レポート

2008年8月8日(金),WEB+DB PRESS plusシリーズの新刊『[24時間365日]サーバ/インフラを支える技術』発売記念の勉強会を,無事に終えることができました。みなさま,本当にありがとうございました。

「サーバ/インフラ Tech Meeting」案内板

 「サーバ/インフラ Tech Meeting」案内板

会場へと続く扉の前でお出迎えする「サーバ/インフラ Tech Meeting」案内板。いよいよ勉強会の開始です。

編集長のオープニングトーク

 編集長のオープニングトーク

WEB+DB PRESS編集長による会場説明とオープニングトーク。その中で,『[24時間365日]サーバ/インフラを支える技術』の執筆者の一人,ひろせ まさあき氏による企画当初のラフ(手書きメモ)を初公開。この1枚のラフからスタートし,1冊の書籍ができました。

企画当初のラフ(手書きメモ)板

企画当初のラフ(手書きメモ)

完成した書籍

完成した書籍

「この本を書いたわけ ……いまのあなたとこれからのあなたに」(ひろせ まさあき氏)

「この本を書いたわけ ……いまのあなたとこれからのあなたに」(ひろせ まさあき氏)

KLab(株)のひろせ まさあき氏によるセッション。序盤では(オープニングトークで)「メモをさらされました」と少々照れ気味でしたが,「本書はどんな本なのか?」「なぜこの本を書いたのか」「本書の構成」など,「この本を書いたわけ」が丁寧に紹介されました。

本の中でも「本書について」を寄稿してくださったひろせ氏。今回の勉強会のご参加くださった方々,Ustreamで視聴してくださっていた方々,そして,本書の読者のみなさまへ向けて,紙面ではなかなか伝えられなかった貴重なメッセージが詰まったセッションでした。

「メモがさらされました」と,ひろせ氏

「メモがさらされました」と,ひろせ氏

「この本を書いたわけ」のまとめ

「この本を書いたわけ」のまとめ

「Linuxカーネルの読み方」(伊藤 直也氏)

「Linuxカーネルの読み方」(伊藤 直也氏)

続くセッションは(株)はてなの伊藤 直也氏。本の中では,4節分を寄稿くださった伊藤氏。今回のセッションでは,担当節の中から4.1節「Linux単一ホストの負荷を見極める」を取り上げて,サーバ/インフラ担当者にもお勧めの「Linuxカーネルのソースコードの読み方」が紹介されました。

セッションの冒頭では一瞬バイナリが登場し参加者のごく一部から驚き(?)の声が出ましたが,本編では「読んで(結果的に)よかったこと」「読むための道具」「どのように読んでいくのか」などが一つ一つ紹介されました。終盤では「読んで(改めて)わかったこと」として,「GNU開発ツール」「CPU の機能(x86)」「オブジェクト指向」が挙げられていたのが印象的でした。セッションでは,広くカーネル開発者以外がカーネルソースを読むことについて,それで得られる副次的な効用についても,時折言及されていました。

「カーネルソースに触れたことで」,の効用

「カーネルソースに触れたことで」,の効用

(カーネルソースを)「読んでわかった必要な知識」

(カーネルソースを)「読んでわかった必要な知識」

「DSASのこれから ……もっとダイナミックなシステムへ」(安井 真伸氏)

「DSASのこれから ……もっとダイナミックなシステムへ」(安井 真伸氏)

KLab(株)の安井 真伸氏は,同社で運用しているDSASについて,今後の展望を中心に紹介。元々DSASはDynamic Server Assign Systemの略。これをベースに国語辞典から単語を探るという一瞬古典的なプレゼン手法(?)と思いきや,「ダイナミック」という単語にフォーカスし,DSASにおける現在の意味,これから実現したい機構など,続々と「ダイナミック」に関するスライドが展開されました。

安井氏は,本の中では1章「冗長化の基本」,2章&3章内のストレージサーバ,DNSサーバ,そして6章「DSASのなかみ」と,導入から事例に至るまで,幅広い内容を平易に紹介を解説してくださいました。そんな同氏が,セッションまとめのくだりで言葉にした「インフラって楽しいよ!」は,極めて明快なメッセージとなったのではないでしょうか。

「DSASってなに?」では,テーマであるDSASについて

「DSASってなに?」では,テーマであるDSASについて

「なにがダイナミックなの?」以降,ダイナミックの徹底研究

「なにがダイナミックなの?」以降,ダイナミックの徹底研究

「はてなのインフラいま,むかし」(田中 慎司氏)

「はてなのインフラいま,むかし」(田中 慎司氏)

4人めに登場してくださったのは,はてな(株)の田中 慎司氏。同社のインフラの変遷について,インフラ初期2001-2002年から現在に至るまで,構成図,実機や作業風景のなどをふんだんに盛り込みながら紹介されました。

前半は,2004年2月の同社東京移転時はサーバ台数50台,2005年の新サービスのリリースラッシュ時には200台...,と年単位で時間を追いながら,いくつかのキーとなったという転機を押さえてインフラの変遷が簡潔に解説されました。後半は,インフラとサービス開発との両輪へと話が拡がり,現在の取り組みを紹介。「Xen」「Hadoop」「サーバ管理ツール」「セットアップの簡略化」など,インフラからサービスまで従来のインフラで語られていたより格段に広い範疇で新たな試みが進んでいるそうです。

「課題の認識」では,日々変更がかかるWebアプリを支えるインフラの難しさも

「課題の認識」では,日々変更がかかるWebアプリを支えるインフラの難しさも

「まとめ」,インフラの仕事はとてもクリエイティブです!

「まとめ」,インフラの仕事はとてもクリエイティブです!

プレゼント大抽選会

プレゼント大抽選会

4人1人が当たる!

4人1人が当たる!

(株)オライリー・ジャパン,KLab(株),(株)はてなのみなさまのご協力で,当日ご参加いただいたみなさまへ,プレゼント抽選会を行いました。

編集長によるクロージング

編集長によるクロージング

当日ご来場いただいた方々,Ustream,IRCでご参加いただいた方々,関係者のみなさん,ご参加/ご協力いただき,本当にありがとうございました!

『[24時間365日]サーバ/インフラを支える技術』サイン会

『[24時間365日]サーバ/インフラを支える技術』サイン会

執筆陣6人全員によるサイン会となりました。多くの方々にご参加いただき,ありがたいかぎりでした。

関係者全員の記念撮影

関係者全員の記念撮影

動画にご協力いただいたcojiさん,本書のデザイナのid:n-yujiさん,執筆者のみなさんにご協力いただいて記念撮影。支える感じで,一枚。ありがとうございました!

執筆者の記念撮影

執筆者の記念撮影

執筆者の記念撮影

貴重な機会と,もう二枚だけ。きりっと切り替えてと思いきや,やっぱり支えてくださいました。

会場について

会場について 会場について

会場は,東京ミッドタウンのリエゾンセンター(財団法人日本産業デザイン振興会)の方々にご協力いただきました。ありがとうございました。

今回の勉強会の動画,資料は,以下で公開中です。ぜひご覧ください!
【URL】http://gihyo.jp/event/2008/24svr-tech-meeting/slide-movie

公式タグ

本勉強会の公式タグは,24svr-TechMTGです。

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  • [WEB+DB PRESS plusシリーズ]サーバ/インフラ Tech Meeting

    @東京ミッドタウン
    Ust と IRC を設置していた。IRC は画面を前面スクリーンに投影していた。割りと静かでした。
    公式タグやトラックバック先などを用意しておくのはいいすね。
    この本を書いたわけ ……ひろせまさあき(KLab)
    上のレイヤーから下のレイヤーへ
    無知駆動
    引...

    Tracked : #1  ヨタの日々 (2008/08/14, 11:38)

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