草花の知恵
野の草花には、身近な動物にちなんだ名前が多い。当然であって、どちらも暮らしの友であり、すぐわきにいる。動物は目につきやすいので、先に名づけられた。動く物体の動物とちがって、植物は一つところに根を下ろし、ウロついたりしない。鳴き声を立てるともない。
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1940年兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。
主な著書に『ひとり旅は楽し』(中央公論新社)『ぼくのドイツ文学講義』(岩波書店)『町角ものがたり』(白水社)など。『カフカ小説全集(全6巻)』(白水社)など翻訳書も多数。新刊は『森の紳士録』(岩波新書)。
1940年東京深川生まれ。新潟県浦佐で育つ。2002年南魚沼郡塩沢町に古民家を再生したギャラリー「野の花館」開設。
画集に『折々の花たち 1~4』(恒文社)『野の花の水彩画』『私の好きな野の花』『野の花 山の花』(日貿出版社)など。
外山康雄の野の花館:
URL:http://www.toyama-yasuo.jp/
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