障害が発生したリモートのマシンにログインする
ここまでの手順はマシンに物理的にアクセスできることが前提でした。たとえばシングルユーザーモードやInitramfsは,
サーバーのようにリモートにあるマシンにトラブルが発生し,
- ※8
- ただしその待機系ですら,
たとえマニュアル通りに設定してあったとしても, トラブル時に自動的に切り替わってくれるとは限りません。いやほんと。設定を行ったあとはきちんとテストしましょう。
待機系を用意する余力も,
- ※9
- 別にこれだけでなく,
他にも回避策は考えられるのですが, 今回の記事も長くなってしまったのでまた次回以降に。
機材を問わず実現できる可能性が高いのは,
最近だとシリアルポートのないマシンは多いですが,
- ※10
- Wake on LANに関しては第135回のPowerWakeとgWakeOnLanでWake-on-LANも参考になるはずです。
リモートのマシンがサーバースペックであれば,
BMCがあればシリアルコンソール経由の操作,
BMCはIPMI
BMC/
Ubuntuの場合,ipmitool
コマンドを利用できます
- ※11
- 他にもipmiutilとかfreeipmiとかOpenIPMIとかさまざまな実装が存在します。
$ sudo apt install ipmitool
テストには電源状態の確認コマンドを使うと良いでしょう。
$ ipmitool -I lanplus -H <BMC/IPMIのIPアドレス> -U <ユーザー名> power status
「-I lanplus
」-H
」/dev/
経由でローカルマシンのBMCにアクセスするため,
ネットワーク経由だとアクセス時にBMC/-P <パスワード>
」
これで電源のオン/オフがわかりますし,
IPMIで運用上おそらく一番よく使うのがシリアルコンソールへのログインです
$ ipmitool -I lanplus -H <BMC/IPMIのIPアドレス> -U <ユーザー名> sol activate
solがSerial Over LAN関連の設定であることを意味し,
シリアルコンソールから抜けるのは~.
」~~.
」
サーバー側のBIOS設定で
ちなみにBMC/
他にもいろいろなことができるので,