Ubuntu Weekly Recipe

第382回 達人になれない人のためのtmux/screenラッパープログラムByobu入門2015

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F5:設定などの再読み込み

F5キーはプロファイルを再読み込みし,ステータスラインを更新します。ステータスラインが何かおかしくなった時に試してみると良いでしょう。

Alt-F5キーはByobuのUTF-8モードのオン・オフを切り替えます。UTF-8モードがオンのときはプロンプト文字列の末尾が二重各括弧「⟫(U+27EB⁠⁠」になり,ステータスラインの左端にあるUbuntuロゴがUbuntuフォントの私用領域(PUA)に格納されているUbuntuのロゴマーク(U+E0FF)となります注3⁠。ステータスラインがずれたり,プロンプトの表示がおかしくなる場合はUTF-8モードを切ってみてください。

注3)
Ubuntu以外の環境の場合,Debianなら「@⁠⁠,CentOSなら「※⁠⁠,Archなら「A⁠⁠,Gentooなら「>⁠⁠,MacならU+F8FF(Appleのロゴ)などが表示されます。

Shift-F5キーではステータスラインの設定を切り替えていきます。切り替え可能な設定は,⁠~/.byobu/status」「tmux_right」です。つまりコメントアウトされていない行をコメントアウトしたうえで,次のコメントアウトされている行を有効化しているだけです。普段は表示しないが一時的に表示するようにしたいステータスなどを設定しておくと便利です。

Ctrl-F5キーでは以下の環境変数のリロードを行います。

DISPLAY DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS SESSION_MANAGER GPG_AGENT_INFO
XDG_SESSION_COOKIE XDG_SESSION_PATH GNOME_KEYRING_CONTROL
GNOME_KEYRING_PID GPG_AGENT_INFO SSH_ASKPASS SSH_AUTH_SOCK
SSH_AGENT_PID WINDOWID UPSTART_JOB UPSTART_EVENTS
UPSTART_SESSION UPSTART_INSTANCE"

ssh-agentやgpg-agent,X転送などが有効な複数のホストからデタッチ・アタッチして接続する時に便利です。なおこの処理自体はbyobu-reconnect-socketsを実行しているだけなので,手動で実行してもかまいません。

Ctrl-Shift-F5キーでは「byobu-select-profile -r」を実行することで,ステータスバーのカラースキームをランダムに変更します。複数の異なるホストに接続している時,カラースキームを変えておけば,区別しやすくなるでしょう。

図6 いろいろなカラースキーム

図6 いろいろなカラースキーム

F6:セッションのデタッチとアタッチ

F6キーを押すとセッションをデタッチしてログアウトします(detach⁠⁠。Shift-F6キーだとデタッチのみ行いログアウトはしません。Alt-F6キーでは自分以外のクライアントをデタッチします(detach-client⁠⁠。Ctrl-F6では現在のペインを破棄します(kill-pane⁠⁠。

F7:コピーモードの操作

F7キーでコピーモードに入ります(copy-mode⁠⁠。Alt-PageUpやAlt-PageDownはコピーモードに入りつつ,スクロールアップやスクロールダウンします。

Shift-F7キーは現在のペインを最大32,768行分ペーストバッファーに取得し(capture-pane -S -32768⁠⁠,ペーストバッファーを「$BYOBU_RUN_DIR/printscreen」に保存し(save-buffer⁠⁠,その内容を新しいウィンドウにviewコマンドで表示します。

F8:ウィンドウの状態変更

F8キーはウィンドウの名前を変更します(rename-window⁠⁠。Ctrl-F8にするとセッションの名前変更になります(rename-session⁠⁠。

Shift-F8はペインのレイアウト変更です(next-layout⁠⁠。次の順番で切り替わっていきます。

  • even-horizontal:すべてのペインを水平方向に等間隔に並べます。
  • even-vertical:すべてのペインを垂直方向に等間隔に並べます。
  • main-horizontal:画面上半分を0番のペインとし,残りを画面下半分に水平方向に並べます。
  • main-vertical:画面左半分を0番のペインとし,残りを画面右半分に垂直方向に並べます。
  • tiled:すべてのペインをできるだけ等間隔にタイル上に並べます。

Alt-Shift-F8とCtrl-Shift-F8は現在のレイアウトをリストア・保存します。内部的にはlist-windowsの内容を保存するbyobu-layoutコマンドを実行しているだけです。

図7 レイアウトのリストア画面

図7 レイアウトのリストア画面

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。