クラウドを支える技術 ──データセンターサイズのマシン設計法入門
日本語版に寄せて
エレクトロニクスが大好きな子供としてブラジルで成長し,電気工学を学ぶ学生となった筆者は,日本の工業,とくにデジタルやコンピュータのテクノロジーの革新に関して日本の豊かな歴史をずっと尊敬してきました。このため,筆者達の著作の第2版が日本で広く手に入るようになることは,特別に名誉なことと感じています。
原著共著者を代表し,本書の翻訳にあたり英文を詳細にレビューし,日本語訳を作るにあたって,いくつもの誤りを正し,わかりやすい注釈を加えてくれた翻訳者のHisa Ando氏に感謝します。今日のクラウドコンピューティングサービスを実行するマシンの設計とプログラミングの入門書である本書が,日本の学生や実務家の方々の役に立つことを期待しています。