Software Design plusシリーズプロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで

[表紙]プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで

紙版発売
電子版発売

B5変形判/472ページ

定価3,278円(本体2,980円+税10%)

ISBN 978-4-7741-9397-7

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書籍の概要

この本の概要

Rubyの文法をサンプルコードで学び,例題でプログラミングの流れを体験できる解説書です。
ほかのプログラミング言語で開発経験のある人が,Rubyを学ぶ際に効率的に学べる内容を詰め込みました。
プログラミング未経験者向けの「変数とは」「配列とは」といったプログラミング基礎知識の説明は最小限にし,そのぶんRubyの特徴(他プログラミング言語との違い),Rubyにおけるリファクタリングの要点,テスト駆動開発やデバッグのやり方など開発現場で必要になる知識を解説しています。
本書の内容を理解すれば,開発の現場で必要とされるRuby関連の知識を一通り習得できます。そして,「今まで呪文のようにしか見えなかった不思議な構文」や「実はあまりよくわからないまま,見よう見まねで書いているコード」も自信をもって読み書きできるようになるはずです。
本書はRuby 2.4をベースに解説します。Ruby 2.2や2.3など,少し前のバージョンで動きが異なる場合は,適宜注釈を入れています。

こんな方におすすめ

  • Rubyのプログラミングを学びたい人
  • Rubyのテスト駆動開発やデバッグ技法を学びたい人
  • Railsを学ぶにあたりまずはRubyを学びたい人

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

補足情報

以下のURLから本書著者が開設したサポートページに移動できます。このサポートページでは,本書で使用しているサンプルコードやRuby 2.5以降の変更点などを載せています。

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目次

第1章 本書を読み進める前に

  • 1.1 イントロダクション
  • 1.2 本書の概要
  • 1.3 Rubyについて
  • 1.4 Rubyのインストール
  • 1.5 エディタ/ IDEについて
  • 1.6 Rubyを動かしてみる
  • 1.7 本書のサンプルコードがうまく動かない場合
  • 1.8 この章のまとめ

第2章 Rubyの基礎を理解する

  • 2.1 イントロダクション
  • 2.2 Rubyに関する基礎知識
  • 2.3 文字列
  • 2.4 数値
  • 2.5 真偽値と条件分岐
  • 2.6 メソッドの定義
  • 2.7 例題:FizzBuzzプログラムを作成する
  • 2.8 文字列についてもっと詳しく
  • 2.9 数値についてもっと詳しく
  • 2.10 真偽値と条件分岐についてもっと詳しく
  • 2.11 メソッド定義についてもっと詳しく
  • 2.12 その他の基礎知識
  • 2.13 この章のまとめ

第3章 テストを自動化する

  • 3.1 イントロダクション
  • 3.2 Minitestの基本
  • 3.3 FizzBuzzプログラムのテスト自動化
  • 3.4 この章のまとめ

第4章 配列や繰り返し処理を理解する

  • 4.1 イントロダクション
  • 4.2 配列
  • 4.3 ブロック
  • 4.4 ブロックを使う配列のメソッド
  • 4.5 範囲(Range)
  • 4.6 例題:RGB変換プログラムを作成する
  • 4.7 配列についてもっと詳しく
  • 4.8 ブロックについてもっと詳しく
  • 4.9 さまざまな繰り返し処理
  • 4.10 繰り返し処理用の制御構造
  • 4.11 この章のまとめ

第5章 ハッシュやシンボルを理解する

  • 5.1 イントロダクション
  • 5.2 ハッシュ
  • 5.3 シンボル
  • 5.4 続・ハッシュについて
  • 5.5 例題:長さの単位変換プログラムを作成する
  • 5.6 ハッシュについてもっと詳しく
  • 5.7 シンボルについてもっと詳しく
  • 5.8 この章のまとめ

第6章 正規表現を理解する

  • 6.1 イントロダクション
  • 6.2 正規表現って何?
  • 6.3 Rubyにおける正規表現オブジェクト
  • 6.4 例題:Rubyのハッシュ記法を変換する
  • 6.5 正規表現オブジェクトについてもっと詳しく
  • 6.6 この章のまとめ

第7章 クラスの作成を理解する

  • 7.1 イントロダクション
  • 7.2 オブジェクト指向プログラミングの基礎知識
  • 7.3 クラスの定義
  • 7.4 例題:改札機プログラムの作成
  • 7.5 selfキーワード
  • 7.6 クラスの継承
  • 7.7 メソッドの公開レベル
  • 7.8 定数についてもっと詳しく
  • 7.9 さまざまな種類の変数
  • 7.10 クラス定義やRubyの言語仕様に関する高度な話題
  • 7.11 この章のまとめ

第8章 モジュールを理解する

  • 8.1 イントロダクション
  • 8.2 モジュールの概要
  • 8.3 モジュールのミックスイン(includeとextend)
  • 8.4 例題:deep_freezeメソッドの作成
  • 8.5 ミックスインについてもっと詳しく
  • 8.6 モジュールを利用した名前空間の作成
  • 8.7 関数や定数を提供するモジュールの作成
  • 8.8 状態を保持するモジュールの作成
  • 8.9 モジュールに関する高度な話題
  • 8.10 この章のまとめ

第9章 例外処理を理解する

  • 9.1 イントロダクション
  • 9.2 例外の捕捉
  • 9.3 意図的に例外を発生させる
  • 9.4 例外処理のベストプラクティス
  • 9.5 例題:正規表現チェッカープログラムの作成
  • 9.6 例外処理についてもっと詳しく
  • 9.7 この章のまとめ

第10章 yieldとProcを理解する

  • 10.1 イントロダクション
  • 10.2 ブロックを利用するメソッドの定義とyield
  • 10.3 Procオブジェクト
  • 10.4 例題:ワードシンセサイザーの作成
  • 10.5 Procオブジェクトについてもっと詳しく
  • 10.6 この章のまとめ

第11章 Rubyのデバッグ技法を身につける

  • 11.1 イントロダクション
  • 11.2 バックトレースの読み方
  • 11.3 よく発生する例外クラスとその原因
  • 11.4 プログラムの途中経過を確認する
  • 11.5 汎用的なトラブルシューティング方法
  • 11.6 この章のまとめ

第12章 Rubyに関するその他のトピック

  • 12.1 イントロダクション
  • 12.2 日付や時刻の扱い
  • 12.3 ファイルやディレクトリの扱い
  • 12.4 特定の形式のファイルを読み書きする
  • 12.5 環境変数や起動時引数の取得
  • 12.6 eval,バッククオートリテラル,sendメソッド
  • 12.7 Rake
  • 12.8 gemとBundler
  • 12.9 この章のまとめ

付録 Ruby on Railsの習得に向けた予備知識

  • A.1 イントロダクション
  • A.2 Railsの独自拡張になっている機能を理解する
  • A.3 フレームワークの変化の速さに追従する
  • A.4 アプリケーション設計に関する知識
  • A.5 Web技術に関する知識
  • A.6 データベースに関する知識
  • A.7 セキュリティに関する知識
  • A.8 テストの自動化に関する知識
  • A.9 GitやGitHubに関する知識
  • A.10 サーバや運用に関する知識
  • A.11 gemに関する知識と定期的なアップデート

著者プロフィール

伊藤淳一(いとうじゅんいち)

1977 年生まれ。大阪府豊中市出身,兵庫県西脇市在住。
学生時代はミュージシャンを志し,就職もせずにバンド活動を続けていたが,ひょんなきっかけでIT業界に就職。
SIer,社内SEを経て,2012年から株式会社ソニックガーデンでRubyプログラマとしてのキャリアをスタート。
ブログやQiitaなどで公開したプログラミング関連の記事多数。説明のわかりやすさには定評がある。
地域Rubyコミュニティ・西脇.rbの主催者。
訳書(電子書籍)に「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」(Aaron Sumner 著,Leanpub)がある。
Twitter:@jnchito
ブログ:https://blog.jnito.com