組込みプレスSelectionシリーズリコールを起こさないソフトウェアのつくり方

[表紙]リコールを起こさないソフトウェアのつくり方

紙版発売
電子版発売

A5判/344ページ

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4216-6

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この本の概要

さまざまな電子機器がソフトウェアで制御されるようになった昨今,トヨタのハイブリッド車プリウスのブレーキ問題をはじめソフトウェアが絡んだリコールが年々増加しています。ソフトウェアは見えないだけに,何がどのようにして問題を起こしているのか簡単には解明できません。

本書では大規模,複雑化したソフトウェアにどのようにして問題が入り込むのかを実例をもとに解き明かし,日本のソフトウェアプロジェクトにフィットしたマネージメント技術および,ソフトウェアの品質と開発効率向上の両立を実現するためのソフトウェアの資産化の技術を解説します。また,付録で「MISRA SA;MISRAソフトウェア安全解析ガイドライン」の概要を紹介しています。

こんな方におすすめ

  • ソフトウェア開発の初級者の方
  • 新人でこれから目指すべき道筋が見えていない方
  • ハードウェアエンジニアで「なぜ,ソフトウェアは問題を起こすのか」を常々疑問に思っている方
  • ソフトウェアプロジェクトマネージメントの技術を学んでいて,どうして自分のプロジェクトでうまくいかないのか悩んでいる方
  • 組織内でソフトウェア品質問題に頭を抱えている方

著者プロフィール

酒井由夫(さかいよしお)

1987年よりクリティカルデバイスのソフトウェア開発に約20年間従事する。おもに16bitのワンチップマイコンを使った信号処理,リアルタイム組込みシステムの開発を行い,商品の仕様立案からソフトウェア開発のプロセス管理,プロジェクトマネージメント,安全性・信頼性の検証,保守,ソフトウェア技術者教育など組込みシステム開発に関する幅広い領域を経験する。オブジェクト指向設計やプロダクトライン戦略を商品開発に生かすことも試みている。商品開発を常にアーキテクトの視点から分析し,「具体から抽象へ」というアプローチにこだわる。2003年より,SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会),EEBOF(Embedded Engineer's Birds Of a Feather)に参加している。2006年よりソフトウェア品質技術の指導・支援,ソフトウェア技術者の育成に携わる。

著書には,『組込みソフトエンジニアを極める』(日経BP社,2006年,ISBN 978-4-8222-8272-1)がある。

2006年から開設しているブログサイト『組込みソフトウェア工房』(Embedded Software Manufactory)では,ソフトウェアに関するフリーのテクニカルジャーナリストとして,ソフトウェア品質やソフトウェアの安全設計・事故分析,日本のソフトウェア技術者の特性,プロジェクトマネージメント,マーケティング,組織改善,問題解決,技術者育成などさまざまな視点でソフトウェア開発に関する問題に切り込んでいる。ブログサイト『組込みソフトウェア工房』にて,著書の解説やフォローアップ,読者との意見交換も行う。

組込みソフトウェア工房:http://embeddedsoftwaremanufactory.blogspot.com/