Oracleは11月22日(米国時間)、クロスプラットフォームのオープンソース仮想化ソフトウェア「VirtualBox」の最新アップデート「VirtualBox 5.2.2」をリリースした。5.2系としては初のメンテナンスアップデートとなる。
- Changelog for VirtualBox 5.2
VirtualBox 5.2.2の最大のアップデートは、11月12日に正式リリースされたばかりのLinux 4.14 LTSをサポートしている点。これにより、Linux 4.14ベースの各ディストリビューションをVirtualBoxの仮想マシン上で動かすことが可能になる。また、BeOSライクなOSである「Haiku」などエキゾチックなゲストOSを対象に、HDAオーディオサポートを追加している。
ユーザインタフェース周りでは、高解像度スクリーンの改善や(CD-ROMやDVDなど)、オプティカルイメージおよびフロッピーイメージのデュプリケート機能の追加、VMM(バーチャルメディアマネージャ)の改善などが行われている。また、VirtualBox 5.1.2から報告されていた、OS XホストとLinuxゲストの間でクリップボード共有が失敗するバグも改善されている。