Ubuntu Weekly Recipe

第621回 Ubuntu 20.04 LTSでxrdpを使用する

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RDPクライアント

Remmina

RDPクライアントを2種類紹介します。まずはUbuntuにインストールされているRemminaです。こちらはバージョンに応じてUIに差異がありますが,設定項目は同じなので18.04 LTSの例で紹介します。

Remminaについては図3を見てもらえばわかるとおり,⁠サーバー」⁠ホスト名またはIPアドレス)は必須で,⁠ユーザー名」「User password」はなくても構いません。⁠解像度」も任意ですが,ここでは「1152x864」としています。これは筆者は仮想マシンをこの解像度で動作させているからであり,深い意味はありません。

図3 Remminaでの設定

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「色数」「共有フォルダー」は注意が必要です。⁠色数」「True color (24bpp)」くらいにしておくのが妥当と思われます。⁠GFX」「RemoteFX」が付いているものにすると接続できませんでした。⁠共有フォルダー」はフォルダーであれば何でもいいですが,アルファベットのフォルダーであることが望ましいです。

VPSなどインターネットに直接アクセスできる環境下でRDPを使用する場合は「SSH Tunnel」を設定するのが望ましい(といいつつ事実上必須)ですが,本稿では解説を省略します。間違ってもポート3389を開放するようなことは避けてください。

リモートデスクトップ接続

Windowsにインストールされているリモートデスクトップ接続の場合も,設定する項目自体はほぼ同じです。実のところ第549回で紹介したのと似たような感じですが,改めて紹介します。

リモートデスクトップ接続の「全般」タブでは「コンピューター」にホスト名またはIPアドレスを入力します。⁠ユーザー名」はなくても構いません図4⁠。

図4 ⁠全般」タブの設定

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「画面」タブでは解像度と色数を設定してください図5⁠。⁠ローカルリソース」タブでは「プリンター」のチェックを外し,⁠詳細」をクリックしてください図6⁠。⁠ローカルディスク」にチェックを入れると,手元のハードドライブ(HDDやSSDなど)の共有ができます図7⁠。あとは「接続」をクリックして接続してください。

図5 ⁠画面」タブの設定

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図6 ⁠ローカルリソース」タブでは「プリンター」のチェックを外す

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図7 ⁠ローカルディスク」にチェックを入れると共有フォルダーになる

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最近のWindows 10にはsshクライアントがインストールされています。そこで,VPSなどインターネットに直接アクセスできる環境下でRDPを使用する場合は,PowerShellを起動してsshクライアントで3389ポートを転送する,という手も使えます。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese TeamとLibreOffice日本語チームのメンバー。LibreOffice,VirtualBox,Joplin,Budgieデスクトップなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。