組込みプレス Vol.7

[表紙]組込みプレス Vol.7

2007年5月7日発売
B5判/216ページ
定価1764円(本体1680円)
ISBN 978-4-7741-3103-0

今号の特集概要

巻頭企画1
コンパクトにわかる
[ドメイン別]組込みシステムの現在

本企画では,毎回いくつかのドメイン(業種)を取り上げ,それぞれの特徴・課題・取り組みなどを,コンパクトに解説します。第1回目は「宇宙システム」「複合機」「車載ソフトウェア」です。

特集1
押えておくべき技術領域とその勘所
組込みソフト設計の極意と心得

組込みソフトウェアは,利用者にとって身近なアプリケーション部分とハードウェアに近い部分では設計時に着目しなければならない個所は大きく異なります。本特集では,ハードウェアに近い部分に焦点を絞って,架空の電子レンジ開発をベースに知っておくべき最低限の知識とそれを活用するポイントを解説します。

特集2
文系エンジニアのためのハードウェア講座
電子工作キットことはじめ

「この回路図記号って何だっけ?」「トランジスタってラジオのことじゃなかったの!?」――ソフトウェアの比重が大きくなった今日の組込み開発の現場では,こういうこともしばしば。本特集は,電子工作キットを通じて,よりハードウェアに身近になれる文系エンジニア応援企画です。

特集3
iPodLinuxとPodzillaで実践
iPodで学ぶ組込みソフト開発

本特集は組込み開発の流れを,iPodという比較的入手しやすい“組込みデバイス”を題材にクロスコンパイル環境の構築から紹介します。

特別企画
付せん1枚からはじめる
アジャイル開発

大規模化,複雑化に伴って,品質問題が顕著に表れるようになってきた昨今の組込みシステム開発。そんなとき,開発条件に適したプロセスが導入されているかを見直すことも,重要な手段の1つではないでしょうか?
本企画では,組込み分野でも導入されることが多くなってきた開発プロセス「アジャイル」を,組込み開発現場の身近なところから取り入れるノウハウを紹介します。まずは“付せん1枚”から始めてみませんか?

目次

巻頭企画
コンパクトにわかる
[ドメイン別]組込みシステムの現在

  • 宇宙システム
    地球からもっとも離れた組込みシステム,人工衛星「だいち」と「はやぶさ」……檜原弘樹
  • 複写機
    家庭用からオフィス・学校・官公庁まで,用途に合わせた複写機「デジタル印刷機」……松嶺恭守
  • 車載ソフトウェア
    リアルタイム性と品質管理が求められる電子制御ユニット「ECU」……佐藤洋介

特集1
押えておくべき技術領域とその勘所
組込みソフト設計の極意と心得

  • 第1章:組込みソフトとは?
    立場によって異なる設計を理解する……坂本裕司
  • 第2章:ブロック図を描いてみよう
    ワンチップマイコンと周辺コントローラとの関わり……坂本裕司
  • 第3章:データシートを読んでみよう
    必要な情報をいかに抽出するか……坂本裕司
  • 第4章:ソフトウェアブロック図を描いてみよう
    視点を変えてバリエーションを増やすと見えてくる問題点……坂本裕司
  • 第5章:状態遷移図を描いてみよう
    システムとさらに小さい単位の処理の状態……坂本裕司

特集2
文系エンジニアのためのハードウェア講座
電子工作キットことはじめ

  • 第1章:電子工作キットの魅力
    回路や部品のしくみに強くなる……松本幸夫
  • 第2章:電子工作の予備知識(1)
    電子部品の基礎……松本幸夫
  • 第3章:電子工作の予備知識(2)
    必要な工具とはんだ付けのコツ……松本幸夫
  • 第4章:電子工作キットにチャレンジ!
    回路動作の理解,配線と取り付け……松本幸夫

特集3
iPodLinuxとPodzillaで実践
iPodで学ぶ組込みソフト開発

  • 第1章:iPodLinuxのインストール
    導入からファイルの更新操作まで……ジークルー
  • 第2章:クロス開発環境の構築と実践
    簡単に構築できるCygwin→iPod環境……ジークルー
  • 第3章:GUIプログラミング
    Podzillaモジュールを利用したゲームの作成……ジークルー
  • 第4章:iPodでアセンブラプログラム
    OSレスで直接デバイスを操作する……ジークルー

トリロジー企画
オブジェクト指向技術による
実践!モデル駆動開発

  • シーズンII~システム分析編~
  • 第1章:ユースケースドリブンによるモデリング作業
    シナリオ,シーケンス図,クラス図……小麦田哲也,徳江愛,監修:橋本隆成
  • 第2章:並行性の分析
    タスク分割の考え方と実践……小麦田哲也,徳江愛,監修:橋本隆成
  • 第3章:今回解説したユースケース記述……小麦田哲也,徳江愛,監修:橋本隆成

特別企画
付せん1枚からはじめる
アジャイル開発

  • 第1章:組込みでのアジャイルとは?
    現場の問題点から開発手法を探れ……平鍋健児
  • 第2章:実践!TDD,リファクタリング,ペアプログラミング
    「ライントレース」から読みとるアジャイル開発の手段と目的……細谷泰夫
  • 第3章:設計・開発プロセスから見たアジャイルの導入術
    まずは「できるところ」「効果がありそうなところ」から……前川直也
  • COLUMN:結合テストでのプロジェクトファシリテーション
    ~ファームウェア開発~……門田博智

一般記事

  • 今日も晴れるかな~組込み業界を支える女性たち~
    【第4回】四人四様の職業意識……みわよしこ/企画協力:根木勝彦
  • 隣の組込み野郎 Wiiリモコンでプレゼンテーションの巻……近藤寛喜
  • コマンドライン開発再入門
    GCC,Makefileを使いこなせ!……高木信尚
  • 組込みの愉快なOSたち
    ~QNX編~……田口聡樹,初野泰秋
  • シーラさんと愉快な飛行船の仲間たち
    アーキテクトインタビュー
    • 【第2回】レイヤ全体見えてますか?……二上貴夫
  • 小規模開発プロジェクトの回し方
    8Kで指令コードを作る~マジカルボックス……二上貴夫
  • WinDriverを用いたカーネルの知識ゼロからのドライバ開発……編集部
  • ARM研究所
    【第1回】ARM社とARMプロセッサの歴史……阿部睦
  • 組込み教育委員会
    ETSS/ETEC/OCRES情報

コメント

  • 派遣会社とテスターの関係(西村洋一様へのお返事)

    「押えておくべき技術領域とその勘所 第1章:組込みソフトとは?へのご意見をいただき、誠にありがとうございます。

    さて、本特集での読み手は組込み初心者を想定しており、登場するエンジニアの前提も特に断りのない限り、初心者を想定しております。

    組込みソフトを開発するエンジニアが所属する会社が派遣会社であった場合にある特定メーカへ常駐する場合のことを書いている部分ですが、「エンジニアとして組込み開発を行うことが最初」という意味で「最初のうち」は「テスター」と書かせていただきました。

    その会社との取引が最初、というような意味での「最初のうち」ではありません。

    スキルのある組込みエンジニアがテスターとして仕事請けることは、おっしゃるとおり、余りないケースだと思います。

    今後とも表現には注意していく所存ですので、ご理解いただければ幸いです。

    Commented : #6  坂本裕司 (2007/07/30, 12:21)

  • 組込み屋はいつも貧婚層様

    Webから「小林道場」へのご投稿まことにありがとうございます。

    (念のため…)廃刊の予定は今のとこありませんので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

    Commented : #5  「小林道場」主 (2007/07/20, 20:05)

  • 小林道場の課題に応募

    「”組込みプレス”は世の中の組込屋が死に絶えるまで続けてほしいね。・・・何だもうすぐ廃刊か!!」

    Commented : #4  組込屋はいつも貧婚層 (2007/07/10, 21:14)

  • 押えておくべき技術領域とその勘所 第1章:組込みソフトとは?

    "派遣の人は最初はテスタから入る事が多い"という事が書かれていますが、私の経験では、メーカさんは即戦力と成り得るスキルと経験を持ったエンジニアを選別しています。最初からプロジェクトの中心に回される事が多いと思います。長くいる人になると職場の”神様”(あるいは独裁者)になってる事もあります。組込みの場合、ソフトウエアエンジニアの中でも育成が難しいのですが、この国では20年以上も派遣や請負のエンジニアの使い捨て、使い回しに明け暮れたためエンジニアの高齢化が目立っているように思います。

    Commented : #3  西村洋一 (2007/07/01, 15:06)

  • 文系エンジニアのためのハードウェア講座

    文系の人が工学系エンジニアと同じ仕事をしていても、その差は縮まらないと思います。むしろ工学系にない専門知識を生かし、”回路”や”プログラム”から離れて広い視点に立った仕事をしてもらう方がよいと思います。属人的になり易い組込みの現場では、案外文系エンジニアへの期待は大きいのではないでしょうか。

    Commented : #2  西村洋一 (2007/07/01, 14:52)

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