新型iPhone「iPhone 5s」「iPhone 5c」発表、日本では9月20日から販売開始、キャリアにNTTドコモも加わる――iOS 7の提供は9月18日から

2013年9月11日、Appleは新型iPhone「iPhone 5s」⁠iPhone 5c」および次期iOS 7について発表した。

64ビットA7チップ、Touch ID指紋認証センサ搭載など大幅に刷新されたiPhone 5s

iPhone 5の後継として発表されたiPhone 5sは、64ビットのA7チップを搭載しこれまで以上の処理能力を実現する。加えて、M7と呼ばれるモーション処理向けのプロセッサが搭載されることになり、加速度センサやジャイロセンサなどのデータ処理が大幅に向上されることが期待できる。

この他、ロック解除にはTouch ID指紋認証センサを実装したり、True Toneフラッシュ付き8メガピクセルiSightカメラの搭載、LTE対応が強化された他、OSは新型のiOS 7を搭載、卓上ホルダが純正のオプションとして用意される。

iPhone 5s
iPhone 5s

本体カラーは、ゴールド、シルバー、スペースグレーの3色で、別売りのレザーケースとしてベージュ、ブラック、ブルー、ブラウン、イエロー、レッドの6色が用意されている。発表時点での価格は、16Gバイトモデル199ドル、32Gバイトモデル299ドル、64Gバイトモデル399ドルとなっている(いずれも2年契約⁠⁠。

廉価型iPhone「iPhone 5c」

さらに、今回は廉価版iPhoneとも言える、⁠iPhone 5c」が発表された。新型の筐体デザインに加えて、ホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5種類の本体カラーバリエーションが用意されている。

iPhone 5c
iPhone 5c

こちらはiOS 7搭載ではあるものの、CPUはA6、また、モーションプロセッサのM7やTouch ID指紋認証センサは搭載されない。

価格は、16Gバイトモデル99ドル、32Gバイトモデル199ドルとなっている(いずれも2年契約⁠⁠。

大幅にバージョンアップしたiOS 7

今回の発表では、OSのバージョンアップも発表された。それがiOS 7だ。一番の注目は大幅に刷新されたユーザインターフェース。これまでのガイドラインを書き換え、新しいインターフェース、その先にあるユーザ体験の提供を目指すべく、200以上の新機能が追加されている。

たとえば、必要なコントロール類にすぐにアクセスできる「コントロールセンター」やロックされたスクリーンからも利用できる「通知センター⁠⁠、パフォーマンスが向上したマルチタスキングなど。

その他、近くにいるユーザとコンテンツが共有しやすくなった「AirDrop⁠⁠、カメラアプリケーションの新フィルタ、そして、新しい音楽体験を提供するiTunes Radioなど、従来から大きな変更がされており、開発者・デザイナの腕が試されるとも言える。

日本国内ではNTTドコモからの提供もスタート

日本国内での展開に関しては、これまでソフトバンク、auの2キャリアに加えて、NTTドコモからの提供が発表され、これで国内3大キャリアでのiPhone利用が可能となった。

なお、3キャリアとも発売は2013年9月20日から。

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