法人向けLINEアカウント、新機能「通知メッセージ」実装――登録電話番号情報でマッチングしてメッセージ通知が可能に

2018年3月1日、LINEを株式会社は同社が法人向けに展開する法人向けLINEアカウントにて、新機能「通知メッセージ」の実装を発表した。

法人向けLINEアカウント新機能「通知メッセージ」について説明するLINE株式会社代表取締役社長 出澤剛氏。2018年3月現在、7,300万ユーザを抱えるLINEで公式アカウントは300以上開設されているとのこと
法人向けLINEアカウント新機能「通知メッセージ」について説明するLINE株式会社代表取締役社長 出澤剛氏。2018年3月現在、7,300万ユーザを抱えるLINEで公式アカウントは300以上開設されているとのこと

これまで展開されていた法人向けLINEアカウントでは、ユーザがそのアカウントをフレンド(友人)登録しない限り、情報の伝達ができなかった。今回、フレンド登録なしに通知が行えるようになる。

通知メッセージの特徴は以下のとおり。

  • ユーザにとって必要の高いメッセージ
  • 「友だち」以外のユーザへも配信可能
  • 広告を除く

具体的には、たとえば、今回初期参画企業の場合では、予約した航空便の遅延・欠航の連絡、宅急便配送に関する発祥状況や完了の連絡、公共料金に関して使用量や料金の確認、支払方法の変更などが行えるようになる。

通知ユーザの選定については、対象法人が提供するサービス利用時(予約や会員登録など)に登録した電話番号情報と、LINEに登録した電話番号のマッチングで行う。

今回の発表時では、以下の6社が新機能を利用できる法人アカウントを持つことになる。

初期参画企業の6社
初期参画企業の6社
  • 日本航空株式会社(JAL)
  • 全日本空輸株式会社(ANA)
  • 東京電力エナジーパートナー株式会社(TEPCO)
  • 中部電力株式会社
  • 東京ガス株式会社
  • ヤマト運輸株式会社

今後について「まず初期参画企業の6社と協力しながらユーザベネフィットを高めながら、将来的にはネット通販企業や公共機関での利用、その他、飲食や娯楽などのサービスなど、オンラインコミュニケーションが発生しうる企業との提携についても検討していきたい」と出澤氏はコメントした。

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