世界のTeXユーザが日本へ集結――日本初開催となるTUG 2013、10月23~26日に東京で開催

2013年10月23~26日の4日間、東京大学駒場キャンパスにて、日本初開催となるTeXユーザのための国際会議「TUG 2013」が開催される。

TUG 2013
http://tug.org/tug2013/jp/

現在、日本にはTeXに関するユーザグループがないなか、2009年から年に1回、⁠TeXユーザの集い」という国内会議が開催されてきており、TeXユーザ・開発者のオフライン(フェイス・トゥ・フェイス)での交流が深められてきた。その流れを受け、今回開催として東京が立候補し、招致に成功してTUG 2013の開催に至った。

日本語表記、書体、組版、索引に関して解説するセッション・チュートリアルも用意

TUGは基本的に英語によるプレゼンテーションが行われるが、今回は日本開催を受け、日本語表記、書体、組版、索引といった日本独自の言語体系に特化した内容のセッション・チュートリアルも用意される。おもなセッションは以下のとおり。

セッションタイトル発表者
日本語表記の構造概説矢田勉氏(大阪大学大学院文学研究科)
索引をつくることによるメリット鹿野桂一郎氏
日本語の書体設計 --- 欧文書体との類似点と相違点高田裕美氏(タイプバンク)
日本語組版処理上の基本問題家辺勝文氏

実行委員には、TeX Live の取りまとめなど活発なKarl Berry氏、TeX入門書『LaTeX2ε 美文書作成入門』シリーズ著者の奥村晴彦教授など多彩な顔ぶれが名を連ねる。

『LaTeX2ε 美文書作成入門』著者 奥村晴彦教授サイン会開催

10月26日10:50~11:10、12:20~12:40の時間帯にて、⁠LaTeX2ε 美文書作成入門』著者奥村晴彦教授のサイン会を開催します。ふるってご参加ください(なお、サイン会をご希望の方はTUGへの参加が必要となります⁠⁠。
会議名TUG 2013(第34回TeX Users Group年次大会)
開催期日2013年10月23日~26日
開催場所東京大学大学院数理科学研究科
東京都目黒区駒場3-8-1、駒場Iキャンパス
申し込み〆切2013年9月22日
申し込みURLhttps://www.tug.org/tug2013/jp/register.html

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