LINE株式会社は11月20,
- LINE DEVELOPER DAY 2019
- URL:https://
linedevday. linecorp. com/ jp/ 2019/ - ※ 参加申し込みは11月4日
(木) までにカンファレンス公式ページから
今年で5回目となる本イベントですが,
イベント開催に先駆けて,
エンジニアの好奇心を満たす内容に必ず出会える!
お話を伺ったのは以下の3名の皆さんです。
- LINE Z Part チーム Software Engineer 河村勇人氏
- LINE App Dev 3チーム Software Engineer 玉木英嗣氏
- LINE 開発Bチーム Software Engineer 大森貴博氏
プラットフォーム,
まず,
「DEVDAY」なのでゴリゴリのエンジニア向けにエンジニアリングの話しかしない!
- Reliability Engineering Behind The Most Trusted Kafka Platform
- 河村勇人氏
(1日目:16:20~17:00 / HALL-A)
最初は,
河村氏は,
今回は,
基盤開発・運用の現場と実際がわかる
- ――
「Reliability Engineering Behind The Most Trusted Kafka Platform」 の見どころについて教えてください。 河村:実は昨年も似たようなタイトルで
「Multi-Tenancy Kafka cluster for LINE services with 250 billion daily messages」 という発表を行っています。去年の発表でもKafka固有の知識や使い方などだけでなく, Kafka platform上で, ユーザから求められるサービスレベルで運用していくためのリライアビリティエンジニアリングにフォーカスしてお話をさせていただきました。 今年もタイトルには
「Kafka」 と入っていますが, 必ずしもKafkaのことを知らなくても, そこでのリライアビリティエンジニアリングのエッセンスを一般化したような形で, テクニックや考え方の紹介を行っています。今回のセッションでは去年よりもその傾向を強めて, Kafkaについての固有の話は最初だけで, あとは徹底してパフォーマンスエンジニアリングやSLO (Service Level Objective) を決めるための計測の仕方など, リライアビリティエンジニアリングに一般化した話をする予定です。 1つは,
分散システムでサービスレベルを測るときの話題です。分散システムは面白くて, サーバ側とクライアント側が協調して動作します。サーバ側だけで取得できるメトリックだけではサービスレベルを測ることができません。必ずクライアント側の視点から, サーバ側と協調して動作した上での結果のメトリックを見る必要があります。そこをどうやっているかというお話をさせていただきます。 もう1つは,
トラブルシューティングの話です。Kafkaのクラスタで起きたパフォーマンスのイシューについて, それが起きたところからどんな段階を経て調査を進めていったか, その過程でどのようなテクニックを使ったか, そして最終的にその問題の原因を突き止めるまでの流れを説明していきます。
ゴリゴリの“ガチ”エンジニアにおすすめ
- ――Kafkaは1つの題材として,
サービス開発運用には欠かせない, リライアビリティエンジニアリングやパフォーマンスエンジニアリングについて, 実践的, かつ, 河村さんご自身やLINE社として蓄積されてきたノウハウが公開される, 非常に濃いセッションになりそうです。実際, どういった方に聴講してもらいたいですか? 河村:とにかく
“ゴリゴリ” のエンジニアですね。 (LINE DEVELOPER DAYは) イベント名からして 「DEVDAY (開発者の日)」なので, エンジニアリングの話がしたい。開発者と話したいと私は強く思っています。DEVDAYのように, 非常に規模が大きいカンファレンスでは (多くの方に聞いてもらえるよう) 一般向けの内容に寄せて, 比較的抽象的な内容にする発表者もいますが, 私は来場者数や聴講者数ではなく, 自分が技術者として純粋に面白いと考えている内容にフォーカスし, 準備しています。 余談ですが,
去年もそうした内容でお話をしたところ, 案の定技術者ではないような方はポカーンとされていました (笑)。しかし, 技術者の方からは好評をいただいたので, 今年も技術者向けのゴリゴリの技術の話をする予定です。とくに, ローレイヤに興味がある方や日ごろからリライアビリティエンジニアリングやパフォーマンスエンジニアリングをやっている方たちにとっては, 確実に面白い話になるので, 期待してください。