • Spring Bootプロジェクトを作る
    • Spring Bootプロジェクトで開発する
  • 10.2 Java VMベースの開発言語を使う
    • Groovyを使う
    • Kotlinを使う
    • Scalaを使う
  • 10.3 さまざまな開発言語を使う
    • JetBrainsのほかのIDEに近づける
    • WebStormのようにHTMLやJavaScriptを使う
    • PhpStormのようにPHPを使う
    • RubyMineのようにRubyを使う
    • PyCharmのようにPythonを使う

サポート

正誤表

本書の以下の部分に誤りがありました。ここに訂正するとともに,ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

(以下2019年1月7日最終更新)

目次 P.vii

Expand Selection
Extend Selection

3章 P.39

Expand Selection
Extend Selection

3章 P.40

Expand Selection
Extend Selection

索引 P.218

Expand Selection
Extend Selection

(以下2018年1月25日更新)

10章 P.210

組込みWebサーバ経由のURLは半固定で、ポート番号(63342)やコンテキストルート(プロジェクト名)を変更することはできません。
組込みWebサーバ経由のURLは、ポート番号のみPreferencesダイアログのBuild,Execution, Deployement→DebuggerのBuilt-in serverで変更できます。コンテキストルートはプロジェクト名固定で変更できません。

(以下,2017年11月24日更新)

2章 P.25 図2.5

(3)ツールウィンドウタブ
(5)ツールウィンドウタブ

(以下,2017年11月14日更新)

1章 P.5 図1.2

図では,「Go」のサポートは,

  • IntelliJ IDEA Ultimate Edition
  • PhpStorm
  • WebStorm
  • RubyMine
  • PyCharm Professional Edition
  • Gogland
  • AppCode
  • CLion
  • Rider

が対応していると記されていますが,実際に対応しているのは,

  • IntelliJ IDEA Ultimate Edition
  • Gogland

の2つです。

4章 P.62

mainメソッド内に3つ連なっているif文をまとめて選択し、Command+T (Shift+Ctrl+Alt+T)を押し、
mainメソッド内に3つ連なっているif文をまとめて選択し、Ctrl+T (Shift+Ctrl+Alt+T)を押し、

4章 P.63

Command+T(Shift+Ctrl+Alt+T)さえ覚えておけば、
Ctrl+T(Shift+Ctrl+Alt+T)さえ覚えておけば、

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