WEB+DB PRESS Vol.110
2019年4月25日紙版発売
2019年4月25日電子版発売
B5判/168ページ
定価1,628円(本体1,480円+税10%)
ISBN 978-4-297-10533-4
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今号の特集概要
特集1
名前付け大全
設計も,実装も,ここから始まる!
クラス名やメソッド名,変数名……。私たちは日々「名前」を使っています。書き手として「ふさわしいクラス名を思い付かない」と悩むこともあれば,読み手として「こんなメソッド名ではわからない」と悩まされることもあります。そこで今回の「名前付け」特集です。「良い名前」とは「適切な名前を選び」「正しく書かれた」ものと定義したうえで,「適切な名前選び」の理論と実践(ケーススタディ)をじっくりと解説。そして「正しく書く」ために大切な英語のポイントを紹介します。
特集2
速習gRPC
高速! 安全! 高信頼! マイクロサービス接続の大本命
gRPC は,Google が開発し,OSS として提供されているRPC(遠隔手続き呼び出し)フレームワークです。gRPC を用いることで,さまざまな言語で書かれたクライアントアプリケーションから,別のマシンのサーバアプリケーションへ通信手段を意識せずに接続できます。そのため,マイクロサービス間の通信に適しています。本特集では,タスク管理マイクロサービスの実装を通して,gRPC を使用した開発について解説していきます。
特集3
最新TLS 1.3徹底解剖
通信を覗いてHTTPSの裏側を知る
2018年8月にリリースされたTLS 1.3を徹底的に紹介する特集です。TLS 1.2からTLS 1.3になり,たくさんの重要な変更,機能追加が行われています。それらを実際に見て実感してもらうため,TLS 1.3による通信の模様をWiresharkでパケットを覗いて,1.2との違いや重要なポイントを解説します。また,大きな特徴であるパフォーマンス改善についても,1.2からの改善,暗号アルゴリズムによる変化などベンチマークを交えて解説します。
一般記事
オープンデータのためのWikidata入門
SPARQLで知識データベースを自在に検索!
Vol.1~120までのPDFを収録したDVD-ROMが付いているお得な総集編もあります!
- WEB+DB PRESS総集編[Vol.1~120]
- https://gihyo.jp/book/2021/978-4-297-12215-7
目次
特集1
名前付け大全
設計も,実装も,ここから始まる!
- 第1章:「良い名前」とは何か
理解しやすく,変更に強く,読みやすく - 第2章:名前付けの理論
意味と挙動を3つのパターンから考える - 第3章:名前付けの実践
ケーススタディで攻略する - 第4章:英語の壁の克服
品詞,時制,語彙,スペリング - 第5章:さらなる効率化の手法
辞書の使い分け,共通語彙の活用
特集2
速習gRPC
高速! 安全! 高信頼! マイクロサービス接続の大本命
- 第1章:gRPCとは何か
Googleが開発した背景,RESTやGraphQLとの比較 - 第2章:Protocol Buffersの基礎知識
gRPCで用いる強い型付けのインタフェース定義言語 - 第3章:gRPCの基礎知識
開発環境の構築,開発フロー,4種類の通信方式 - 第4章:gRPCの実践的な機能
エラーハンドリング,タイムアウト設定,メタデータ,インタセプタ - 第5章:タスク管理マイクロサービスの設計
サービス間のインタフェースを定義し,コードを自動生成しよう! - 第6章:タスク管理マイクロサービスの開発
サービスとフロントサーバを実装し,動かそう!
特集3
最新TLS 1.3徹底解剖
通信を覗いてHTTPSの裏側を知る
- 第1章:Webの安心/安全を支えるTLS
SSL/TLSの歴史,TLS 1.3の改善点 - 第2章:暗号技術の基礎
共通鍵暗号,公開鍵暗号,ハッシュ関数,証明書,アルゴリズム - 第3章:TLS 1.3の通信を覗いてみよう
TLS 1.2との違い,ハンドシェイク/セッション再開の高速化 - 第4章:パフォーマンスを比較してみよう
TLS 1.2と1.3,暗号アルゴリズムの種類,ハードウェアサポートの有無
一般記事
- オープンデータのためのWikidata入門
SPARQLで知識データベースを自在に検索!
連載
- Rubyのウラガワ ── Rubyインタプリタに学ぶデータ構造とアルゴリズム
【第1回】オブジェクトはどうやって表現するのか?──ポインタと埋め込み表現 - 知りたい! フロントエンドトレンド
【第1回】マイクロフロントエンド ……チームごとに独立して最適な技術で開発 - モダンPHPエンジニアへの道
【第1回】Composer実践活用術 ……チームでのパッケージ管理,共通処理の切り出し,本番環境との切り替え - Dive to Java ── OpenJDK開発者が明かす,最新開発/運用テクニック
【第6回】注目!Java 12新機能 ……新元号・令和対応,switch式の導入,メモリデバイスへのオブジェクト配置 - Goに入りては…… ── When In Go...
【第12回】Goのビルドキャッシュ/テストキャッシュのしくみ - Perl Hackers Hub
【第55回】Perlコードの高速化 ……文字列処理の時間短縮とデータ構造の効率化 - 大規模インフラ解体新書 ── ソフトウェアエンジニアリングの視点から
【最終回】クラウド時代の可用性向上 ……オートスケーリング,Envoy Proxyの活用
コラム
- 縁の下のUIデザイン ── 少しの工夫で大きな改善!
【第13回】保存のデザインの使い分け ……「自動保存」「行ごとに保存」「すべて保存」 - at the front ── 前線にて
【第4回】若きCTOが語る,経営と エンジニアリングのこれから ……合同会社 DMM.com 松本勇気さん - はまちちゃんとわかばちゃんのREADER'S FORUM ── 読者のページ
【第61回】
Special Report
- try! Swift Tokyo 2019