Androidケータイの歩き方

第13回REGZA Phone T-01Cを1ヵ月使ってみて(3)

システムアップデート!

2月3日に、REGZA Phoneのシステムアップデートが公開されました。

アップデート内容は「赤外線通信を行った後に、⁠おサイフケータイ」アプリを起動してもエラーが発生し、アプリが起動できない場合がある。」とされています。

筆者は、報告されているような状況で、赤外線とおサイフケータイアプリを使う機会がなかったので不具合の認識はありませんでした。しかし、時々不可解な再起動をする、スリープから復帰後の無線LANへの再接続が極端に遅い、又は、接続できないことがある問題を確認していたので、もしかすると、これらが改善されるかもしれないと期待してアップデートを実施しました。

アップデート後も報告された状況で、赤外線とおサイフケータイを使う機会がないので、不具合の状況は確認できていませんが、端末メモリの空き容量が増加しているのを確認しています。

アップデート前は、100MBを切っていることが多かったのですが、アップデート後は、2ちゃんねるブラウザ、Webブラウザ、ニュースアプリを起動した状態で、メモリ空き容量が200MB以上の値を示しています。アップデートしてから時間が経過しておらず、公式の情報はないので、何らか結論付けることはできませんが、常時動作しなくても良いサービスが停止されメモリ使用量が減ったのかもしれません。

スリープ復帰後の無線LANへ再接続できない問題ですが、アップデート後は、接続できなかったことはなく、また、接続に時間がかかるようなこともなくなりアップデートの効果があったように思われます。また、再起動に関しても一度も発生しておらず、安定して動作している印象です。

公式情報では、おサイフケータイ関連の不具合修正ですが、アップデート後の動きを見ている限りでは、公表されていない不具合が修正されているようです。筆者は、アップデートが原因と考えられる不具合もないので、非常に満足しています。まだ実施されていない方はアップデートすることをオススメします。

アップデートを行うと、ベースバンドバージョンが、5011.1906.38から5011.1906.43になる
アップデートを行うと、ベースバンドバージョンが、5011.1906.38から5011.1906.43になる

さて、前ふりが長くなりましたが、今回も前回に引き続き、REGZA Phone T-01Cの使用レポートをお届けします。今回は、ケース問題のその後と無線LAN環境で使えるようになったSPモードアプリの使い心地のレポートします。

ジャケットその後……

初回のレポートでご紹介したレイ・アウト社製のシリコンジャケットですが、ジャケットの厚みでREGZA Phoneが一回り大きくなり、取り回しに難があることはご紹介済みです。この他にも静電気が原因と思われるホコリ汚れが酷く、特に、この時期は毛足の長い洋服を着る機会が多く持ち運ぶと糸くずだらけになるのが不満でした。

こんな感じで、ホコリまみれに……
こんな感じで、ホコリまみれに……

REGZA Phoneの発売から時間が経過し、さまざまなケースが店頭でその華やかさを競うようになったので、シリコンジャケットには見切りを付けて、別のケースを購入しました。

今回購入したのは、RASTA BANANA製の白いポリカーボネート製のハードケースです。ケースの厚みは1mm程で、REGZA Phoneへ装着した印象は、シリコンジャケットよりも取り回しが楽です。また、端末前面、端末右側面のハードボタンには、ケースが回り込んでいません。シリコンジャケットでもケースの厚みで押しづらかったのですが、このケースではそうした不満もありません。ホコリ汚れの問題ですが、ポリカーボネート製のケースなんで、そうした問題に悩まされることはなく、快適に使うことができています。ただ、ケースの角にバリが残っており、持った時にそれが手に当たり不快に感じることがあります。パッケージに書かれた「MADE IN JAPAN」の文字を見ると、もう少し配慮があっても良かったのでは?と感じます。

今回は、白いケースをチョイス。本体は黒なので、黒白の取り合わせ
今回は、白いケースをチョイス。本体は黒なので、黒白の取り合わせ

SPモードもアップデート

システムアップデートが行われた2日前の2月1日には、SPモードもアップデートも行われました。無線LAN接続でのメール送受信が可能になったことで、その利用範囲はさらに広がるはずですし、パケット通信料の節約にも貢献します。

これまでは、無線LAN環境でもFOMAの音声回線が有効であれば、iモードメールの着信通知が行われたので、メール受信の為に、無線LANをオフにしてFOMAのパケット通信をオンにする必要がありましたが、今回のアップデートからそうした操作をする必要がなくなりました。アプリのUIも変更されて、使い勝手も向上していますが、作り自体がiモードのメール機能と似ており、他のアプリとは異なる部分があるので、使う度にギャップを感じます。

ケータイユーザには、安心感を覚える画面かもしれないが、少々違和感を感じる
ケータイユーザには、安心感を覚える画面かもしれないが、少々違和感を感じる

メールは、他にも選択肢がある

Androidケータイには、標準でGmailが搭載されています。

iモードメールから離れることができない事情があることは十分に理解できますが、そうしたしがらみがない方は、Gmailも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

Gmailもメールを受信すれば、間を空けずに通知が行われますし、PCおよびスマートフォンのどちらでもメール管理ができるので、SPモードとは違った魅力を持っています。評価の為に併用しても費用負担は変わらないので、一度、使ってみて魅力的に感じのであれば、徐々に移行して行くのもAndroidケータイならではの使い方です。

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