ユーザ中心のプライバシー設定管理フレームワーク:ISO/IEC DIS 27556
個人情報の取り扱いは,
ISO/
PPMは,
10月の国際会議でDISに進むことが決まり,
プライバシー向上のための非識別化フレームワーク:ISO/IEC DIS 27559
日本でも匿名化や仮名化という言葉がしばしば使われます。しかし,
ISO/
このために,
- データアセスメント
(攻撃者が得ることができると思われる対象個人の性質, データの形式, 個別属性の性質, データセットの性質などを評価) - 攻撃モデリング
- 非識別化可能性評価
- 対策実施
- ガバナンス
この文書も10月の国際会議でDISに進むことが承認されており,
Grant Management for OAuth 2.0
昨年の新春特集で取り上げた,
この規格を中心的に推進しているのはオーストラリアの消費者データ標準関係者です。多くのデータ提供メカニズムでは,
そこで,
Implementer’s DraftはOpenID Foundationのサイトから無償で取得可能です。
データ倫理元年へ向けて
冒頭で紹介したOECDのワークショップで,
- データ倫理を考えるときには,
個人情報保護の延長としてではなく, データ公正性の観点から考えたほうが良い。個人とともに集団への影響について考えること。 - 実際の処理の内容だけでなく,
それが人々にどのような感覚を与えるかを考える必要がある。実際に監視しなくても監視されているような感覚を与えるだけで人々の行動を変えることができてしまう。 - 「害するなかれ」
原則には問題がある。多くのイノベーターは 「わたしはそれで構わない」 と思うが, 多くの場合彼らは恵まれた人々であり, そのイノベーションによって害される立場になかったり, より大きな利益を得る立場にある。相対的影響度に注目する必要がある。 - データ処理の対象となる権利の検討は重要。多くの場合恵まれない人々は無視され,
それが大きな害を成す。 - 法令は常に遅れている。倫理は法令のさきがけになる。
- データ倫理は法令以前,
最中, 以後をカバーする。 - 非個人情報に対するData Trusteeの役割の再考が必要。
- チェックリストをチェックするのではなく,
処理に関する様々な立場からの批判的熟慮が重要。このためにはデータ倫理審査会をいかに構成・ 運用するかが重要。
今年わたしが進めていく標準化・