最新のHTML5動向、さらに「FINALFANTASYXIII-2」キャンペーンサイトの裏側まで!――HTML5+IE9 Web Camp 2 with html5j.org、12月16日開催

2011年12月16日、日本Microsoft主催、html5j.orgW3C/Keio(慶應)協力のイベント「HTML5+IE9 Web Camp 2 with html5j.org」が開催される。

HTML5に向けて一気にシフトした2011年

2011年、Webの業界が一気にHTML5へシフトしました。HTML5の仕様策定以外に、各種ブラウザの対応、スマートフォンの普及などの要因はもちろん、何よりHTML5が持つ表現力の豊かさによるものだ。こうした中、2011年夏以降、各社の取り組み発表、さまざまなイベント、雑誌・書籍の刊行が進んでいる。

そして、年の瀬の最後に開催されるのが今回紹介する「HTML5+IE9 Web Camp 2 with html5j.org」だ。

HTML5+IE9 Web Camp 2 with html5j.org
http://www.microsoft.com/japan/web/webcamp2/default.aspx

豪華な講師陣、豊富なプログラム

予定されている講演は、非営利、中立の立場、ブラウザベンダ、ユーザ、それぞれの立場から行われる。

オープニングキーノートにはW3C/Keio深見嘉明氏が「HTML5 登場の意義と Web 標準とのつきあいかた」と題したプレゼンテーションを行う。HTMLバージョンアップの背景、これからのWebの姿、Web標準とのつきあいかたについて、W3Cの視点から発表する。

この他、主催者でもあり、Internet Explorer開発元でもあるMicrosoftからは、⁠マイクロソフトの新しい Web ブラウザー Internet Explorer 10 と HTML5」と題し、IE10とHTML5に関する取り組みが発表される。IE10は今年4月に開催されたMIX11でプレビュー版が発表され、現在も開発が進んでいる。ブラウザというユーザとのタッチポイントツールにおいて、HTML5がどう表現されるのか、注目したい。

さらに、html5j.orgの枠では「Presented by html5j.org。おれの HTML5 の話を聞け」というテーマで、3つのプレゼンテーションが予定されている。

  1. WebSocket のキホン:金城 雄/NTTアドバンステクノロジ
  2. Press F12!:井原 雄太郎/東京工科大学大学院/yutaro_i
  3. SVG と地図と IE と私:若狭 正生/株式会社コネクティ/wks

いずれもエンジニア/クリエイター視点ならではの内容が予定されていて、作り手にとってはぜひとも聞いておきたい内容だろう。

ゲームの世界にもHTML5が!

最後のセッションは、今もなお日本のゲームシーンを席巻しつづけている『FINAL FANTASY』のキャンペーンサイトが取り上げられる。開催日前日、12月15日に最新版『FINAL FANTASY XIII-2』が発売され、発売に向けてキャンペーンサイトモーグリのツイートキャッチが公開されている。このサイトは、HTML5のCanvasやGeolocation、CSS3を利用している他、バックエンドインフラにはWindows Azureを採用しているとのこと。

今回、サイト制作を担当したクレアテックが「HTML5 プロジェクトの舞台裏~FINAL FANTASY XIII-2キャンペーンサイト~」と題し、企画からリリースまで、その裏側を公開する。

参加費無料、最新のHTML5動向を体感したい人は必聴

今回のイベントは参加費無料で開催される。HTML5を取り巻く環境は日々変化し続ける中、HTML5の今、そして2012年の展望を知りたい方にはぜひとも参加してもらいたいイベントだ。

日時2011年12月16日13:00-18:00 (開場12:30、閉場18:30)
会場ザ・グランドホール 品川
〒108-0075 東京都港区港南 2-16-4 品川グランドセントラルタワー 3F
⁠JR品川駅、港南口よりスカイウェイ徒歩3分、京浜急行品川駅より徒歩6分)
参加費無償
対象者Webデザイナー、Flashデザイナー/デベロッパー、フロントエンドエンジニア、コーダー、マークアップエンジニア
申し込みhttps://www.event-marketing.jp/events/html5_ie9_2/register/

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