Android Weekly Topics

2018年10月第2週Android向けChromeがJelly Beanのサポートを終了

Android向けChromeがJelly Beanのサポートを終了

Google ChromeのAndroid版は、Android 4.1 Jelly Beanからのサポートになっていますが、近いうちに打ち切られるとAndroid Policeが報じています。

2018年9月28日時点のデータとして公表されたバージョン別シェアでは、Jelly Bean(4.1.x, 4.2.x, 4.3)のシェアは3.2%です。参考までに、Android 8.1 Oreoのシェアは5.8%です。

Androidは、全世界で10億台が利用されていると言われているので、3.2%だと単純計算で3,200万台が対象で、これらが最新のGoogle Chromeを使えなくなります。しかし、リリースから6年経過したOSを搭載する端末を利用するユーザの多くが、ブラウザーを最新にアップデートすることに興味があると考えづらいので、本当に影響を受けるユーザはごくわずかと考えられます。

Jelly Beanには、セキュリティ的に脆弱な面も残されているので、新しい端末に買い換える良いキッカケと考えることもできます。

OnePlus 6Tが10月17日に登場か?

海外ではコストパフォーマンスの高い端末として人気の高い「OnePlus」の最新作である、OnePlus 6Tが10月17日に発表されるのではないかと、mysmartpriceが報じています。

OnePlusで「T」の付くモデルは、iPhoneでいうところの「s」が付くモデルと同じなので、通例では見た目やスペックに大きなジャンプアップはありません。ただ、OnePlus 6Tは、指紋認証センサ内蔵のディスプレイが搭載される可能性があると噂されています。根拠は、グループ会社のViVoがディスプレイに指紋認証センサを内蔵したスマートフォンをリリースしているからです。これが採用することで、OnePlus 6にあったノッチが廃止されるか縮小されるのであれば、ノッチ反対派の筆者としては喜ばしいです。

OnePlusの製品の作り込みの良さは、目の肥えた日本のユーザも納得するはずです。また、Androidベースの独自OSである「OxygenOS」は、本流のアップデートに追従する形で迅速にアップデートされます。これにとどまらず、OSのアップデート期間が終了した端末へもセキュリティアップデートをマメに配信する面倒見の良さです。OnePlusは、独自OSはアップデートされない、または、アップデートが遅いといった懸念を払拭してくれます。

2017年から親会社のOPPOが日本で展開しています。OPPOが成功してからになると思いますが、次は、OnePlusが日本展開して欲しいと、ハイエンド端末を追いかけるユーザの多くが思うはずです。

Windows 10はAndroidとの垣根がどんどん低くなる

Windows Mobileを諦めたMicrosoftは、Androidとの距離を年々縮めています。Microsoftが10月2日開催したイベントで、AndroidアプリをWindows 10にミラーリングする機能が公開されました。

この機能は、Windows 10からAndroidのアプリを操作できる機能です。ユースケースビデオが、Windows公式のTwitterアカウントでツイートされているので、これを観るのが一番わかりやすいです。

macOSにも似た機能があって、メッセージはiPhoneと連係してSNSが送信できます。メッセージを受信してもiPhoneを手にすることなく、Macで済ませられるので筆者は気に入っています。しかし、これができるアプリは限られています。Windows 10の実装では、Androidにインストールされているすべてのアプリが操作可能になるので、macOSの実装よりもより進んでいます。

簡単に言えば、Windowsの画面にAndroidの画面が映し出されているだけで、もとからあったmiracastをより進化させたものと考えられます。これがリリースされた時は、ユースケースがわかりませんでしたが、こうした形で活用される道筋があったとは想像できませんでした。

仕事のコミュニケーションは、PCではなくスマホで行われるので、こうした機能が充実していくと、集中力を損なうことなく作業が進められるので生産性の向上につながります。あと残るは電話ですが、Skypeで対応ということになるのでしょうか。

今週は、このあたりで、また来週。

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