技評SE新書シリーズ組込みソフトの開発現場につける薬

[表紙]組込みソフトの開発現場につける薬

紙版発売

新書判/224ページ

定価924円(本体840円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3361-4

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この本の概要

市場の多様化によって「高品質」「高機能」「高性能」が求められている中,組込みソフト開発は「短納期」「低コスト」,そして生産性向上を伴う「開発技術の変革」を進めなければなりません。本書は,このような厳しい状況を打開するヒントが詰まった組込みエンジニア必携の書です。

こんな方におすすめ

  • 仕事量の多さに悩み苦しんでいるエンジニア
  • チーム開発の難しさを目の当たりにしているリーダー
  • 効率的な管理方法を探しているマネージャ

著者の一言

組込みソフトという言葉がもてはやされていますが,実際の開発現場の課題や問題を話題にした本や情報が少ないように思えます。この本は,著者が20年に渡り,組込みソフト開発の現場で経験してきた,要求や技術,開発方法,管理方法と,その変化から見つけ出した本質を,隠すことなく表しています。

さらに,実際の製品開発を効率的に進める上で,欠くことのできない活動や,その活動を進めていくうえで重要な考え方を示すことで,組込みソフト開発現場の目指す姿と現実のギャップを埋めるための施策を検討するきっかけにしていただけるのではないかと思います。

組込みソフト開発の現場で,改善に取り組むリーダーや開発者の皆さんには,本書をご一読いただき,職場での議論の元にしていただければと思います。また,これから組込みソフト開発を始めようとされている皆さんには,実際の組込みソフト開発の現場を知るための一助として,お役立ていただければと思います。それ以外の皆さんには,とてもやりがいのある組込みソフト開発の仕事の一端を知っていただくことができる一冊です。

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目新しい技術や手法に翻弄されていませんか?
情報家電,携帯電話,自動車などを制御し,新たな機能やサービスを生み出す組込みソフトウェアの重要性は年々大きくなっています。

著者プロフィール

杉浦英樹(すぎうらひでき)

1986年富士ゼロックスに入社。「何処にも青山あり」の言葉のとおり,言われるがままに組込み制御ソフトウェア開発を開始。以来,組込みソフトウェア開発全般に没頭。アセンブラによる機械制御から,構造化手法へのパラダイムシフトを経て,オブジェクト指向による組込みソフトウェア開発へパラダイムチェンジ。開発手法の変革の中で,開発プロセスと開発管理の必要性を身をもって体験できた。昨今は,組込みソフトウェア開発に関する技術プロデュースを中心に,さらなる効率化を推進している。「ソフトウェアは,シンプルでわかりやすくなければならない」が信念。SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)コミュニティ会員。近著に『自分のペースでゆったり学ぶ Cプログラミング超入門』(技術評論社),『組込みソフトウェア開発基礎講座』(共著。翔泳社)がある。

著書