WEB+DB PRESS plusシリーズWeb API設計実践入門
――API仕様ファーストによるテスト駆動開発

[表紙]Web API設計実践入門 ――API仕様ファーストによるテスト駆動開発

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A5判/208ページ

定価2,860円(本体2,600円+税10%)

ISBN 978-4-297-14293-3

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この本の概要

本書は,著者が1993年から約30年間経験してきたAPI仕様の作成,2003年から20年間経験してきたテストファースト開発/テスト駆動開発の知見をまとめたものであり,一般的なソフトウェア開発者が習得することが容易ではない事柄を,本書を通して学び,実践してもらうことを目的としています。

本書が提唱する「API仕様ファースト開発」はWebサービスにおける大域的なテスト駆動開発の実現に必要なものであり,また,API仕様ファースト開発を実現するにはテスト駆動開発が必要です。API仕様ファースト開発とテスト駆動開発は,いわば車の両輪のような関係にあります。

本書では,ソフトウェアテストの変遷とWebサービスにおけるAPI仕様の関連を説明したうえで,API仕様とはどうあるべきか,API仕様に何を書くべきかについて説明します。具体例としてはgRPCを取り上げます。第4章で紹介するAPI仕様ファースト開発という開発プロセスは,筆者が日々実践していることですが,多くのソフトウェアエンジニアが実践できていないことです。そのために必要なE2Eテストフレームワーク,さらには,API仕様がきちんと書かれていないために生まれる技術負債の返済方法なども紹介します。

こんな方におすすめ

  • Webサービス開発者
  • API設計を学びたい方
  • テスト駆動開発に取り組んでいる方
  • より良い開発手法を知りたい方

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著者の一言

本書のサンプル

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著者プロフィール

柴田芳樹(しばたよしき)

1959年生。九州工業大学および大学院で情報工学を専攻。1984年4月に富士ゼロックスに就職し,その後さまざまな会社でソフトウェア開発に従事。2024年4月より個人事業主として活動。2018年6月に,メルペイ(メルカリ子会社)でWebサービスのバックエンドサービス開発に従事してからは,「API仕様ファースト開発」によるGoおよびTypeScriptを用いたバックエンドサービス開発に従事している。

著書に『プログラマー“まだまだ”現役続行』(2010年,技術評論社),『ソフトウェア開発の名著を読む【第二版】』(2009年,技術評論社),『Java 2 Standard Edition 5.0 Tiger──拡張された言語仕様について』(2005年,ピアソンエデュケーション)。

訳書に『Effective Java 第3版』(2018年,丸善出版),『プログラミング言語Go』(2016年,丸善出版),『ベタープログラマ』(2017年,オライリー・ジャパン)『スーパーユーザーなら知っておくべきLinuxシステムの仕組み』(2022年,インプレス),『Go言語100Tips』(2023年8月,インプレス)ほか多数。

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