激動の2011年
OpenOffice.
これは昨年寄稿させていただいたOpenOffice.
なお,
- ご注意
- 本稿で記述している日付はJSTだったりUTCだったりするため,
最大で1日程度の差があることをご了承ください (可能な限りUTCに合わせてはいます)。また, 多数リンクがありますが, 中にはご覧になっている時点でリンク切れのものもありますが, こちらもご了承ください。その他, 行き交うメールの量が膨大すぎて全部に目を通せないため, 見落としているものもあるかもしれません。何かお気づきの点があればコメントいただけますと幸いです。
- 注1
- もちろん,
そのままの形で3年間継続することはないと思ってはいました。
2011年4月15日まで
さて,
LibreOffice 3.
LibreOfficeの運営母体であるThe Document Foundationは
2月23日には不具合を修正したLibreOffice 3.
3月22日には3.
3月はLibreOfficeのターンでしたが,
- 注2 そのかわりヘルプは別途インストールする必要がありますが,なくてもWebサイトが開かれるため,インターネットにアクセスできる環境があればインストールは必須ではありません。詳しくはLibreOfficeのWebサイトをご覧ください。
OpenOffice.orgの終焉とApache OpenOfficeの登場
4月15日,
「コミュニティベースのオープンソースのプロジェクト」
新たなコミュニティの中心メンバーはIBMの社員で,
Apache OpenOfficeで行われることはいろいろあります。まず,
インフラの移行も行われています。これまでバージョン管理システム
商標やドメインの移管も行われました。
ブランドの決定も行われ,
積み残しの課題もたくさんあります。Apacheのプロジェクトは基本的にソースコードのリリースしか行いませんが,
とにかくたくさんのことが同時に進行しているため状態はかなり混沌としていますが,
- 注3
- Mozillaを切り離したAOLのようなやり方になるのかと勝手に想像していましたが,
OracleはAOLよりも非情だったと言えます。 - 注4
- OpenOffice.
orgの開発を行なっていたOracle社員約120名は解雇されたという噂ですが, 時期まではわかりませんので, この時点で 「元」 社員だったのかも知れません。その後数名はIBMやRed Hatなどに再就職し, Apache OpenOfficeやLibreOfficeの開発を行なっています。 - 注5
- CVSやSubversionに不満があって出てきたのがMercurialやgitです。