JBoss徹底活用ガイド
                    ―Java・オープンソース・JBoss Seam・JBoss AS   
                  
                  
                  - 皆本房幸,大沢隆義,大塚玲子,木村貴由,小林俊哉,脇坂茂明(日本JBossユーザ・グループ) 著
 - 定価
 - 3,058円(本体2,780円+税10%)
 - 発売日
 - 2008.2.19[在庫なし]
 - 判型
 - B5変形
 - 頁数
 - 352ページ
 - ISBN
 - 978-4-7741-3379-9
 
概要
EJBアプリケーションサーバJBoss ASとWebフレームワークJBoss SeamによるWebアプリケーション開発を解説します。
こんな方にオススメ
- JBossでEJB3を体験したい方
 - JBoss Seamの高機能を体感したい方。
 
目次
第1章Seamを動かす
- 1.1 準備
- 1.1.1 JBoss ASのインストール
 - 1.1.2 JBoss Seamのインストール
 - 1.1.3 Antのインストール
 - 1.1.4 サンプルアプリケーションの動かし方
 
 - 1.2 Bookingアプリケーション解説
- 1.2.1 ホテル予約をしてみよう
 
 - 1.3 Seamの真骨頂
- 1.3.1 戻ると再描画
 - 1.3.2 複数ウィンドウ対応
 - 1.3.3 処理中画面の復元
 - 1.3.4 まとめ
 
 
第2章 SeamユーザのためのEJB3/JSF入門
- 2.1 Java EE 5
- 2.1.1 アノテーション
 - 2.1.2 POJO
 - 2.1.3 DI:依存性注入
 
 - 2.2 EJB3
- 2.2.1 EJBとは
 - 2.2.2 EJBの種類
 - 2.2.3 セッションBean
 - 2.2.4 セッションBeanのライフサイクル管理
 - 2.2.4 セッションBeanのトランザクション管理
 
 - 2.3 JPA
- 2.3.1 O/Rマッピングとは
 - 2.3.2 JPAとは
 - 2.3.3 エンティティBean
 - 2.3.4 EntityManager
 - 2.3.5 永続コンテキスト
 
 - 2.4 JSF入門
- 2.4.1 JSFとは
 - 2.4.2 JSFアーキテクチャ
 - 2.4.3 JSFライフサイクル
 - 2.4.4 faces-config.xml
 - 2.4.5 JSFコンポーネント
 - 2.4.6 Facelets
 
 
第3章 Seamのコンセプト
- 3.1 Seamの概要
- 3.1.1 Seamとは何か
 - 3.1.2 Seamの特徴
 - 3.1.3 Seamの動作環境
 
 - 3.2 Seamが登場した背景
- 3.2.1 HTTPセッションの限界
 - 3.2.2 Webアプリケーション作成上の課題
 
 - 3.3 Seamコンポーネントモデル
- 3.3.1 Java EEを使いやすくするには
 - 3.3.2 Seamフレームワークとは
 
 - 3.4 JSFからEJBを直接操作
- 3.4.1 JSF+EJB3
 - 3.4.2 コンポーネントの定義
 - 3.4.3 EL(Expression Language)
 
 - 3.5 宣言的状態管理
- 3.5.1 コンテキスト
 - 3.5.2 スコープ
 - 3.5.3 ライフサイクル管理
 
 - 3.6 バイジェクションによるコンポーネント間連携
- 3.6.1 コンポーネントの参照
 - 3.6.2 コンポーネントの疎結合連携
 - 3.6.3 Seam内部の動作概要
 
 - 3.7 対話状態の管理
- 3.7.1 対話状態とは
 - 3.7.2 長期対話の開始と終了
 - 3.7.3 戻るボタン対策とマルチウィンドウ対応
 
 - 3.8 O/Rマッピングとの関係
- 3.8.1 O/Rマッピングの課題
 - 3.8.2 SeamによるO/Rマッピングの活用
 
 - 3.9 まとめ
 
第4章 SeamでHello World
- 4.1 Hello World開発環境
- 4.1.1 準備
 - 4.1.2 seam setup
 
 - 4.2 定番のHello Worldプログラム
- 4.2.1 Strutsの場合
 - 4.2.2 Seamの場合
 - 4.2.3 ここまでのまとめ
 
 - 4.3 対話コンテキストを利用したHello World
- 4.3.1 動作確認
 - 4.3.2 Workspace
 - 4.3.3 Debugページ
 
 - 4.4 まとめ
 
第5章 Seamアプリケーション開発
- 5.1 開発準備
- 5.1.2 開発準備(データベース編)
 - 5.1.3 開発準備(アプリケーション編)
 
 - 5.2 アプリケーション仕様
- 5.2.1 ユースケース
 - 5.2.2 ドメインモデル
 - 5.2.3 画面遷移
 - 5.2.4 機能拡張のステップ
 
 - 5.3 [Step1]ブログアプリケーションを作ろう
- 5.3.1 クラス設計
 - 5.3.2 動作確認
 - 5.3.3 自動生成されたDDL
 - 5.3.4 ソースコード
 - 5.3.5 ここまでのおさらい
 
 - 5.4 [Step2]画面テンプレートを利用しよう
- 5.4.1 テンプレート概要
 - 5.4.2 ソースコード
 
 - 5.5 [Step3]ドメインモデルを拡張しよう
- 5.5.1 動作イメージ
 - 5.5.2 自動生成されたDDL
 - 5.5.4 ソースコード
 
 - 5.6 [Step4]エンティティBeanでバリデーションしよう
- 5.6.1 動作確認
 - 5.6.2 ソースコード
 - 5.6.3 ちょっとおさらい
 - 5.6.4 表現力のあるメッセージ表示しよう
 - 5.6.5 Ajaxでバリデーションしよう
 
 - 5.7 [Step5]画面遷移と対話
- 5.7.1 3種類の遷移方法
 - 5.7.2 pages.xml
 - 5.7.3 pages.xml応用編
 - 5.7.4 画面遷移をJavaからpages.xmlに
 - 5.7.5 プレビュー画面を追加して対話にしよう
 - 5.7.6 「戻る」と「再描画」
 
 - 5.8 [Step6]例外ハンドリング
- 5.8.1 例外ハンドリング概要
 - 5.8.2 アノテーションによる宣言
 - 5.8.3 XMLによる宣言
 
 - 5.9 [Step7]テストをしよう
- 5.9.1 Seamのテストサポート
 - 5.9.2 SeamTestとは
 - 5.9.3 TestNGで動かす
 - 5.9.4 Mock
 
 
第6章 Seamインテグレーション
- 6.1 Seamインテグレーション概要
- 6.1.1 現状業務システムのとある課題
 - 6.1.2 JBoss jBPMとは何か
 - 6.1.3 JBoss Droolsとは何か
 
 - 6.2 認証と承認とDrools
- 6.2.1 Identityとログイン
 - 6.2.2 hasRoleと承認
 - 6.2.3 承認とDrools
 - 6.2.4 まとめ
 
 - 6.3 SeamとjBPMで業務を「見える化」
- 6.3.1 jBPM環境
 - 6.3.2 業務フローを「見える化」
 - 6.3.3 Seamアプリケーションから業務フローを操作する
 - 6.3.4 ブログアプリケーションに適用する
 - 6.3.5 タスクも「見える化」
 - 6.3.6 プロセス進捗状況も「見える化」
 - 6.3.7 まとめ
 
 
第7章 JBoss Application Serverの基本
- 7.1 JBoss ASのインストール
- 7.1.1 JDKのインストール
 - 7.1.2 JBoss ASのインストール
 - 7.1.3 JBoss ASの起動
 - 7.1.4 JBossの AS停止
 
 - 7.2 JBoss ASのディレクトリ構成
- 7.2.1 トップレベルディレクトリ
 - 7.2.2 サーバ設定セットディレクトリ
 
 - 7.3 JBoss ASのアーキテクチャ
- 7.3.1 JBossの起動処理
 - 7.3.2 サービス
 
 - 7.4 JBoss ASの各種サービス
- 7.4.1 defaultサービス一覧
 - 7.4.2 サーバ設定セットのカスタマイズ
 
 - 7.5 ログ設定
- 7.5.1 ログ設定のカスタマイズ
 
 
第8章 JBoss ASデプロイメント 8.1 デプロイとは
- 8.1 デプロイとは
- 8.1.1 アーカイブファイル
 - 8.1.2 ホットデプロイ
 - 8.1.3 展開型デプロイ
 
 - 8.2 JBoss ASにデプロイ可能なアプリケーション
- 8.2.1 WAR
 - 8.2.2 EJB-JAR
 - 8.2.3 EAR
 - 8.2.4 SAR
 
 - 8.3 データソースの設定
- 8.3.1 データソースとは何か
 - 8.3.2 データソースの種類
 - 8.3.3 データソース設定
 
 - 8.4 O/Rマッピング
- 8.4.1 O/Rマッピングの設定
 - 8.4.2 JPA
 
 - 8.5 クラスローダ
- 8.5.1 クラスローダの基本
 - 8.5.2 Java EEにおけるクラスローダ
 - 8.5.3 JBoss ASのクラスローダ
 - 8.5.4 これだけは覚えておこう
 
 
第9章 JBoss AS運用ノウハウ
- 9.1 この値はどこで設定するのか、デフォルト値は何か
- 9.1.1 ヒープ
 - 9.1.2 ポート
 - 9.1.3 IPアドレス
 - 9.1.4 トランザクションタイムアウト
 - 9.1.5 ステートフルセッションBeanのライフサイクル
 - 9.1.6 コネクションプール
 - 9.1.7 スレッド数
 
 - 9.2 Apacheと連携させるには
- 9.2.1 mod_jk
 
 - 9.3 複数のJBoss ASを起動させるには
- 9.3.1 ポートを分ける
 - 9.3.2 IPアドレスを分ける
 
 - 9.4 管理コンソールを使いこなそう
- 9.4.1 JMXコンソール
 - 9.4.2 管理コンソールのセキュリティ
 
 - 9.5 コマンドラインでサーバ制御
- 9.5.1 twiddle
 - 9.5.2 twiddleのセキュリティ
 
 
第10章 JBoss ASトラブルシューティング
- 10.1 JBoss ASが起動しません!
- 10.1.1 「UnsupportedClassVersionError」
 - 10.1.2 「Error: no `server' JVM」
 - 10.1.3 「コマンドプロンプトが一瞬で消える」
 - 10.1.4 「Could not create deployment」
 - 10.1.5 「java.net.BindException: Address already in use」
 
 - 10.2 アプリがデプロイできません!
- 10.2.1 「Incomplete Deployment listing」
 - 10.2.2 log4j問題
 
 - 10.3 クラスが見つかりません!
- 10.3.1 「ClassNotFoundException/NoClassDefFoundError」
 - 10.3.2 ClassCastException
 - 10.3.3 「デプロイ変更が反映されない」
 
 - 10.4 こんなときどう対処すればいいのか?
- 10.4.1 「ブラウザから接続できない!」
 - 10.4.2 「デプロイを繰り返しているとOutOfMemoryErrorになる」
 - 10.4.3 「JBoss ASがハングした」
 
 
Appendix JBossプロジェクト
- JBossプロジェクト一覧
 
プロフィール
皆本房幸
埼玉県生まれ。2000年ごろからOSSベースのEJBに興味を持ち、2001年より個人でJBossマニュアルの翻訳を始める。その後、jboss-fan MLを通じて、日本での初期のJBossユーザ活動に関わる。2006年日本JBossユーザ・グループ(JJBug)設立時の発起人。
著者の一言
JBossはオープンソースで開発されたJavaエンタープライズミドルウェアです。そして、そのオープンソース開発を支えるのはコミュニティです。日本JBossユーザ・グループ(JJBug)は、ドキュメント翻訳、勉強会、各種イベントの参加という形でJBossの普及活動に取り組んでいます。本書は、JJBugメンバーの有志がそこでの活動の成果をまとめ、最新のJBossプロダクトの活用方法について整理したものです。
本書では、どの章もJBossのノウハウや活用のヒントが詰まっています。JBoss SeamについてはSeam 2.0の国内初の本格的なプログラミングの解説になっていますし、JBoss Application Serverについては基本のみならず、カスタマイズ、運用ノウハウ、トラブルシューティングなど実践的な内容を提供できたと思います。本書によって、JBossを使ったシステム開発の参考として活用していただけたら幸いです。