前回 に引き続き、今回も7インチタブレット「Nexus 7」で、手持ちの周辺機器が使えるか検証しました。今回は、手持ちのBluetooth機器がNexus 7で使えるか検証を行いました。
REUDO RBK-2200BTi
REUDO社のRBK-2200BTiは、2つ折りのワイヤレスキーボードです。
同社のラインアップには、Windowsキーボードの日本語配列と英語配列、Macキーボードの英語配列があります。筆者は、Macを使っているので、Macキーボードの英語配列である「RBK-2200BTi」を愛用しています。
このキーボードを使うためには、安定した場所とそこそこのスペースが必要になりますが、長文を入力しても苦にならないキータッチが好きで、長く愛用しています。カタログ落ちしている製品を紹介するのは気が引けますが、最新モデルの「RBK-3200BTi」を購入する際の検討材料として、今回の内容が参考になるはずです。
付属のスタンドにNexus 7を立てて使っている様子
さて、このキーボードは、Bluetoothを使って接続します。
使う前には、ペアリングを済ませておく必要がありますが、少しばかり癖があり、ペアリング中にPINキーを入力ダイアログが表示されません。よって、設定画面の表示が「ペアとして接続中…」の表示なったら、キーボードから「0000」を入力した後、enterを押してペアリングを済ませる必要があります。
ペアリングが終われば、普通のキーボードとして使えます。
筆者は、ATOKとの組み合わせで使っています。
日本語入力と英語入力の切り替えは、option+スペースキーを使います。この原稿は、RBK-2200BTiとの組み合わせで書いていますが、入力文字を取りこぼすこともなく快適に使えています。
Nexus 7は、10インチタブレットと比較すると、表示面積が狭く、作業エリアが限られるので、観る以外の用途で使う場合は我慢を強いられます。しかし、文字入力のような作業であれば、RBK-2200BTiから文字入力している最中は、画面にソフトキーボードが表示されず、表示領域を有効活用できます。外部機器との組み合わせ次第では、観る以外の用途でも十分に使えます。
NOKIA BH-111 Bluetoothイヤフォン
NOKIA BH-111は、iPhoneとの組み合わせで愛用中ですが、Nexus 7では使っていないので、Nexus 7のBluetoothをオンにして、BH-111とペアリングしてみます。BH-111とのペアリングは、先でご紹介したRBK-2200BTiのように、PINを入力する必要もなく、すんなりと使い始められます。
拍子抜けするほど、あっさりと使い始めることができる
BH-111は、Bluetoothヘッドセットなので、これで音楽を聴くこともできますが、通話にも使えます。Nexus 7には、電話機能がないので、音声通話に使えるのか確認できませんが、ものは試しにと、Skyepで動作検証を行ったのでご紹介します。
Nexus 7とペアリングした状態で、Skypeを起動し、相手を呼び出してみると、数秒間呼出された後で強制的に読み出しが終了します。何度操作しても同じで、挙動は変わりません。試しに、BH-111とのペアリングを解除した後、同じ相手を呼び出してみると問題なく呼出ができ、通話も行えます。
Skypeとの組み合わせでBH-111が使えれば、活用範囲が広がると考えたのですがペアリングされた状態では、Skypeがうまく動かないので残念な結果となりました。しかし、これ以外の用途、たとえば、huluを観たり音楽を楽しむと言った用途は問題なく使えるので、ご報告をしておきます。
Nexus 7には、ステレオスピーカーが内蔵されていますが、縦に端末を持つとスピーカーが下側にあり、ステレオで音が再生させるありがたみを感じられません。また、本体スピーカーから再生される音は、極端に悪いワケではありませんが、不満をお持ちであれば、BluetoothイヤフォンやBluetoothスピーカーを試してみるのもひとつの解決策になるはずです。
次回も続きます
手持ちの機器だけですが、Bluetooth機器との接続に関しては、大きな問題が出るとは考えられません。BT-111のように、端末に電話機能がある前提の機器は、アプリによっては、それが持つ機能が使えないといったことがあるかもしれません。また、Nexus 7の表示領域の狭さは、外部入力機器をうまく組み合わせることで、解消されることもあるので用途合ったものが探してみるのも良いかもしれません。また、今回には、間に合いませんでしたが、Nexus 7用のキーボード付きアルミケースケースも入手しているので、機会を見て紹介します。