WEB+DB PRESS plusシリーズWebを支える技術
―― HTTP,URI,HTML,そしてREST

この本の概要

Webは誕生から20年で爆発的な普及を果たし,17億人のユーザと2億台のサーバを抱える巨大システムへと成長しました。Webがここまで成功した秘密は,その設計思想,いわゆるアーキテクチャにあります。Webのアーキテクチャ,そしてHTTP,URI,HTMLといったWebを支える技術は,Webがどんなに巨大化しても対応できるように設計されていたのです。

私たちが作る個々のWebサービスも,Webのアーキテクチャにのっとることで成功へとつながります。Webのアーキテクチャに正しく適応したWebサービスは,情報が整理され,ユーザの使い勝手が向上し,ほかのサービスと連携しやすくなり,将来的な拡張性が確保されるからです。

本書のテーマは,Webサービスの実践的な設計です。まずHTTPやURI,HTMLなどの仕様を歴史や設計思想を織り交ぜて解説します。そしてWebサービスにおける設計課題,たとえば望ましいURI,HTTPメソッドの使い分け,クライアントとサーバの役割分担,設計プロセスなどについて,現時点のベストプラクティスを紹介します。

こんな方におすすめ

  • Webサービス(Webアプリケーション/Web API)の設計・開発に携わる方
  • Webのしくみや動作原理を知りたい方
  • URIの仕様や,良いURIについて知りたい方
  • HTTPメソッド,ヘッダ,ステータスコードの仕様や使い方を学びたい方
  • RESTについて学びたい方

本書に関するお知らせ

本書の公式タグはwebtechbookです。

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『Webを支える技術』刊行記念トークセッションレポート
2010年4月8日(木)19時から,ジュンク堂書店池袋本店4階のカフェにて,同日発売の『Webを支える技術』(山本陽平著)の刊行を記念したトークセッション「なぜWebはこんなにも成功したのか ── 実践的なWebサービスの設計指針」が開催されました。
[祝]12冊記念! WEB+DB PRESS plusシリーズ大集合
刻々と移り変わる情報技術,インターネットの業界。次々と登場する新技術を,日々キャッチアップするのは大変です。技術の進化を追うためは,知識の積み重ねが必要な場面が多々あります。

著者プロフィール

山本陽平(やまもとようへい)

1975年生まれ。株式会社リコーグループ技術開発本部にてWebに関連した研究開発に従事。個人のブログではWebやXMLに関連する記事を書いている。好きなプログラミング言語はJavaとRuby。好きなHTTPメソッドはGET,ステータスコードは200 OK,ヘッダはContent-Type。

ブログ:http://yohei-y.blogspot.com