株式会社paperboy&co.(以下ペパボ)は2013年6月14~16日の3日間、デザインフェスタギャラリー(東京・原宿)にて「ペパボ文化祭~みる・きく・あそぶ3日間」を開催している。
今回のイベントは、今年1月に創立10周年を迎えた同社が、「もっとおもしろくできる」の合言葉のもと、みんなで一緒にワイワイ楽しめるイベントを開催して感謝の気持をお伝えしたいというコンセプトのものと開催された。
全3フロアにわたって、同社のサービスにちなんだ展示を用意
会場となったデザインフェスタギャラリーをすべて使い切り、全3フロアに、同社のサービスにちなんだ展示が用意されている。
1Fには、「リアルカラメルショップ」や「minne手作りマーケット」のように、実際にモノを変えるコーナーが用意されていたり、本が読める「ブクログ図書館」がある。
その他、以前取材を行った「OEKAKIGRAM」の作品を展示したコーナーをはじめ、会場内はペパボ一色となっている。
ペパボの10年を振り返る
3Fには、「ペパボの歴史 Side-B」という部屋にて、これまでのペパボの歴史に関する展示が行われたスペースが用意されており、起業時のエピソードから次の10年に向けた意気込みなどを知ることができる。
各種トークイベントも開催
3日間にわたって、さまざまなトークイベントも予定されている。オープニングを飾ったのは、カラーミー企画による「あの人気ネットショップオーナーが語る!「赤裸々ネットショップ運営あるある」と題したトークセッション。
「北欧、暮らしの道具店」の青木耕平氏、「GUTS CHROME」の奥野純考氏、「Zakka MiniMIni」の上山美鶴子氏をパネリストに迎えて、ネットショップ事業者の本音が語られたイベントが開催された。
さまざまな失敗談などを語りながら、何かトラブルが合った場合には「(どうせ気分転換しても忘れられないので)とことん考えぬく」(青木氏)や「トラブルを忘れて他のことを考えるようにする」(上山氏)といったように、三者三様の意見が出てきて面白かった。また、「ユーザ向けの掲示板の改良を願いたい」(奥野氏)、「発送承認のユーザインターフェースの変更を希望」(上山氏)など、使い込んでいるからこその、事業者であるペパボに向けた強い要望が出る場ともなった。
また、ネットショップについて青木氏は「ネットショップは農業と同じ。水をたくさんあげたからといって成長するのではなく、きちんと状況を見て、その時々の状況を見ながら運用していくことで、成長、成功につながっていくと思います」という、同氏の経験に基づく貴重な意見を聞くことができた。
聴講者側にもカラーミーユーザが参加しており、こういった形でユーザ間の交流の場が生まれたのも、この文化祭ならではの特徴と言える。
なお、14日の午後にはペパボ創業者の家入一真氏と現代表取締役社長の佐藤健太郎氏によるトークセッションが組まれている他、15、16日にも注目のセッションが予定されている。
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その他、会場全体を使ったスタンプラリーなど、参加者がどの場所でも楽しめる仕掛けが多数用意されている。
入場無料、14日は19:30まで、15日は11:00~19:30まで、16日は11:00~17:00までの開催期間となっているので、興味のある方はぜひ足を運んで楽しんでみてはどうだろうか?
- 会場:デザインフェスタギャラリー
- http://www.designfestagallery.com/
- ペパボ文化祭
- http://10th.paperboy.co.jp/